横浜BUNTAI興行。

 

メイン以外の試合観戦記

 

【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ】

松本流星(帝拳)VS高田勇仁(ライオンズ)

 

前戦で両者の力の差というか相性面で松本の勝利は見えていた再戦。

 

1R開始から松本の左ストレートは速く、切れも感じさせた。

 

そして試合を通じて効果的だったのは、左ストレートからの右フックの返し。

 

これは2R右フックカウンターを好打し、効果のほどを実感した為だろう。

 

対する高田も着実に仕上げてはきた。動きは良く2Rは松本を詰め、3Rは左レバーを決めた。

 

但し何れもポイントを奪うまでは至らず、松本のキレのあるパンチとサイドへの動きに翻弄された。

 

6Rは開始から攻めていった高田にポイントを付けたが、他のラウンドは全て松本のもの。

 

恐らくこの回松本は左拳を痛めた?

 

その後はだましだましの攻め。

 

11R高田は松本のボディーに効いてしまったが、前途の理由から松本も無理をしない。

 

結果三者ともに120-108と大差で松本が初防衛に成功。※自分の現地採点は119-109で松本。

 

高田は最後まであきらめない姿勢は貫いていた。これは正にライオン魂。

 

松本のマネジメントは過去ベスト。

 

このクラスでの時間は多くないだろうが、ここはオスカル・コヤソとの統一戦一択。

 

ミニマムにPFPボクサーが存在することなど、向こう十数年無いだろう。

 

この機会を逃す手はない。

 

【WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ】

岩田翔吉(帝拳)VSノックアウト・CP・フレッシュマート(タイ)

 

岩田のテーマは脚を止めないこと。

 

そのテーマ通り開始から速い左と脚。

 

左ジャブは上下へ放つ。

 

スピードでは適わないノックアウトは岩田の攻撃にパンチを合わせてくる。

 

やはり一筋縄ではいかないと思わせたが、岩田のスピードは落ちない。

 

3R右ヒットから攻撃を仕掛ける岩田。

 

4Rバッティングでノックアウトが出血(現在では、出血しなかった方から1点減点のWBCルールは撤廃)

 

その後もスピードとステップで岩田はペースどころかポイントを渡さない展開が続く。

 

結果8Rノックアウトの傷が広がり続行不可能の負傷判定(8R1:33)

 

79-73X2名、78-74で岩田が王座奪取。※自分の現地採点は79-73(2Rのみノックアウト)

 

岩田はプラン通りに左と脚で完勝。

 

歴戦の雄ノックアウトもタフさを発揮、最後までプライドは保っていた。

 

岩田もこのスタイルが構築出来れば、今後の防衛ロードも期待できるが、本人は王座統一路線だろう。

 

とりあえず帝拳ドミノは止まった。

 

明日は現地観戦で怒りを覚えたオラスクアガVS飯村観戦記を

 

本日は3月15日横浜BUNTAI三大世界戦+挑戦者決定戦観戦に。

 

メインは

【WBA世界バンタム級挑戦者決定戦】

ノニト・ドネア(比国)VS増田陸(帝拳)

 

10回戦で行われる点は43歳ドネアに追い風か?

 

自分はドネアのキャリアがやや一本調子の増田に機能すると予想していた。

 

1R、両者、特にドネアが手を出さない。

 

増田は作戦通り左ストレートをボディーへ放ち、タイミングを掴む。

 

ゴング前ドネアも手を出すが、増田のラウンド。

 

2R、ドネアは前の手を使わずに「右ジャブ」多用。

 

これはサウスポー増田に機能していたが、増田も左を決めポイントを渡さない。

 

増田左強打には訴求力が有るな。

 

3~5Rはドネアもステップ入れ、試合を作るべく手を出す。

この試合を作るという観点ではドネア。

 

時折増田の左が入るのだが、ドネアの時間が多い。

 

ドネアは増田のパンチで右目をカットする。

 

6Rはスリリングな展開。

 

増田の左でドネアが効いてしまうが、手負いのドネアの反撃のパンチで増田も効いてしまう。

 

ドネアの強打は健在だったが、この打たれ疲れと攻め疲れでドネアは「終わった」

 

7R、増田は左を積極的に放つ、そして遂に直撃しドネアからダウンを奪う。

 

8R、現場では解らなかったが、ドネアは減点1

 

そして増田の左が入りセコンドからタオル投入。

 

8R1:22増田がTKO勝ちでWBA王座挑戦権を得た。

増田はもう少し右を使えば楽な展開になったかと思うが、やはりあの左は世界レベル。

 

ただボクシングの幅という観点では、あまりに左に頼りすぎ。

 

同系統ともいわれる山中慎介には右、ステップ、スリッピングアウェーなどまだ引き出しが有った。

 

増田は左で世界王者になるかもしれないが、技巧派の伏兵に足元を救われる構図も浮かぶ。

 

左を当てるための前動作を体得したいものだ。

 

さてドネア。試合後の会見も拒否。

 

「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」

 

結果論だが堤聖也との激闘後、わずか3ヶ月での試合は43歳にとり、過酷だったという事か・・・。

 

耐久性も反射も落ちているドネア。

ここはグローブを吊るしてほしいが、増田をグラつかせた感触がその決断を鈍らすのだろうな。

 

 

本日横浜BUNTAIで行われる三大世界戦+挑戦者決定戦。

 

前日行われた計量で全員無事パス。

 

【WBA世界バンタム級挑戦者決定戦】

ノニト・ドネア(比国)VS増田陸(帝拳)

 

ドネア:53.4kg

増田:53.4kg

43歳ドネアのキャリアか増田の左か?

 

増田はシフトして放つドネアの左フックに注意したい。

 

ただ彼らの目指すWBA王座はロドリゲスが次戦で戴冠濃厚。

 

実に躱しい頂となる。

 

 

【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ】

松本流星(帝拳)VS高田勇仁(ライオンズ)

 

松本:47.5kg

高田:47.5kg

 

個人的にはライオン古山氏にベルトを巻かせたく思うが、前戦である程度勝負の行く末は見えている。

 

高田は後半失速するが、前半から動いてペース奪わないと勝てない。

 

開始から行くしかないな。

 

 

【WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ】

ノックアウト・CP・フレッシュマート(タイ)VS岩田翔吉(帝拳)

 

ノックアウト:48.7kg

岩田:48.9kg

 

岩田が古豪ノックアウトへ挑む。見事なフォルムに仕上げてきた。 

 

目に見えるスペックでは岩田が上回るが、ノックアウトの地力は侮れない。

 

岩田は色気を出さなければベルトを巻けるはず。とにかくクールに戦い、中盤からのノックアウトの猛追をステップで躱したい。   

 

【WBO世界フライ級タイトルマッチ】

アンソニー・オラスクアガ(米国)VS飯村樹輝弥(角海老宝石)

 

オラスクアガ:50.7kg

飯村:50.5kg

強打オラスクアガ。飯村の様な基本に忠実な技巧派は大好物。

 

飯村のセンスあふれるスタイルは好きだが、王者のアッパー、フックに飲み込まれてしまうだろう。

 

飯村は前半をしのぐことが出来るか?