9月14日名古屋で開催予定の井上尚弥次戦。 

 

相手はWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン) 

 

そのムロジョンが前哨戦を行った。(5月30日於メキシコ) 

 

多額報酬を得られる井上戦だけにポカは許されない。 

 

選んだ相手はルイス・カスティージョ(メキシコ) 

 

特有のしぶとさはあるが、火力に欠ける手頃な相手。 

 

賢明な選択だ。 

 

試合は良く動き飛び込み様に左スタイルへのキーパンチ(右ストレート、左フック)を放つカスティージョを余裕であしらうムロジョン。 

 

自身武器であるフィジカルと強固なガード、ブロッキングは相変わらず。 

 

うるさく動くカスティージョを前の手でコントロール、開いている所へ左を入れ、入ってくるところへ左ボディーカウンター。 

 

3R左でグラつかせる一方的展開。 

 

5R左ボディー、6R左カウンターでそれぞれダウンを奪い、8R左フックでストップ勝ち (8R2:05TKO)。

 

正に調整試合といった内容で完勝。 

 

キャッチでやや身体が重く感じたがフィジカルは強く、井上もムロジョン相手にもみ合うのは得策ではない。 

 

また例の頭から入りディレイで飛んでくる左は嫌なパンチ。 

 

ただ両者の間には圧倒的スピード差が有る。 

 

関心はタフなムロジョンを果たして倒せるのか?に尽きるカードだ。 

井上尚弥もXで「これで整った名古屋決戦」や当初発表の宣伝ポスター画像に異を唱え、「変更」させるなどプロモ開始! 

 

先日ラスベガスで防衛戦を行った井上尚弥だが、現地で伝説の王者との撮影機会があった。 

 

元世界バンタム、フェザー級王者ルーベン・オリバレス。 

 

メキシコが生んだ元祖「怪物」 

当の本人(井上)はピンと来ていなかった模様だが、同じく撮影に加わった大橋会長にとってはアイドルの一人だろう。

( オリバレスの特徴のあの前歯が2025年の彼のそれは綺麗な歯並びに!新庄剛志なみのホワイトニング 😁)

 

自分はメキシコが生んだ最高の天才はオリバレスとアルファンソ・サモラ。 

 

そしてホセ・クエバスだと思っているが、ピーク時の強さはオリバレスが断トツ。 

 

世界バンタム級王座に就いた時の戦績は、52勝(50KO)1分けととてつもないもの。 

 

1969年に初王座に就いたが、ピークは1~2年前の67~68年あたりだろう。※67年は年間10戦。68年は年間13戦! 

 

来日して金沢和良と大激戦を繰り広げた頃はピークアウト。 

 

当時のラテンボクサーに有りがちなコンディション作りの甘さが目立っていた。 

 

5年前今は無き「ボクシングマガジン」が「ALL TIME最強は誰?誌上トーナメント」なる企画を数号に渡り展開。 

 

その中の「バンタム級」カテゴリーでボクシングマガジンは井上尚弥を覇者へ選定。 

 

ジョフレ、サラテ、オリバレスをさて置くという「暴論」 

 

曰く現代ルール下においての戦いとするという迷規定。 

 

こんなの古豪に対する冒涜で当時世界の識者に対し恥ずかしいとさえ感じた。 

 

自分は当時ルール(当日計量、15R制、6オンス)だったら井上はBIG3(ジョフレ、サラテ、オリバレス)に勝てないと確信している。 

 

流石に現代ルールにいきなりオリバレスをタイムスリップさせたら井上が勝つのは当たり前だが・・・。 

 

それでも例えば全盛期のウィルフレド・ゴメスを現代リングに上げ、井上と対峙させたら・・・。 

 

ゴメスが負けると言えない自分がいる。 

 

頑固に「70年代戦士最強論」を唱えるオールドファンの戯言でした。

 

 数十年後、日本に「井上尚弥」とどちらが強いと論される選手が存在していると嬉しいが、自分の存命中に井上を超える日本人選手は生まれないだろう。

 

28日開催された二大世界戦。 

 

会場はリニューアルした横浜BUNTAI。 

 

拳闘としては初興行。 

 

まず文体の名前を残したことに拍手。 

 

文体は文体以外にあり得ない。 

 

敷地内の床面には旧文体で行われたイベントのレガシーが !

 

急いでいたので「GIGS CASE OF BOOWY」しか確認できなかったが、井上尚弥はじめとして各名ボクサーの試合も開催されているので、刻されていたら嬉しいな。 

 

会場キャパは5000名と大田区総合体育館より1000名ほど収容人数が多い。 

 

28日は平日開催だったが、約4000名の動員が有り及第点。 

 

音響も良く席の傾斜も問題ない。

 

ロビーに休憩用テーブルとイスが用意されているのも優しい作りだ。 

 

会場使用料は大田区総合体育館より高額だろうが、拳闘競技への成熟度が高まり世界戦ではない大橋ジム興行で横浜BUNTAIが埋まる事が理想だ。 

 

新たなハマのメッカ。横浜BUNTAIでまた拳闘興行が行われることを期待したい。 

100点満点のデビュー戦を飾った荒竹一真。彼ら次世代の役目の一つだ。