23年間も気付いてもらえなかった人 | misaのブログ

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23年間植物状態と診断されていたベルギーの男性…実はずっと意識があった!

この男性は現在47歳のロム・ホウベンさん。

1983年、20歳の時の交通事故によって、ホウベンさんは体が完全に麻痺して動けなくなりました。

医師は「何も感じないし、何も聞こえていない状態」と考えていました。

だから、ホウベンさんには植物状態との診断が下されました。

しかし、ホウベンさんの家族はこの判定結果に疑問を感じていました。

それは、母親がホウベンさんに眼を動かすように頼むと、ちゃんとその方向に動かすといった反応が見られたからです。

このことは医師にも伝えていましたが、「神経性のチック症状か偶然の一致」と一蹴されてしまったそうです。


でも、納得の行かない家族は、2006年、大学病院の神経科医スティーブン・ロウレイズ医師にホウベンさんの診断を依頼しました。

世界最高水準のスキャンシステムで調べた結果、彼の脳はほとんど正常に機能していることが分かったのです。

体は麻痺していても、はっきり意識はあると確認されたホウベンさんは、今では車いすに乗り、1本の指で特別なタッチスクリーンを操り意思の疎通もできるまでに回復したと言う事です。

ホウベンさんは「私は忍耐強さを学び、今ようやく人と同じ場所にいる」と心境を明かしました。

ロウレイズ医師が他でも検査した所、植物状態とされる44人のうち、18人がコミュニケーションに応じたそうです。


やっぱり、そう言う方がたくさんいるんです 叫び

ホウベンさんの事は、宮ぷーさんの動画の中でも紹介されています。




意識があると気づいてもらえた日を、私は決して忘れないだろう。

それは私の2度目の誕生の瞬間だった。

死んでいないと分かってもらえた今、私は本を読みたい。

コンピュータで友と語り合いたい。

人生を楽しみたい。


私は「植物状態」と言う言葉がなんか好きになれません。

以前勤めていた病院では、看護師さんが「あの人ベジだから」と言っていました。更に嫌な言葉でした。

今まで意識がないと思われていても、ホウベンさんの様な方がいるかも知れません。

愛を持ってその人をよく観察している人はきっとサインに気づくでしょう。

かっこちゃんが「話しかけると目の光が違う」と表現した感じが私にも何となく分かるような気がします。

身内やお知り合いの方に意識がないと思われている方がいらしたら、どうか、ちょっとしたサインも見逃さないであげて下さい。

その方は誰かが気づいてくれるまで、辛抱強くじっと待っているのかも知れません。