知床での謎の出来事 & 地震について | misaのブログ

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遊びに来てくださって ありがとうございます!

とうとう本日が北海道での最終日となります。

昨日は、羅臼「三の沼」までの2時間トレッキングをして来ました。

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まずは、知床自然センターで、熊レクチャーを受けました。

昨年、斜里町でのヒグマ目撃件数は1035件だったそうです。

大きなヒグマは、立ち上がると建物の天井にも届くと聞いて巨大さに驚きました。

熊に遭遇したら、慌てたり走って逃げたりしてはいけないそうです。

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本当は、羅臼湖まで行きたかったのですが、時間がないので「三の沼」まで行く事になりました。

当初の予定では、残雪もあり物凄く寒い場所なので、寒さ対策を万全にと言われていましたが、私たちが北海道入りした日から、毎日晴天となり寒さと暑さが逆転したようです。

防寒着を用意していたのに、全く必要なく、薄着でも汗びっしょりになりました。

残雪と羅臼岳と「二の沼」⬇︎
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こんな藪の中を行きます。足元はぬかるみなので、長靴をレンタルします。
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「三の沼」⬇︎
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途中から、羅臼岳が水面にきれいに映るようになりました⬇︎
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汗だくになり、トレッキングが終わったかと思いきや、今度は場所を変えて知床五湖の「一湖」までの高架木道トレッキングが始まりました。

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羅臼湖のトレッキングよりは全然楽ですが。

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知床連山です⬇︎
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知床五湖「一の湖」に到着しました⬇︎
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知床五湖と知床連山⬇︎
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私は30年前に、知床五湖の上を観光ヘリコプターで飛んだ事を思い出しました。

やはりその頃から高い場所が好きだったんですね。

遠くにエゾシカが何頭か見えました⬇︎
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高架木道を戻ります。
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帰る途中、トビーさんが至近距離にいるエゾシカを見つけました⬇︎
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耳にタグがつけられているこの鹿は、最近赤ちゃんを産んだそうで、赤ちゃんを何処かの草むらに隠して、母親は笹を食べに出て来ているみたいです。

駐車場に戻ると、つい先ほど熊が出没し、地上遊歩道は閉鎖になったと知りました。

昨日は二箇所で目撃されたそうです。
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北海道は、身近な場所でこんなにもクマが出没するというのを実感した出来事でした。

夜は、トビーさんの九死に一生の体験談と宿のアイヌの女将さんのお話会がありました。

最後まで、濃いお話を聞けました。

それから、野生動物と言えば、夜中に不思議な声を聴いたのです。

ブログを書き終え、寝ようとした1時半頃、女性の叫び声みたいな声が宿の外に響き渡ったのです。

ぎょっとしました。殺人事件でも起きたかと思いました。

そしたら、その後も断続的にその声はするのです。

聴いたこともない声でした。

トイレに行こうと部屋のドアを開けたら、Sさんが起きてしまったので、「変な声がするんだけど。。」とSさんにも確かにその声を聴いてもらいました。

そして、翌朝。。

今度は、物凄いカモメの鳴き声で5時半頃に起こされました。

海辺で、カモメの数が多い場所ではありますが、その時カモメは聴いた事もない鳴き方をしていたのです。

バラバラに鳴くのではなく、鳴く瞬間が全部揃っていたのです。

それはまるで、カモメが儀式をしているかのように、ただごとではない雰囲氣を醸し出していました。

同室のSさんも起き出して、その鳴き声に驚いていました。

ところがです。

朝食の時に皆んなにその二件の事をきいても、誰も知らないと言うのです。

聴いたのは、私たち二人だけ。誰も信じてくれないのです。

宿の方にきいても全く分からず、完全に私たち二人は変人扱いされる中、ようやく宿のお嫁さんが、ある情報を入れてくれたのです。

どうやら、カラスがカモメの卵を狙っていたようで、割れた卵が落ちていた、と。

もしかして、カモメは総動員してカラスから卵を守ろうと、一斉に同じタイミングで鳴いて威嚇していたのかも知れません。

何か、不思議な現象を垣間見てしまったのでありました。

別件の方は解明出来ませんでしたが。

それから、昨夜、北海道の厚真の辺りで、震度5弱の大きな地震があったようですね。

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厚真の梅さんメナさん、大丈夫でしたか?

こちら知床の方は全然揺れませんでした。北海道は広いのですね。

実は昨夜、偶然にアイヌのあるおまじないを知ったのです。

宿にある数冊の本の中から、たまたま「アイヌ語」と書かれた一冊を手に取り、パラパラとめくっていたら、サトちゃんが「あ、今、地震って書いてあった!」と言うのです。

で、1〜2ページ戻ってみると、そこには「地震しずめのまじない」とあったのです。

地震は、地底にいるアメマスなどの大きな魚が起こしているとアイヌの人は考えていました。

そこで、「地の底に行け」などと唱えてアメマスを脅し、地震を鎮めるんだそうです。

そのおまじないがこちらです⬇︎

クマンジャリ クマンジャリ クマンジャリ クマンジャリ

シリポクナクシ!シリポクナクシ!


昨夜ちょうど、皆んなで声に出して読んでいました。

北海道では最近、地震が多いみたいなので、アイヌの方々、このおまじないを思い出して下さい。

アイヌ民族でない方々も、地震が起きた時に少しでも揺れが小さくなるように、このおまじないを唱えて下さいね。

揺れていない時も、中央構造線の近くに行った時などに唱えておくといいかもです。

この話題は、後日書こうと思っていたのですが、昨夜地震が起きた為、急きょ加えておくことにしました。

本当に有意義なアイヌ旅になっておりますが、あと今日一日、目一杯アイヌ文化に触れさせて頂こうと思います。