鍵 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

前回のブログで気持ちを共感してくださり、
また、沢山の素敵なお言葉をかけてくださり、
本当にありがとうございました。
とてもとても嬉しく、元気をもらいました♥
このイラク人の男について、もう一個だけイラっとした出来事がありましたので、
もうしばらくお付き合いください( ´(ェ)`)。


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チームリーダーに部屋の鍵を二つ預けていたのであるが、
そのスペアキーをまた私達もインフォメーションルームで管理していた。
チームリーダーが不在で、サッカー少年少女が部屋に入りたくても入れなかったとき、
そのスペアキーを使って私達が代わりに鍵を開けてあげていたのである。

さて、イラク人の失礼極まりない態度を受けた次の日のことである。
その時、相方は隣の学校まで昼食を取りにいっており、
インフォメーションセンターには私一人であった。
そんなとき、奴が現れた。

昨日の出来事があったため、
「Hej ( ´ー`)」
と顔が引きつりながら挨拶をした私。
「Boはどこ?」
男の第一声がこれだった。
ちっ!!
と、心の中で舌打ちをし、
「今いないよ。」
とサラリと答えた。
すると奴が言った。
「Jag kan inte öppna dörren!
Nyckel, förstår du?
Nyckel!
Jag vill att du ska öppna dörren.
Vet du hur man kan göra?」
(※文法がはちゃめちゃでもお許しください)

日本語にするとこんな感じ。
「ドアを開けられないんだ!
鍵だよ、わかる?
鍵!
ドアを開けて欲しいんだけど、
キミ、開け方わかる?」

バカにすんなよ、このドアホ~~~!!
鍵の開け方くらいわかるわ!!
全く仕事ができね~と思いやがって、
腹立つ!!


その人を見下した態度にまたイラついた私は、
「いや、わかるし。
今からあけてやるわ。」
とだけ言い放ち(自分の中ではこんな言い方)、イラクチームの部屋のドアの鍵をあけた。
すると、その男はまた何かを言ってきた。
今度はなんだよ…。
そう思い聞くも、「5分」という単語しか聞き取れない。
「ちょっと英語で喋ってくれませんかね?」
と言う私に英語で話すも、中東訛りでまた聞きにくい。

頑張って聞いてみた結果、
「違う服にこれから着替えて5分後にはまた外に出るんだ、わかる?
5分後ね、わかる?
だから、このドアは自分で閉めるから、わかる?
自分で閉めて出ていくから、とりあえずこのままドアを開けっ放しにしといて。
わかる?」

「わかる?わかる?」
うるせ~~~!!
勝手に服に着替えて5分後に出てけよ!
お前のプランなんかこっちの知ったこっちゃね~~~し!
ドアの鍵を開けるまでが私の仕事なの、わかる!?


と舌をまくし立てて言いたい衝動をおさえ、
「あぁそう。あなたがしたいようにしたら。
ただ、出るときにドアは必ず閉めるように。
何かあってもこっちでは責任持てないからね。」
とだけ言って私は去って行った。

あの男、あの男~~~!
どこまでも人を馬鹿にしやがって~~~!
やはり末代まで呪ってやろうか~!?

と思うものの、呪いは自分に返ってくると言われているので、
やはり生霊だけをあの男のもとへ送るまでで留めておこうと思う。