健康だけが取り柄の私が、今月の初めに突然の「めまい」に襲われました。
最初は朝起きたら、ぐらっと来たのですが、起きてしまって静かにしている限りは収まっていました。
ところが2日目。
朝、布団から起き上がると部屋が大きくぐるんぐるんと回り、倒れてしまいました。
何度起き上がっても、ぐわ〜んと回ります。
目を閉じて横になっていても、回っているのが分かりました。
半日は、寝ていたのですが、お昼になったのでご飯を食べようと下に降りて行きました。
しかし、まだ回っていて氣持ち悪くなり、洗面所で嘔吐してしまいました。
何も食べていないので、水分しか出ませんでしたが、私が洗面所でかがみこみじっと動かないので、母親が「あんた何してるの?」と寄って来ました。
返事をする事も出来ませんでした。
ようやく母も、私が具合悪い事が分かったようで、背中をさすってくれました。
ご飯どころじゃなく、再び横になる事にしました。
相変わらず、地球は回り続けていました。
いつも元氣にあちこち飛び回っている私が、今回ばかりは絶不調です。
こんなにめまいが辛いとは、初めて分かりました。
夜になって、以前1カ月もめまいが続いたお友達に電話して、相談してみたのです。
そしたら、「めまい体操」というものを教えてくれました。
ひとことで「めまい」と言っても、
●回転性めまい
●浮動性(動揺性)めまい
●立ちくらみのようなめまい
の種類があり、私は「回転性めまい」で、しかも耳鳴りや難聴が伴わないので「良性発作性頭位めまい症」であると思われました。
◆はがれた耳石が三半規管に入って発症。運動不足の人にも多い
耳の奥には、内耳という器官があります。この内耳の耳石器と呼ばれる部分には、耳石(じせき)という小さな石があります。
耳石は頭部が傾くと耳石器の中で、その重みによって移動します。耳石の動きを感覚細胞が感知して、その情報を脳へ送っています。主成分は、骨と同じ炭酸カルシウムです。
耳石は、老化や頭部への衝撃ではがれ落ちることがあります。このはがれ落ちた耳石が、耳石器とつながる管状の部分、三半規管に入り込んでしまうのが、良性発作性頭位めまい症の原因です。
三半規管の内部はリンパ液で満たされています。頭が動けばこのリンパ液に流れが生じます。その流れを三半規管の付け根にあるクプラという膜状の構造物が感知し、脳へ情報を送ることで、脳は頭の動きを判断するのです。
三半規管に耳石が入るとリンパの流れが乱れます。頭の動きが止まっても耳石は転がり続けるため、脳へは「まだ頭は動いている」という誤った情報が送られるからです。
しかし、視覚や関節からは「頭は止まっている」という情報が送られます。この情報の差異に脳が混乱し、めまいが生じるのです。
「良性発作性頭位めまい症」が中高年女性に多いのは、骨粗鬆症と同様、ホルモンのバランスの乱れによって耳石がもろく、はがれやすくなるためでしょう。頭部への衝撃も、耳石がはがれる原因となります。
耳石は小さな粒の集まりです。三半規管に入っても、体(頭)を動かしていれば自然と砕け散り、リンパ液の流れを大きく乱すことはありません。ちなみに、砕けた耳石は耳石器の奥のほうで吸収されます。
しかし、運動不足では耳石が砕ける機会がありません。また、長時間頭を動かさないでいると砕けた耳石が一ヵ所に集まり、再び大きな塊になってしまいます。
運動不足の人に良性発作性頭位めまい症が多いのは、このためです。
<転載終わり>
しかし、頭の確度をゆっくり変えながら、三半規管にたまっている耳石を外に出すという治療法で8割以上のめまいが改善すると言うではありませんか!!
なのでさっそく、お友達が教えてくれた「めまい体操」をやってみました。
◆患者の8割以上がめまいを改善!良性発作性頭位めまい症を解消する体操
どちらの耳に耳石があるのか分からない為、左右両方やってみました。
動くたび、まだぐるんぐるんします。
一回では、治らないので二回同じことをやってみました。
そして、めまいに効くツボ押しもやってみました。
寝るまでは、まだめまいは治っていませんでした。
ところがです。
翌朝起きたら、昨日までのめまいが、嘘のように無いのです!!
あれは何だったの!?と言うくらい、元の私に戻っていました。
UCOさんに、「おととい、急な目眩が起こり嘔吐もしました。一日中、世界がぐるぐる回っていました。でも、昨日は、ケロリと治りました。」とLINEすると、「え?誰の話?」と。
いつも元氣な私の事だとは思わなかったようです。
だけど、健康状態は良くても、いつ「めまい」が襲ってくるかは誰にも分からないのです。
あの氣持ち悪い思いを、ずっとされないように「耳石」の事と、その解消法を知っておいて欲しいと思い、この記事を書いています。
「めまい外来」がある病院では、頭を動かして、瞬時に治してしまう所もあるそうです。
めまいの時、ひとりでは病院に行くのも難しいので、そういう時は是非この「めまい体操」をやってみて下さい。
余談ですが、めまいが1番ひどい時に書いたのが、この記事⬇︎だったのです。
★元伊勢外宮 豊受大神社を救え!
私が大きく揺れている時に書いた記事が、さとうみつろうさんのチャリティーコンサートに繋がり、コンサートの当日は、大阪が大きく揺れました。
このシンクロは、何だったのでしょう。