生き方在り方の問答師、
与古田 透龍（よこたとおる）です。
本日も僕と一緒に
「答えのない問いかけ」を通して、
人間の生き方・在り方について
考えていきましょう！！！
はじめましての方は
こちらを読んで頂けると嬉しいです。
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あなたは知っていましたか？
日本の昔ばなし、「舌切り雀」には
ある驚くべき「謎」が隠されていたことを。
そして、
この「謎」を紐解くことが
現代を生きる僕たちにとっても
とても大事な生き方を教えてくれることを。
ということで、
今日は「舌切り雀」について
お話ししていきます。
舌切り雀の夫婦の謎
あなたは考えたことがありますか？
なぜ性格が真逆の2人が
夫婦として描かれたのか？
と。
「舌切り雀」の
おじいさんは
優しくて正直者。
おばあさんは
意地悪で欲張り。
性格が真逆の2人が
おじいさんおばあさんになるまで
夫婦をやってるんです。
冒頭でサラッと出てきますが、
ここ、
不思議に思いませんか？
世の中的に良く言われることですが、
「長年連れ添うと性格まで似てくる。」
ですが、
この「舌切り雀」の夫婦は
性格が真逆です。
現代を生きる僕たちの感覚なら、
どこかで熟年離婚しても
おかしくないような、
そんな感じがしませんか？
でも、この物語で
夫婦を性格が真逆と描いたからには、
何か意味があるはずなのです。
もちろん作者がなぜこう書いたのか？
当時の記録などは残ってはいないでしょうし、
都市伝説的な解釈もいくつもあるかと思います。
なので、僕としては
生き方在り方の教訓として
この物語から導き出せることは何か？
という観点で掘り下げていきます。
そう考えていく為に重要な問いがこちらです。
「夫婦はなんの象徴なのか？」
ここですね。
これは、結論を先にお伝えすると、
夫婦とは僕たちの心の象徴です。
というのも、
こういった物語、
特に夫婦や恋人、
運命のパートナーや、
バディなどなど、
物語の主軸が2人となっている作品から
教訓を得ようとする時、
2人は1人だとみてみることが
効果的だったりします。
というか、
だいたいそういう作品って、
2人の性格とか意見とか、
考え方や価値観
真逆なのに、
協力してうまくいったり、
あるいは破滅に至ったりと、
描かれているのですが、
それこそが僕たちの心の姿ありよう
そのものなんですよね。
夫婦という観点で見ても、
生涯を共にするパートナーということもあり、
自分の心の象徴として捉えてみると、
とても面白いです。
というかですね、
こういった形式で、
夫婦として描かないと、
僕たちというのは
冷静に自分自身と
向き合うことができません。
もっと言えば、
古来から、
神話から経典に至るまで、
物語形式になっているのは、
物語を通して、
人としての生き方在り方を考えなさいよ、
ということなんです。
何故ならば、
自分で自分のことを見ることって
どうしても僕たちは苦手だからです。
自分のこととなると特に、
自分の都合のいいように見てしまいますから。
余談ですが、
自己理解を深めていると勘違いしている人ほど
偏ったモノの見方をしている人が多いです。
真に自己理解を深めた人は、
自己理解を深めた、
という感覚さえ持ち合わせていません。
自己理解を深めたと思っているうちは、
何も自分のことを理解してないのです。
なので大事なのが、
こういった
物語から何を学ぶか？
になるわけです。
この「舌切り雀」でいえば、
自分と
性格が真逆の人と
共に生きること
ここを言いたいがために、
夫婦を真逆に描いているのです。
自分の性格や価値観、
意見や考え方が真逆と人と、
夫婦のような関係を築くことができるか？
こう聞かれた時、
あなたはどう答えるでしょうか？
「舌切り雀」から学ぶべきことは
まだまだありますので、
次回またお話ししていきます。
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