新しい習慣を「自動化」するには | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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ピラティスライフ・ナビゲーター
西村由美です

 

 

 

 

姿勢とか、歩き方とか、動き方とか、いわゆる「癖(くせ)といわれるものは、

これまで生きてきた過程で身につけてしまった「無意識の習慣」だといえます。

 


 

 

 くせ 【癖】 

 1無意識に出てしまうような、偏った好みや傾向。習慣化している、あまり好ましくない言行。

    「爪をかむ―」「なくて七―」「怠け― (ぐせ) がつく」
 2習慣。ならわし。

    「早起きの―をつける」
 3一般的でない、そのもの特有の性質・傾向。

    「―のある味」「―のある文章」
 4折れ曲がったりしわになったりしたまま、元に戻りにくくなっていること。

    「髪の―をとる」「着物の畳み― (ぐせ) 」

 


 

 

 

カラダのことでいうと、自分にとって不都合ではないパターンが習慣化されることは

とくに問題ではないと思います。



例えば、私には大好きなベーシストさん(坂本竜太さん )がいるのですが・・・

私は彼のちょっと右肩を上げて右斜め上を見上げながらベースを弾く仕草が

とっても好きだったりします。 ←この仕草、>>>こちらのPV で観ることができます^^)

そんなふうに、その人のちょっとした「癖」が「味」になってたりする場合なんかもある。

アスリートとかダンサーとかミュージシャンとか、“魅せる”という意味では「癖」も「個性」。

それがパフォーマンスを低下させてしまったり、カラダの不調の原因になっていたり、

カラダの機能的に無理があったりしなければ、改善する必要はないんじゃないかな。

 

 

でも、もし「痛み」などの症状に表れたり、動作パフォーマンスが低下したりする場合には、

その「習慣=癖」を改善する必要性を感じたりもしますよね。

 


 

 

 

無意識のうちに身につけてしまった間違った習慣を改善するには、

新たな習慣を「上書き」していく必要があります。

ピラティスは、そんな「上書き」作業のようなエクササイズです。

 

 

新たな動きのパターンを学習(習得)していくときには、

それが「自動化」されるまでには5万回の反復を要する

と言われています。

 

 

この「5万回の反復」というのは、

エクササイズを5万回しなければならない、

という意味ではありません。

日常生活の中で、いかに学習を繰り返していくか、

それがすべてこの5万回に含まれます。

 

 

単純に考えて、短いスパンでワークアウトを繰り返したほうが

体が学習する・意識している確率は上がると思われますので、

日常生活の中での意識性も高くなるはず。

 

 

そう考えると、過去記事「ピラティスを行なうペース 」の中で

最初の目安となる、と書いた「10回」のセッションと、

上記の「5万回の反復」は必ずしも比例しないので、

癖の改善という視点から考えていくと、

その癖の強度や生活(パフォーマンス)への影響の仕方などによって

適切なペースは変わってくるのではないかと思います。


 

 

 

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