1月24日のこと。エジプト観光9日目にして、アスワンから再びカイロに舞い戻って参りました。
宮殿ホテル・メナハウスから見えたピラミッド⬇︎
そして、25日は早朝から大ピラミッド貸切りです。
貸切りにすると、「王の間」だけでなく「女王の間」も「地下の玄室」にも行けるのです。
せっかくピラミッドに行くのだったら、絶対に『ピラミッドやスフィンクス貸切りのツアー』にお申込みされる事を強くお勧めします。
そうでないと、昼間はこの混雑ぶりです⬇︎
しかも、王の間しか入れず、1日限定200人!
早朝の貸切りで、しかもその日は砂漠では滅多にない恵の雨が降ったので、ホコリもなく浄化された綺麗な空氣になりました。
ピラミッド入口で、時計やカメラ・スマホを預けます。
時計などは、内部に持ち込むと狂ってしまうそうです。
撮影が出来ないので、階段の画像をお借りしました。
ピラミッドは他で散々登って来たので、もうこの手の階段は慣れました。
そして、ついに憧れの「王の間」に到着です。
王の間の壁は、それぞれ70トンの重さの石が100個積まれているそうです。
天井は、50トンの石が9個で出来ているそうです。
このような部屋が、地上から45mの高さにあるのです。
驚きしかありません。
あの有名な石棺もありました!(画像はお借りしました)
本来は、違う場所に置かれていたそうですが、そこだとパワーが凄すぎる為、今は端の方にあります。
これまで、幾度となくピラミッドの謎について書いて来ました。
★古代文明の謎
★ピラミッド5000年の嘘
★大ピラミッド秘密の部屋
建設方法を含め、こんなにも謎に満ちた建造物がこの世にあるというのが、とても嬉しいです。
そして、この石棺にも謎があるのです!
この石棺は、とっても硬い花崗岩の塊をくりぬいて作られているのです。
そのような工法でくり抜くには、現代で使われているダイヤモンドヘッドのパワードリルよりも、500倍早い速度で岩をくり抜かなければならないそうです。
製作の過程で切り出された筒状の花崗岩が英国の博物館に残っているのです。
その切り出された筒の周りには、らせん状の溝が残っていて、その溝は花崗岩の中を一回転で2.5ミリ進んでいるとか。
1983年式の工業用ダイヤモンドドリルでは、花崗岩の中を一回転で0.005ミリ進むのがやっとだそうです。
なので、500倍も優れた当時のドリルは、コンピューター制御された超音波加工という技術が使われていたのではないかと想像されています。
均整の取れたラメセス2世像も、ハトシェプスト女王のオベリスクの文字も、コンピュータ制御の技術ではないか?という事で科学者の意見が一致しています。
王の間は、音がとても響くと聞いていたので、ホントはシンギングリンを中で鳴らしたかったのです。
そしたら、花崗岩で出来ている「王の間」の石英(クリスタル)とクリスタルを原料に含むリンの全倍音が複雑に反応して、何処かの扉が開いてしまうんじゃ。。
なんて思ったのですが、エジプトはイスラム教の国なので、楽器演奏は厳しくNGなのです。
なので、龍の子アクアちゃんと王の間ではおとなしくしていました。
その後「女王の間」や「地下の間」にも行きましたが、地下の玄室で段差に膝を強打し、その傷跡が未だに残っています。
その傷跡を見る度に、これはかのピラミッド内でぶつけた時のもの。。と、大事な思い出のひとつにしています。
でも、それにしてももう半年も経つのにまだ8ミリも残っているなんてね。長い。。
まだまだピラミッドの謎は他にも沢山あるので、次回にお話したいと思います。
続く。。