駿河湾に一体何が起きているのか!小さな生き物の危機 | misaのブログ

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遊びに来てくださって ありがとうございます!

昨日は、お誕生日のお祝いメッセージをたくさん頂き、ありがとうございました。

誕生日の日に徹夜しながら、自分の決意表明とも言える原発即時撤廃に向けての記事を書き上げました。

樋口元裁判長のご夫妻からもお祝いメッセージを頂け、関東での講演会にご快諾をいただけたのが何よりのプレゼントとなりました。

そんな中、リブログ下さったokanさんの記事に、驚くべき発言が載っていました。

それは、原発の利権にどっぷり浸かってしまった人間の本音であり、原発立地のうま味を覚えてしまった自治体が、原発依存から抜け出せない実情を見事に表しているのでした。


敦賀発電所の放射能漏れ事故の後の講演会での元滋賀市長・高木孝一氏の発言

私は、まあ魚屋さんでも、あるいは民宿でも100円損したと思うものは150円貰いなさいというのが、いわゆる私の趣旨であったんです。100円損して200円貰うことはならんぞ、と。本当にワカメが売れなくて、100円損したんなら、精神的慰謝料50円を含んで150円貰いなさい、正々堂々と貰いなさいと言った。

一昨年の事故で大きな損をしたとか、事故が起きて困ったとかいう人は全く一人もおりません。まあ言うなれば、率直に言うなれば、一年一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の町の現状なんです。笑い話のようですが、もうそんなんでホクホクなんですよ。

敦賀2号機を設置すれば電源三法交付金が7年間で42億入ってくる。三法のカネが7年間でそれだけ入ってくる。それに『もんじゅ』がございますと、出力は低いですが、その危険性……、うん、いやまあ、建設費はかかりますので、建設費と比較検討しますと、入ってくるカネが60数億円になろうかと思っておるわけでございます。

まあそんな訳で短大は建つわ、高校はできるわ、50億円で運動公園はできるわね。そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりができるんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。これは(私は)信念を持っとる、信念!

その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50年後に生まれた子どもが全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。こういうふうに思っております。」

<抜粋終わり>

まぁ、よくこんな事を口に出して平氣で言えたものだと驚きました。

お金に目がくらんで、命というかけがえのない物の存在を忘れてしまっています。

これと同じ体質が、原発だけでなくリニア中央新幹線でも、沖縄の辺野古埋め立て問題にもあるのです。

実は今、駿河湾に異変が起きています。

一例をあげれば、「駿河湾の宝石」とも呼ばれる桜エビがいなくなってしまっているのです。



桜エビの不漁は、巨大地震の前兆ではないかとまで騒がれています。



桜エビ漁は近年、記録的な不漁が続いておりますが、この春少しだけ目にする事が出来ました。

だけど、近所のスーパーで売られている桜エビは、トレイに薄っぺらく一列だけ並んでおり、その割に500円とすごく高額な為、誰も手を出さないのでした。

桜エビが獲れなくなった原因として、海水温の上昇もあるかとは思うのですが、先日、別の要因が絡んでいるのでは、と意外な展開となって来ているのです。

そのニュースを知ったのは、なんとストップ・リニアのメンバーさんのメールからでした。

駿河湾の桜エビの漁獲量が例年の4分の1になっているのは、富士川上流のリニア残土処分の影響が原因かも知れない。。


リニア新幹線のトンネル工事残土置き場周辺をひっきりなしに行き交うダンプカー⬇︎

早川の川沿いには、リニアのトンネルの残土だけでなく、中部横断自動車道のトンネル工事で出た残土の山もあるようです。

工事現場では大手ゼネコンのキャッチコピー「地図に残る仕事」と書かれた看板が立っているそうです。

何ですか、それ。地球に傷跡を付けているって事ですよね。

早川を昔から見てきた地元の男性(74)の言葉が胸につき刺さります。

「自然の濁りは2、3日たてば消えるが、ここ10年ほど前からはいつまでたっても濁りが消えないようになった。人の手が入り過ぎ、自然を変えてしまっているのだろうか。。」






我が家の近くの富士川からこんなに濁り水が出ていたなんて。。

以前に講演をお聴きした事のある「リニア・市民ネット山梨」の代表・川村晃生慶応大名誉教授は、桜エビ不漁との関係を想定し、4月2日に質問書を長崎幸太郎知事宛てに提出しました。


静岡県の川勝知事は「サクラエビとの関連でわれわれは神経質になっていたが、(他県の川のため)調査ができなかった。濁りは工事がないと出ない。徹底的に調べたい」と述べ、山梨県やJR東海に協力を求め原因を探る方針だという事です。

また、由比港漁協の宮原淳一組合長は「われわれだけの力では原因を究明しようにも限界があった。行政が県境を越えて調査に乗り出してくれるのは誠にありがたい」と述べています。

県を越えて協力して原因を探り、濁りの元を取り除いて欲しいです。

濁りが、桜エビだけでなく、他の生物たちの命を奪ってしまう前に。

この事は、沖縄の辺野古埋め立て工事にも言えます。

また、川の下にリニアのトンネルを掘ると、川が枯れます。


リニア新幹線のトンネルがほとんど通らない静岡県でさえも、これだけの影響があるのです。

地球の大地を削り、山の横腹に穴を開け、自然を破壊し続ける人間たち。

一方自然は、みつばちなどの小さな虫や微生物の一匹にもちゃんと役割りを与えてくれています。

地球上の全ての生き物の役割りによって、結果、きれいな水や空氣や食べ物が生まれ、そのおかげで私たちは生きていられる。

しかし、ひとつの生物の命が欠けることによって、生態系は崩れていくのです。

人間は、他の生物たちの厄介者になってはいけません。地球の守り手にならなくては。

今、私たちに一番要らない物が原発とリニア。

この動画は、絶対にご覧下さい!⬇︎




利権でうるおう一部の人々の暴挙から、地球を守るには、非力かも知れないけど、決して無力ではない私たちひとりひとりの力を合わせる事です。

まずは、皆んなに情報を知ってもらう事から。