米国主戦独自路線を貫いている

 

プロスペクト秋次克真。

 

11月7日米国フロリダ州レイクランドで最新戦。

 

相手はWBO世界バンタム級9位ビンセント・アストロラビオ(比国)

 

IBF同級14位にランクされている秋次。

「世界ランカー対決」の構図

 

1R、海外でありがちな狭いリングだ。

 

アストロラビオも硬いガードで雰囲気はある。

 

秋次はサウスポー定石の右ジャブ。

 

サイドへ周り左ダブル。

 

動きのスピードでリターンも取る秋次。

 

また相手ガード間へ左をジャブの様に入れる。

 

10-9秋次

 

 

2R、秋次は左ショートカウンターから攻め上げる。

 

一発はないので手数でマウント。

 

そしてまた間を取り右でコントロール。

 

正面から入るアストロラビオへ左カウンター。

 

そして同じく左カウンターをボディー(レバー)へ入れダウンを奪う秋次。

 

まだアストロラビオも余力があるので丁寧に対峙する。

 

10-8秋次

 

 

3R、秋次は丁寧に強弱、内外、上下にパンチを散らし削り続ける。

 

防御への意識も高く安心して見ていられる。

 

10-9秋次

 

 

4R、アストロラビオも猛然と出て秋次を飲み込もうとするが、逆に上下コンビを食らい下る。

 

秋次はクロスレンジで角度付き連打。これはスパー対峙した中谷潤人の影響か?

 

そして左→右フックサイドボディーでダウンを奪う。

 

立ち上がった相手のボディーを徹底的に攻めダウン追加。

 

ストップ寸前に追い詰めたがゴング。

 

10-7秋次

 

 

5R、秋次は開始直後大き目のパンチで攻め上げ、またも通常運転へ戻す。

 

この強弱スタイルの為、スタミナがあり手数が落ちないが、この回は休みのラウンド。

 

10-9秋次

 

 

6R、秋次バッティング出血(右目)を少し気にし、広いスタンスを利した大きなサークリング。

 

右フックの回しも巧い。

 

そしてまたも左ボディーカウンターでダウンを奪う。

 

残り時間少なく生きのびるアストロラビオも限界だ。

 

10-8秋次

 

 

7R、秋次は攻め上げるクロスレンジでボディー連打。早い上下コンビ。

 

そして例の間合いで冷静に相手呼吸を読み、最後は右ジャブ見せておいての左ボディーストレートでダウンを奪い、クリストファー・ヤング主審は即ストップ宣告(7R2:35TKO)

 

秋次の完璧なマネジメント。

 

攻撃力のあるアストロラビオ相手に完全試合を果たすとは驚き。

 

これで14勝(4KO)と無敗レコードを伸ばした。アストロラビオは20勝(15KO)6敗に。

 

秋次は全て米国内での試合。Bサイドに立ち続けながらの全勝は評価に値する。

 

実に頭脳的でスピードも技術もある。

 

耐久性とパワー向上に余地はあるが、己を知っている為の現在のスタイルだ。

 

中谷潤人、ジョンリエル・カシメロ、レオ・サンタクルスらともスパーで手合わせ。

 

確実に力はついている。今でも比嘉大吾をさばいてしまう技術があると思う。

 

いつの日か指名挑戦者として日本人世界王者へ挑むという試合が来ることを待ちたい。

 

実現すればまさにドラマだ。

 

もう取り上げる気にもならないが、

 

先日キルギスで亀田京之介にまさかの判定負けを喫したジョンリエル・カシメロ。

 

翌日、試合で勝利したルイス・ネリのいるリングへ上がるなど我々の感覚と程遠い行動は相変わらず。

 

帰国後ネリの兄が亀田戦の敗戦は八百長だったと発言。

 

もう何をかいわんや。

 

八百長だったらカシメロの株が上がるの?

 

アホか永久追放だわ。

 

まだ救いがあるのは本人の口からではないこと。

 

比国はじめ海外では賭けの対象になっている競技での八百長は重罪。

 

メジャーリーグでは永久追放で培った記録も抹消される。

 

今回は予想外の敗戦のエクスキューズの方法を間違えただけだろうが、この発言をスルーすることもできない比国コミッションは「調査」するとのこと。

ある意味カシメロは被害者ともいえるが、3150LUSHBOMUもとんだお荷物と契約してしまった。

 

契約の際は周りの取り巻きの身辺まで洗わなくてはいけないという事だな。

 

12月27日サウジアラビアリアドで開催される「ナイト オブ ザ サムライ」 

 

日本人ボクサー興行の発表会見。

 

井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗、堤駿斗、麗斗、今永虎雅が勢ぞろい。

 

現在、将来を担う選手揃いだけに圧巻。

正に世界へ向けての日本人ボクサー達のプレゼンとなる。

 

その観点では堤、今永らの中量級選手のパフォーマンスにも期待し、軽量級だけではないところを見せつけたい。

 

 

【4団体世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】 

井上尚弥(大橋)VSアラン・ピカソ(メキシコ) 

 

中谷潤人(MT)VSセバスチャン・エルナンデス(メキシコ) 

 

【IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ】 

ウィリバルト・ガルシア(メキシコ)VS寺地拳四朗(BMB) 

 

【WBA世界暫定スーパーフェザー級タイトルマッチ】 

ジェームス・ディケンズ(英国)VS堤駿斗(志成) 

 

今永虎雅(大橋)VSアルマンド・マルティネス(キューバ) 

 

堤麗斗(志成)VSレオバルド・キンタナ(メキシコ) 

 

 

会見ではどうしても来春の井上尚弥VS中谷潤人に注目が集まってしまう。

 

両者も空気を読み程よい距離、緊張感を醸し出す。

 

早くも対決は始まっている様相だが、足元をすくわれないように・・・。

 

この老婆心は二人にとり不要か!