体に見える心の癖 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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以前、少しだけ合気道を習っていたときがありました。
(上の写真は夫。夫は合気道をしています。)


全く上手になれないままやめてしまったので
合気道を語るなんてことは出来ないのですが、
合気道を体験したからこそ得られた学びは
私の中にいまも沢山残っています。


一番最初の大きな気付きは
「私は他者と関わったとたんに不器用になる」
ということでした。


合気道って、技をかける側と技を受ける側とがいて、
お稽古では二人組になったり、数人で組んだりして練習します。


私がそれまでにやったことのある運動といえば、
子どもの頃に習ったことのある水泳、バレエ、
そしてエアロビクスやアクアエクササイズ、ピラティス、
とどれも「自分ひとりで」「自分の体ひとつで」動くものばかり。


唯一、ピラティスのマシンエクササイズが「他者」と関わる動きですが、
マシンは意思を持たないので、ほぼほぼ私がコントロールできます。


ところが合気道は互いに「意思をもつ他者」と関わらなければなりません。
これが私にはすごく難しかった!


ひとりで動作を練習することは難なくできるんです。
むしろ人より割と器用なくらいに。
ところが他者と関わったとたんに、とんでもなく不器用になる。


これは合気道を体験してみなければ分からなかったことでした。


そして、体を通して「体験」して気付きました。
私はマインド面においてもそうかもしれないって。


心って目には見えないから、無意識の心の癖ってなかなか気付きにくいもの。
でも体を通すとダイレクトに「体感」できるんだなぁと思いました。


「心と体のつながり」を理論ではなく経験として分かった瞬間でした。