そんな質問を受けたとき、私がするピラティスの説明って、
実は毎回毎回違ってたりします。
だから、Aさんが思ってるピラティスとBさんが思ってるピラティスは
もしかしたら全然違うのかもしれません。
いや、そもそも説明だけではなくて、セッションを受けていただいたお客様も、
一人として全く同じ内容のセッションになることはないわけです。
このあたりは流派によって多少の違いはあるのではないかと思います。
また、インストラクター自身の考え方によっても。
けど、私がピラティスを最初に学んだSTOTT PILATES は
上記のような考え方がベースにありますし、私自身の考え方としても、
ピラティスってそういうものだと思っています。
だって、一人一人カラダには個性があるわけだし、生活習慣も、生きてきた過程も、
求める効果(成果)も、その人によって全然違うわけだから。
ではセッションがどんなふうに進んでいくのか、についてカンタンにご紹介しますと・・・
プライベートセッションでは、まずお客様の情報をたくさん教えていただくことから始まります。
ピラティスを受けようと思ったきっかけや期待すること(目的)、解決したいと思っていること、
生活習慣、お仕事、過去の経験(運動・ケガetc.)、そして今のカラダの状態などなど。
今のカラダの状態、については「姿勢」や「動き方」から情報を読み取っていきます。
インストラクターはお客様の情報を元にどこに、何にフォーカスすべきかを見極め、
それを解決する方向へと導いてくれるエクササイズをセレクトしながらセッションを進めていきます。
ときには最初に見極めたものと違うフォーカスポイントが、動き始めてから見つかることもあります。
そんなときはその都度、方針を変更しながらセッションを進めていきます。
つまり、いつもどんなときもお客様ご自身がくださる情報を元に進んでいく、という感じです。
なので、ピラティスのプライベートセッションでは
カラダや動きにまつわる問題解決のお手伝いができるわけです。
言い換えると、自分を最適化するためのカラダからのアプローチ法のひとつ。
とはいえ、これはあくまでも私が考えるピラティスだったりします。
また、プライベートセッションとグループレッスンによっても違いますし、
グループレッスンについても少人数なのか大人数なのかによっても違います。
だけど、カラダの基本的ルール、みたいなものはあったりしますので、
そこをはずさなければ、そして何より「今の自分自身」をベースに考えていけば、
どんな道をたどったとしても自分最適化を目指すことは可能だと私は考えています。