香蜜5周年記念BOOKより~ダンルンの言葉① | 山楂(さんざし)の華流な日々

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7月のカレンダー公開時にちょろっと紹介した香蜜5周年記念BOOK(2023年発売)。

 

その旭鳳BOXに入っている本の1冊に載っているダンルンインタビューの内容を、何回かに分けてご紹介します。

内容としては大きく分けて2パートになっているので、今日はまず1つ目のパートから。

 

1つ目は、"旭凤的每一个身份都有专属于他的魅力"(旭鳳の一つ一つの人格には、それぞれ独自の魅力がある。)

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まず、旭鳳と錦覓の出会いの出会いのシーンについて。

天帝と天后の嫡子で天界の第二皇子、真身は火の鳳凰で鳳凰である旭鳳が、涅槃の最中に焼け焦げたカラスのような姿になって花界に落っこちていき、果物の精霊・葡萄の錦覓と出会った、あのシーンです。

 

このシーンを、ダンルンはとてもかわいいと思っているそうです(以下、緑の枠内がダンルンの言葉です)。

この登場方法はとてもかわいくて、絶妙の描き方だと思う。クールでカッコいい鳳凰が、天界から花界に落っこちて、思いがけず焼け焦げた鳥になり、さらには命を助けるためにと土に埋められ水をかけられる。シンプルながら、それぞれのキャラクターの性格を表していて、面白さの中にたくさんの工夫があるシーンだ。

 

そして、皆様もご存じのとおり、このドラマの中の旭鳳(男主)には、いくつもの人格があります。

まずは、天族の戦神であり火神。天帝と天后の嫡子で天界の第二皇子という高貴な出身で、勇敢で、戦に強い。その姿で一旦死ぬけど、生き返ると魔界の魔尊に! さらには、人間界では准梧国の熠王、という役柄も。

こんな風に1つの役の中で多くの人格を演じることは、「俳優」にとってはたまらなく魅力的だそうです。

最も僕を引き付けたのは、キャラクターが多面的で充実していることだ。 まず第一に、彼は戦神であり、天帝の息子で、キャラクターは多面的だ。それぞれに美しい理想、愛情、兄弟愛、肉親の情を持っていて、彼は、全てをもっと完璧にしようとベストを尽くしている。このキャラクターはドラマの中でいくつもの人格に変化するけど、それぞれの人格が始めから終わりまで、それぞれの魅力に貫かれている。

 

 

 

潤玉と錦覓の結婚式で、旭鳳は彼女を奪いに行ったけれど、思いがけず錦覓に背後から刺されて死んでしまいます・・・

「你可曾爱过我?」(私を愛したことがあるか?)   「从未」(いいえ、決して) のやりとりはあまりにも印象的で有名。

 

 

その後、魔界で生き返りますが、生き返った後の鳳凰は、ダンルンから見れば「虚無」だそうです。

彼は騙され、裏切られ、捨てられて、この世界への希望を打ち砕かれた。絶望して魔界に入った鳳凰は、生まれ変わっても心は空っぽで、粉々で、悲しみに満ちていた。

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最後に全てを捨てた旭鳳は人間界で錦覓を探します。

 

その過程は苦しくつらいものですが、旭鳳にとっては、錦覓を探すことが生きる支え・・・本当にこの役柄の喜びと悲しみは極限で、だからこそ放送から何年経っても観衆は「鳳凰」を忘れることができないのです。

鳳凰を演じるのは、鳳凰の世界で極限の愛と痛み、悲しみと喜びを感じるという、ある意味、最高レベルの体験だ。

 

ここまでが第1パート。

緑の枠内がダンルンの言葉(山楂解釈)、前後の黒文字部分は本の地の文章(ダンルンの言葉以外のつなぎや説明部分)の概要を分かりやすくしつつ、百度やweiboからの写真、改めてスクショ写真も加えた山楂セレクトでご紹介しています。

 

旭鳳、熠王、魔尊、最後の人間界での旭鳳・・・いろんな立場・人格をそれぞれの魅力を体現したダンルンの演技、素敵だったな。そして確かにそれぞれが、同じ人物でありながら違ったその人らしさを持っていました。一つのドラマの中で、こんな風に様々な人格を演じるのはやはり俳優冥利に尽きるということなのでしょうね。

そんなあなたの演技が、また見たい。

本日、七夕。私達灯芯の願いが叶いますように🎋