ピラティスと骨盤の配置 その1 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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今日は9月からスタートした新グループクラスの2回目のレッスンでした。
今回のレッスンはピラティスの基本である「骨盤の配置」にフォーカス。


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日常生活においても、姿勢や動きの中で「骨盤(と腰椎)」の安定性はとても大切な要素。
ピラティスでは「ニュートラル」と「インプリント」という2つのポジションを使うことによって、
骨盤の安定性にフォーカスしていきます。


「ニュートラル」は「中立的・中間的」というような意味で、
骨盤がどちらにも傾いていない中間位にあること。
立っているときや座っているときには、骨盤が垂直に立っている状態、
マットに横たわっているときには、骨盤が水平(マットと平行)となるのが目安。
骨盤がニュートラル・ポジションにあることは、自然な脊柱のS字カーブにつながって、
つまりは、もっとも安定した、最適な衝撃吸収ができるポジションだと言われています。


ニュートラルなアライメント(脊柱の配列)が立っても座っても動いても安定できる、
という状態を最終的には目指したいわけなのですが、ピラティス・エクササイズではまず、
脊柱がマット(地面)によってサポートされた状態でエクササイズを行なうことによって、
ニュートラルに安定できるチカラを養っていくことから始めていきます。


骨盤のニュートラル・ポジションはこんなふうにして 見つけることができます。
というわけで、過去記事からコピペ。(笑)

・・・・・・

ピラティスで骨盤のニュートラルポジションを見つける方法のひとつに、
「ロッキング・ペルビス」という動きがあります。


仰向けに寝転んで、両膝を曲げ、足は腰幅に開いておく。
骨盤を前傾させたり後傾させたりしながら、その可動範囲を探りつつ、
その2つの間のどこかに位置するニュートラルポジションを見つける。

西村由美の武庫之荘ピラティスライフ【姿勢ノココロ・呼吸ノココロ】-SN3O21210001.jpg 西村由美の武庫之荘ピラティスライフ【姿勢ノココロ・呼吸ノココロ】-mini_110511_21560001.jpg
モデルは姫。 (←5歳児に骨盤の動きを教えるのは超大変なり~)


ロッキング・ぺルビス=骨盤をゆらす。


そうなんだ。
行ったり来たりしながら最適な“真ん中”を見つけていくんだ。
最初っから“ここが正しい真ん中”って決めつけるものじゃない。


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冒頭にニュートラルは「骨盤が水平(マットと平行)となるのが目安」と書きましたが、
必ずしも水平に保たなければならない、というわけではないんです。
背中や腰を無理に反らせてまで水平にしようとすべきではありません。


ちなみに「水平」の目安とするのは、こしぼねの前部(上前腸骨棘)と恥骨を結ぶ三角形。

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その三角がマットと平行になる、というのが大体の目安になりますが、あくまでも目安であって、
個人個人の骨格や筋肉の付き方によってはそうでない場合もありますのであしからず。


もしニュートラル・アライメントが安定しない場合には「インプリント」というポジションを取ります。
そのインプリント・ポジションについての説明は その2 に続きます。