米国主戦独自路線を貫いていたプロスペクト秋次克真が遂に国内リング初登場。

 

それも帝拳とプロモート契約を締結したというから喜び倍増。

 

早速4月11日の帝拳興行に参戦。

昨年増田陸(帝拳)を苦しめたホセ・カルデロン(メキシコ)との対決。

 

国内ファンへアピールするには格好の相手。

 

秋次は頭脳的なサウスポーでスピードもあり、何よりも己のスペックを鑑みた戦法を確立している。

 

正直ケネス・ラバー(比国)との「挑戦者決定戦」は荷が重いと感じていたが、「帝拳傘下」となりラバー戦は世界王座を争う時しか無いこととなる。

 

まずは4月の試合でアピールし、米国で磨いてきた技巧で激戦区バンタムにて暴れて欲しい。

※ジェシー・ロドリゲス(米国)がバンタム級へ進出??まずはWBA王座強奪。席巻される前に各選手急げ!

自分が最も尊敬する拳闘業界の一人

木村七郎氏が逝去。

 

享年90歳。

 

フライ級選手として三迫仁、米倉健司、矢尾板貞夫(ぺレスへの挑戦者決定戦)らと戦った木村氏だが、何と言ってもその後の選手育成で名伯楽ぶりを発揮。

 

世界王者大熊正二はじめ数々の王者を育て上げた。

 

特に大熊に多大な愛情を注ぎ、何度世界挑戦に失敗してもチャンスを与え続け、ついに5年ぶりに世界王座に返り咲かせた。

 

大熊の引退式。リング上で

「大熊 ありがとう!」と男泣きした木村氏の姿を忘れられない。

 

また他ジムで引退状態であった選手を引き受け、再び輝かせ、氏の率いる新日本木村ジムは「再生工場」とも言われた。

 

業界内でも圧倒的力を持ち、東日本協会長に就いた木村氏。

 

協会長時代、選手に「CTスキャン脳検査」を義務付け、多くの事故を未然に防いだことは永遠に称えられる。

 

また義理と人情に厚く、興行で多数のチケットを引き受けてくれた団体への恩義を忘れなかった。

 

一足早く旅立った高円寺在住の某氏に木村氏の話を聞いたことが有るが、実に良い漢だったという。

木村氏逝去。悲しくなる。

 

木村七郎氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

【WBO世界フライ級タイトルマッチ】

アンソニー・オラスクアガ(米国)VS飯村樹輝弥(角海老宝石)

 

戦前の予想通り両者の実力、パワー差が歴然と出た試合。

 

1R、オラスクアガが左を突くと得意のアッパー、フックが当たり始め、飯村は早くも窮地。

 

2R、飯村も強いハートで引かない展開。

 

4Rには右アッパーも入れた飯村だが、王者を脅かすパワーには欠け、オラスクアガは余裕の笑顔。

 

全体的に雑さも出たが実はオラスクアガの生命線である左。このジャブは最後まで忘れなかった。

 

そして相手の追い方も実にうまく、上体の振りも励行。

 

7R右アッパーから左フックで飯村からダウンを奪うオラスクアガ。

 

もうこの回でストップ宣告すべき。(個人的にはダウン前の展開でストップ宣告でも良かった)

 

8Rになぜストップしなかったのだろう。理解に苦しむ。

 

昨年不幸な事故が起きてしまった日本拳闘界の事情もルールミーティングで伝えるべきだ。

 

9Rようやくストップ(9R1:19TKO)が入ったが、飯村セコンドも無駄な被弾を浴びせ続けてどうする?

 

飯村が強いハートでパンチを返すが、正直何も起きない展開であることはセコンドが一番解っているはず。

 

実に残酷な一方的なゲームだった。※自分の現地採点は80-71。

 

敗者飯村は病院へ直行って・・・。大切な選手を奥さんの前で壊してどうする。

 

コメントもない。

 

「帝拳セーフボクシング・プロジェクト」におんぶで抱っことまでは言わないが、JBCは安全面で機能しているのか大いに疑問がある。※JBCが締結した「東京科学大との医療連携」当日横浜BUNTAIに同大の医師が居たのだろうか?


またメインの増田VSドネアでもダウンを取られた直後、ドネア陣営から棄権の意思表示が合ったが、主審は気が付かずに続行…。

 

もう次は無いからな!こんな管理ならJBCは解体するかメンバー入れ替えが良いとさえ思う。

オラスクアガはこれで5度目の防衛に成功。

 

フライにありながら減量の苦労も少ないと言われるオラスクアガ。

あの雑とも思える攻撃の裏に左ジャブ、上体を振りながらの理論的な詰め方。

 

対抗できる選手は矢吹正道くらいしかいないが、諸々背景で対戦はないのだろう。