先日見事な内容で二階級制覇を果たした矢吹正道。 

 

IBF世界ライトフライ級王者としてIBFフライ級王者へ挑戦。 

 

IBFルール上問題なく、仮に返上し王座へ挑む際に相手の不測事態で試合が行われなかった場合、無冠のボクサーと化してしまうのは厳しかろう。 

 

個人的には王座返上し、転級していくのが潔く好ましいと思うが、矢吹の行動は理解できるし支持したい。 

 

その後、10日間余り同時二階級制覇状態が続いていたが、先日王座返上。 

 

晴れてIBF世界フライ級王者となった。 

 

フライ級卒業を示唆している寺地とのいわゆる「ラバーマッチ」は現実的ではないし、両者の間には決着が付いている。 

 

IBFランカー陣に矢吹王座を脅かす名前は見当たらないので、指名試合クリア後は、 是非統一戦へ舵を切って欲しい。 

 

帝拳陣営と3150系云々の課題は有るだろうが、矢吹も太く短く選手生活の最終コーナーを回っている。 

 

矢吹のギフト(王座返上)で帝拳ジム高見亨介が王座決定戦へ進む可能性が高い。 

 

この流れで統一戦合意へ! 

 

是非アラスクアガとの熱い戦いが実現することを願う。 

最後にやはりアヤラ戦の中村勝彦レフェリーの判断は実に罪深いものだった。 

 

依然傷は生々しい矢吹は 

「怪我の具合が予想以上にひどく時間がかかると思うけれど、しっかりと治してベルトを守っていきたい」とコメント。 

 

試合中に骨まで見えたという傷は全治三か月間の重症。 

 

この状態で12Rまで戦わせた中村氏。

 

選手の健康に対し意識の欠片もない悪行。 

 

インターバル中一度も傷チェックに行かなかった中村氏。

 

「目の下だから大丈夫」と医療素人の自己判断?もしや傷を観るのが怖い小心者?

 

管轄のJBCは本件を総括すべきだ。 

 

フジテレビダイヤモンドグローブHDDチェック 


日本ライトフライ級タイトルマッチ 

川満俊輝(三迫)VS高見亨介(帝拳) 

 

帝拳ホープ高見の国内王座初挑戦。 

 

王者(川満)、挑戦者共に世界ランカーという好カード。 

 

川満が王者という事で高見は地上波初登場。 

 

1R、リカバリーが巧いのかLF級とは思えない程高見の身体が大きく見える。 

 

川満は作戦通り速い身体の動きで肉薄していくが、高見は落ち着いて前の手と固いガード。 

 

右ボディーをカウンター気味に放ち、川満前進を止めにかかる。 

 

また川満の左に右を被せ、繰り出す手数も多い。 

 

10-9高見 

 

 

2R、川満は依然プレッシャーをかけるが、高見は左とポジショニングで距離を保つ。 

 

そしてクロスレンジに持ち込まれても右を被せる。 

 

クロスレンジで川満の攻めも目立つが、高見は猛然と打ち返す。 

 

この手数が想像を超える尺の長さ。 

 

当然その後はやや川満の時間になりかけるが、巧くさばく高見。 

 

終了前に川満右巧打で詰めるが、高見は猛然と反撃。気が強いな。 

 

10-9高見 

 

 

3R、前の回の終盤手応えのあった川満はガード固め、身体を振り前へ。 

 

対し高見は左&ステップで距離。 

 

川満は肉薄し被弾覚悟の「肉を切らせて骨を断つ」スタイルだが、後半は高見のパワーに手数止まりガード時間が長くなる。 

 

10-9高見(心情的には川満に付けたいが) 

 

 

4R、脚と左、相手入り際へ右ボディーを合わせる高見。 

 

また左レバーも入れる。被弾疲弊の川満の入り方が短調となってきたが、心は折れていない。 

 

高見右カウンターで川満が効いたと見ると連打を仕掛ける。 

 

10-9高見 

 

 

5R、川満もハートが強く高見に食らいついていくが、ポイント圧倒的リードの高見には効かない。 

 

前半は川満の時間だが、高見はやや軽めのパンチで動き流れを奪い返す。 

 

ゴング前に右クロスを好打する高見。川満はやや効いている。 

 

10-9高見 

 

 

6R、ポイント不利の川満は開始から出ていくが、高見は冷静に左とステップ。 

 

被弾多く目が腫れている川満へドクターチェックが入る。 

 

こうなるとこの回は高見にとり「2分30秒/回」 

 

KO狙いの高見は右にパワーを込める。 

 

ハートの強い川満も引かないが、高見は右アッパー、右から左右連打を仕掛けると田中主審はストップ宣告(6R2:26TKO) 

 

良い判断だったが、王座陥落の川満は悔し泣き。 

 

高見が無敗(9勝(7KO))で初タイトル奪取。 

次戦は矢吹の返上したIBF世界ライトフライ級王座決定戦? 

 

この機会が舞い降りたならば、王座を手にするだろうが、仮にカニサレスの様なタイプと対峙したら気の強さから長い打ち合いに応じてしまうだろう高見。 

 

現時点でそのスタイル(攻撃時に食らう被弾姿勢にはまだ若さを感じる)でカニサレスを超えられるかと言うと・・・。 

 

本日の試合で見せた5Rのような動き時間も増やしたい。 

 

王者候補であると共にスター性も有る事は間違いないが、未だ学ぶ事、試合で試すことは有りそうだ。 

 

一方敗者川満もホープ相手に意地は見せた。 

 

沖縄復権の一翼を担っていた川満。

 

29歳と同級生比嘉と共に老け込む齢でもないが、ダメージも感じさせる敗戦だったので心配だ。 

 

川満:11勝(7KO)2敗1分 

5月11日選手生命をかけてフェルナンド・マルティネスとのダイレクトリベンジマッチに挑む井岡一翔(志成) 

 

その露払いに同ジムの次世代エース堤駿斗が務める事となった。 

 

前戦(昨年大晦日)、「WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦」に完勝しながらも(予想通り)世界戦は実現せず。 

 

WBAにも相応の承認料を払ったと思われるが・・・。 

 

こうなれば自らの手で挑戦権(1位)をもぎ取るしかない。※現在WBA4位。 

 

相手はWBA世界スーパーフェザー級15位ハイメ・アルボルタ(パナマ)とランクアップに相応しい相手。 

 

このところラテンボクサーとの対戦が続いている堤駿斗。パナマボクサーとは2度目の対戦。 

 

前回のモレノ戦は偉大なる王者に対し、体重オーバーをやらかしただけに今度は相手に対し失礼のないコンディションを作って欲しい。 

 

弟のプロ入りもモチベとなっているのは間違いない。 

 

完勝し、年内挑戦(大晦日)の機運を高めたい。 

 

現在WBA王者はラモント・ローチ(米国) 

 

一時は力石政法のターゲットだったが、ジャーボンテイ・デービスとのクロスファイトで株急上昇。

 

次戦はデービスとの再戦だが、流石に今度はデービスがしっかりと仕事をするだろう。

 

デービス戦後のローチ。

 

堤駿斗なら互角の技術戦に持ち込める。

 

 名のあるローチへの挑戦は楽しみ。

俊才吉良大弥も登場。楽しみな興行となった。