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日本スーパーフライ級タイトルマッチ 

高山涼深(ワタナベ)VS青山功(セレス) 

 

前回は高山の体調不良で中止となり、リセットされたカード。 

 

強打高山に対し、戦績では大きく劣る(14勝(4KO)12敗1分)12位青山の挑戦。 

 

1R、失う物がない青山も挑戦者らしくパンチを繰り出すが、両者のパンチの質が大違い。 

 

高山の通常スタイルだが、相手パンチにも意に介さない。 

 

青山のパワーレスを鑑み、自らの強打を当てる為の所作だろうが、世界レベルではもう少し防御面に気を配るべき。 

 

終盤右フックヒットから一気に仕掛ける高山。 

 

青山は終了ゴングに救われる。 

 

10-9高山 

 

 

2R、仕留めにかかる高山。ローブロー注意有ったが、上下コンビが止まらない。 

 

決してスピード感はないのだが、これだけ続けると相手を飲み込んでいく。 

 

ラストチャンスの青山もサウスポーの王者へ右を入れるが、状況変わらず。 

 

最後は左から右フックの返しで前のめりダウンし、10カウント。 

 

高山のKO防衛(2R3:06KO) 

まさに和製カオサイを思わせる武骨なサウスポーの強打者はこれで9勝(8KO) 

 

4団体全てで世界ランク入りしている高山。 

 

現在スピードと技術がスーパーフライを席巻しているが、違った角度で斬り込んでいく事には興味が有る。 

 

但しフィジカルは強いが、身体の使い方が硬いので被弾時には不安が残る。 

 

来年は世界挑戦?だが、チャンピオンカーニバルで山口仁也(三迫)と対戦。 

 

これは難敵。 

 

アマ出身スピードのあるサウスポー山口をパワーで潰せるか? 

 

現状では勢いのある高山有利だろうが、興味深いカードだ。 

 

井岡一翔のダイレクトリベンジ戦が正式発表。 

 

12月31日大田区総合体育館にてWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネスへ挑む。 

 

意外だったのは井岡は前回の敗戦後から引退という選択が微塵もなく、リベンジに燃え続けていたとのこと。 

再戦にめっぽう強い井岡のフォースに期待をしたいが、前戦で明白に決着が付いたカード。 

 

本来ならばダイレクトリマッチの意義から外れている。 

 

今回マルティネスは報酬の良い井岡との再戦の為に保持するIBF王座を返上した。 

 

「名を捨てて実を取る」 

 

要はそう言う事だ。 

 

井岡陣営は札束で再戦を引き寄せた(これもボクサーとして大切なストロングポイント) 

 

経緯はともかく井岡にとり最後の機会。 

 

井岡の事だけに大晦日に心身共にピークに仕上げて来るし、リベンジへの作戦も既に練っている。 

 

ポイントはマルティネスの心理面。 

 

前回の完勝で井岡与し易いと舐めてくれば、リベンジの可能性も出て来る。 

 

初戦のマルティネスの仕上がりは完璧。驚異的なスタミナで押し切った。 

 

現在どちらがこの試合に燃えているかというと断然井岡だ。 

 

マルティネスが来日し、ジムワークを披露した際に大方の行方が分かるような対決となるだろう。

元国鉄スワローズ、中日ドラゴンズの徳武定祐氏が逝去 

 

氏の選手や指導者との功績は輝かしいものがある。 

 

訃報を伝える記事の中に徳武氏の娘さんが郷ひろみの奥さんで有るとの記載も有ったが、本来は氏の野球人としての功績にフォーカスすべき。 

 

氏の選手や指導者としての人生に敬意を表した上で以下のエピソードを記させて頂きます。

 

世界王者として時代の兆児でもあった大場政夫は各スポーツ選手らと交流が有った。各界では玉の海、球界でも金田正一らと共に徳武氏とも。

大場と徳武氏、二人の年齢差は約10歳(若き世界王者の為) 

 

「逆転の男」として大場はアモレス戦、ラストファイトとなったチャチャイ戦の印象が余りにも強く大場の神格化に大きく寄与しているが、その原点とも言える試合がある。 

 

1971年6月19日米国テキサス州サンアントニオにて行われた 

 

大場政夫VSロッキー・ガルシア(メキシコ) 

 

世界王座初防衛に成功した大場が海外でメキシコ王者ロッキー・ガルシアとのノンタイトル戦。(115lb1/4) 

 

大場は2Rガルシアの右にダウンを喫し、6Rも連打を浴びダウン寸前の大ピンチに陥ったが、9Rに一気に三度のダウンを奪い逆転KO勝ち(9R0:59KO) 

 

「(チャチャイ戦らよりも)あの試合が凄かった(本田会長)」 

 

この試合の映像は「無く」幻の激闘とされているが、このサンアントニオの激闘のリングサイドに徳武氏の姿が有った(当時徳武氏はドジャースへ野球留学中) 

 

徳武氏はこの激闘を 

 

「7Rまではガルシアのラウンドで判定なら負けだったでしょう。 見事な逆転KO。ガルシアはとにかく身体が良く動くし、好ファイトでした」 

 

大場VSガルシアは具志堅VSセサール・ゴメス・キー戦と並び「幻の好ファイト」 

 

あの伝説の試合をもう一度徳武氏の口から聞きたかった。 

 

徳武氏のご冥福をお祈り申し上げます。