現在去就が注目されているワシル・ロマチェンコ。 

 

以前拙ブログにも記したが、ロマチェンコはまるで未来から来たサイボーグ。 

 

対戦相手は数十年後の進化技術を有したボクサーと戦わなければならないので、面食らうしか無かった。 

 

同様に1940年代のウィリー・ペップ、80年代のヘクター・カマチョも同様に未来から来たサイボーグだった。 

 

ペップから40年後に王者カマチョが生まれその40年後にロマチェンコが席巻した。 

 

きっとロマチェンコは2060年時の技術が有るに違いない。 

 

ただ自分はロマチェンコの強さの根源を知っている。 

 

それは誰よりも強い自我。ボクサーとしてのプライドだ。 

 

2020年テオフィモ・ロペスに論を呼ぶ判定で惜敗したが、試合前に右肩を痛めており、トレーナーである父親が延期を勧めたが、ロマチェンコは「それなら引退する」と試合挙行。 

 

試合後肩の手術をしたことを「公表」。 

 

それに対し勝者ロペスは「言い訳するな」と一括。 

 

アマ時代が永かったロマチェンコは決まった試合スケジュールに応じることが出来なかったら敗戦と位置付けていた。 

 

そしてロペスも「調整段階含めて試合」という認識なので、当時この反応にも理解を覚えた。 

 

ファイターたちは大なり小なりどこかは痛めており、それを含めての試合だ。 

 

先日怪物王者に名乗りを上げたヌニェスに完敗した力石政法。 

 

本人発信ではないが試合前に肩を痛めており、近々手術を受けるという。 

 

個人的には試合中の骨折や試合後手術が必要な重篤なケースはやはり知りたいという気持ちが有るが、人によっては逆の反応をするケースも少なくないだろう。 

 

力石本人はヌニェスに「コテンパンにやられた」と潔かった。 

 

自分も仮に力石が万全でもあの夜はヌニェスが勝っていたと感じる。 逆に攻撃的になった力石が倒されていた可能性も有る。

力石の去就は微妙だが、ボクサーとして万全の態勢でという気持ちが有るのは当然だと思う。 

 

果たして!? 

 

本日は横浜BUNTAIへ二大世界戦観戦に

 

【IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)VS力石政法(大橋)】 

 

セミで行われたヌニェスVS力石 

 

結果はヌニェスが予想以上のスペックを発揮し、力石を追いまくり完勝。 

 

試合開始からヌニェスの圧力、パワーは相当なものだった。 

 

力石も鈴木トレーナーと磨いたアウトボクシング(アマ現役時代の鈴木に通じるものが有った)で動くが、ヌニェスのプレッシャーは半端ではない。 

 

繰り出すパンチも硬く、パワーは数段力石を上回るというか種類が違った。 

 

3R力石もサウスポーがやや不得手なヌニェスに有効な右フックで回してのサイド移動を見せ、試合全般通じて良く動いたが、テーマの「リング中央で戦う」というシーンはほぼ見られず、常にロープへ詰められ力石の背中はロープ跡で赤くなっていた。 

 

超攻撃的なムニェスへカウンターは上下ともに良く入ったが、ムニェスが後退するシーンは終ぞ無かった。 

 

予想通りのタフネス&フィジカル。 

 

7R防戦一方の力石はゴング前打ち返すシーンも見せたが、この時は既に「打たれ疲れ」状態。 

 

8Rに左ストレートカウンターヒットで会場を沸かせた力石だが、ステップ継続で勝負に出られなかった。 

 

10Rにはストップ寸前まで追い込まれた力石。 

 

何とか11~12Rを乗り切りKO負けだけは免れた力石。 

 

発表された採点は3-0(117-111、116-112、115-113)でムニェスの完勝。※自分の現地採点は117-111ムニェス(力石に2、3、8Rを与えた) 

 

ムニョスはまさに「小型ベテルビエフ」の様な選手だった。 

 

左右に動く力石を追う際も頭脳的に詰めていった。 

 

何よりも無尽蔵のスタミナには驚き。 

 

タフネスを発揮したムニェス。本当はアゴやボディーに脆さは有るのでは?とも感じるが精神的に強い選手。 

 

世界的にも人気が出そうなスタイルの持ち主だ。 

 

この明日の怪物相手に判定まで持ち込んだ力石の精神力も称えたい。 

 

世界戦に相応しい好試合だった。 

 

【WBO世界バンタム級タイトルマッチ武居由樹(大橋)VSユッタポン・トンディ(タイ)】 

 

メインの武居防衛戦。 

 

1R、いきなり武居の左ストレートがユッタポンのボディーへヒット。 

 

そして左フックであっという間にダウンを奪う。 

 

かなりのダメージでこの時点で勝負はついた。 

 

辛くも立ち上がったユッタポンに左で2度ダウンを追加。 

 

そして連打を浴びせ1RTKOの電撃防衛(1R2:07TKO) 

 

怪我ブランク明けとは思えない武居の爆発劇。 

 

やはり独自の当て感、硬質パンチは初回に何かを起こすという事か。 自分は武居の判定防衛を予想していた😜

 

次戦は9月?1位選手との指名戦。その後那須川天心との黄金カード実現に期待したい。 

 

本日横浜BUNTAIで行われる二大世界戦 

 

前日計量で4人とも一発パス。 

 

【WBO世界バンタム級タイトルマッチ武居由樹(大橋)VSユッタポン・トンディ(タイ)】 

 

武居:53.5kgリミット 

ユッタポン:53.1kg 

武居は相変わらず極限まで落としているのに対し、ユッタポンはスーパーフライ迄落とせるのでは? 

 

実に頑強なフレームだ。 

 

武居の飛び込みボディに耐えられるか見ものだ。 

 

武居:10勝(8KO) 28歳 

ユッタポン:15勝(9KO) 31歳 

 

 

【IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)VS力石政法(大橋)】 

 

ヌニェス:58.7kg 

力石:58.8kg 

※リミットは58.9kg 

 

力石も極限まで削ぎ落している。 

 

身長、リーチ差が相当ある。ましてや力石はサウスポー。 

 

オッズ有利なヌニェスにとっても簡単な試合ではない。 

 

スリリングさではメインを上回り、これぞ世界戦というカード。 

 

力石のインサイドワーク、勝負強さに期待したい。 

 

ヌニェス:28勝(28KO)1敗 27歳 

力石:16勝(11KO)1敗 30歳 

 

今回国内戦では珍しく一般ファンに計量風景を公開。 

 

アナウンサーは須藤リングアナ。 

 

本日は諸事情により須藤さん。 

 

安定感あるので音響も良い横浜BUNTAIを盛り上げて欲しい。