今日は、以前あげた記事の中で書いた
筋肉のスイッチON╱OFFという話から
「身体とのコミュニケーションの取り方」
について書いてみようかなと思います。
こちらの記事の中でご紹介した
ローカル・スタビライザー
グローバル・スタビライザー
グローバル・モビライザー
という3つの機能別カテゴリー。
簡単にざっくりいうと
安定のために仕事をする筋肉たち
丁寧な動きのコントロールを担う筋肉たち
パワーとスピードを生み出す筋肉たち
みたいな感じかな。
それぞれに役割や担当部署が違うので
当然、仕事の量も負荷も違います。
の筋肉たちの分担は
小さな負荷、狭い範囲の仕事。
ずっと安定的に働き続ける必要がある。
なので起きて活動中は
基本的にいつもスイッチON。
20%くらいの出力で仕事し続ける感じ。
の筋肉たちは
中程度の負荷の仕事を担当。
担当範囲ももう少し広くなります。
動きの「調整役」なので
仕事は無いときとあるときがある。
だからスイッチはON╱OFFする。
メインの目立つ仕事は担わないから
パワーの出力は50%くらいだけど
この子たちがいるから
丁寧な美しい所作が生まれます。
の筋肉たちの分担は
大きな動きを伴う目立つ仕事とか
スピード感のある仕事。
動きの方向性を決めるのもこの子たち。
わりと自己主張が強いタイプ。(笑)
広範囲で派手に仕事するから
でっかいパワーを発揮する分
すぐに疲れちゃって長続きしない。
こんなふうに筋肉たちの「仕事」を
擬人化して考えてみることで
結構カラダの理解が深まったりします。
そして
それぞれの特長をよく知っておくと
それぞれの筋肉のタイプに合わせた
円滑な「コミュニケーション」が取れる!
例えば、
「よし!こう動くぜ!」
みたいに体に命令送ると反応するのは
のチームの子たちなんですよね。
に対してのチームの子たちとは
もっと丁寧に詳細なやり取りをしながらの
双方向なコミュニケーションて感じ。
で、のチームの子たちは
自動化されているよう仕事なので
命令されなくても働き続けてくれる
みたいな。
だから、指示の仕方とか
コミュニケーションの取り方
を間違ってしまうとですね
本来のパフォーマンスを発揮できない
なんてことがあったりするんですよ!
自分の身体を自分でコントロールできる
というのは、私たちが本来の持っている力。
でも、その力がうまく機能していないのが
私たち現代人なので、だからこそ
ピラティスをおすすめしているのですが...
ピラティスエクササイズを行なう際にも
身体に間違った指示を出しているケースが
意外と多かったりするのです。
間違った指示
間違ったコミュニケーション
これは『コントロロジー』ではありません。
※ピラティスは元々コントロロジーと呼ばれていました。
コントロロジー=コントロールの哲学。
ピラティスさんの造語です。
ピラティスって言い換えると
身体と上手にコミュニケーションを取る練習
とも言えるのかもしれません。