マーブルクレイジュエリー協会
代表理事 堀内ありさです。
初めましての方はこちらへ♡
協会ホームページ
何かの購入を決める時に
●安ければ安いほど良い
●1円でも安いものが嬉しい
●無料サービスとかオマケとか大好き
とか思います？？
まぁ私も家計を管理する主婦としては分かります。
日用品とか食料品とかで全く同じメーカーのなら安い方が嬉しいです。
とはいえ安物買いの銭失いとか安かろう悪かろうなどと言った上手い言い回しがある様に、なんでもかんでも安い方が良いと思って物を選んでいる訳でもありません。
安いには安いなりの理由がありますし、その裏で何が起こっているのか？などを考えているからだとは思います。
協会の代表として作家さん達の作品の販売価格について相談される事が多いですが、共通して感じることは価格設定安すぎ問題です。
数百円とかかろうじて千円台売っていても作ってる工程考えたら、その値段で売ってたら多分続けられませんよ？って感じのものも多いです。
安くしたくなる気持ちは分からないでも無いです。
●始めたばっかりだし
●地元の委託ショップで3桁じゃないと売れないって言われるし
●〇〇サイトでは1000円以下の商品ばっかり売れてるし
などなどもっともな理由もたくさんですしね。
ですがそれって、とりあえず目先の売れるかどうか？だけに気を取られていて長期的な目線にはなっていないという事に気づいて欲しいと思います。
目先のお金が欲しいだけならそれでも良いんでしょうが、そうだとしても薄利多売と言って安ければ安いほど数を売らなければ行けなくなります。
数をこなすのに一個人の作家が企業さんなどと肩を並べた売っていく事が出来るのでしょうか？
作家さんとして活動したいのですが？
ただの内職屋さんになりたいのですか？
今一度考えてから値段ではなく作品の価値で選ばれる作家さんになる為にどうしたらいいのかな？という事を考えられる人の方が結局は長続きするよね！という事を知って頂ければな！と思います。
私は自分の作品を安いから買う！なんて思われている時点で1人のクリエイターとしては悔しいです。
作品が好きだから買う！と思っていてほしいし、裏を返せば安いから買うというのは、値段で選ばれているので他にもっと安い人がいれば簡単にお客様は離れて行ってしまいます。
今、日本は「安い日本」と世界から見られていて物価が安くなりどんどん世界と格差が広がっています。
ガソリンやスマホなどの世界基準で売れるものは日本がデフレだからと言って下がることはありません。
今の時代生きていく上で絶対に必要なガソリンやスマホの値段が世界基準で上がり続けているので、気が付けば高すぎて車にも乗れないスマホも持てないなんてそんな時代が来るのかもしれませんよね。
安いから良い！物の価値を下げ続けるのは、巡り巡って自分の食いぶちとなる収入に繋がりいつかは自分の首を絞めることになるのです。
とりあえず目先の為、、に価値を下げるのを当たり前にしてしまうのを少しずつ辞めて行きましょう。
もちろん価値のない物に高額な値段を付けるのも間違いですが、安易な安売り程恐ろしいものはありません。
来月の頭に協会メンバーさんに向けて、値段設定や利益率についてのお話をさせて頂きますがやはりそういうお勉強というのはしっかりみんなでしていけたらいいなと思います。
そして価値を伝えるというのはどういう事なのか？
考えられればと思います。
ものすごく簡単に言うと、そのお値段を出してでも納得頂ける理由があります！ということを明確に伝えられているか？というのが大事になって来ます。
●工場で大量生産されているどこのスーパーで買える100円のプリン
●烏骨鶏のその日の朝採れた卵を使い一つ一つ店舗でパティシエが手作りで焼き上がる一日50個限定の800円のプリン
どっちが魅力的ですかね？
どっち好きなのかとかはその人によると思いますし、いつでも買える方が嬉しい！と思う人もいるだろうしどっちが優劣とかはありません。
ただ前者は企業だからこそ続けられる事です。
後者の内容なら同じプリン800円出しても納得だろうし、ここのプリンのお店なら他のスイーツも買ってみたい！というお店への信頼に繋がって行きますよね。
作家さんが楽しく長く続けていけるお手伝いが出来たらな〜と思います。
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