『NIKKE THE STAGE(ニケ・ザ・ステージ)』観てきたので感想 | オーシャンズロデオ

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『NIKKE THE STAGE(ニケ・ザ・ステージ)』を観てきたので感想書いていきます!

 

 

 スマホ向けガンシューティングRPGとしてリリースされた『勝利の女神:NIKKE』。女の子が銃を撃って尻がプルプル揺れるゲーム、と説明すれば知らない人でもあぁアレかぁとわかっていただけるかもしれません。ゲーム内容としては広告に偽りなしといった感じで、とにかく尻が揺れる揺れる胸も揺れる。最初はバカエロゲーだと思って気軽に始めてみたんですがストーリーや世界観の完成度が思いのほか高く、すっかりハマってしまいました。ずっと楽しくプレイしてます。

 そんなNIKKEがなんと舞台化するというニュースを聞き、しかも原作通りキャラクターのバックビューにもこだわった内容であると知り、え!? 客席に尻向けながら銃撃ってくれるの!? そんなの最前列席を確保するしかねえ!! ということでSS席を予約したのが先月。そこから個人的なトラブルなどもなく、6/7の昼公演をついに鑑賞してきたので感想を書いていきます。

 ネタバレありなので観劇予定の方は読まない方がいいと思います。

 

 

 

 

 内容としては原作ゲームのチャプター0からチャプター7までをなぞったシナリオで、輸送機の墜落後から話が始まります。マリアンに指示を出す指揮官。指揮官を守って戦うマリアン。負傷したマリアンに包帯を巻く指揮官……。ニケを舞台化したらこんな感じだろう、という期待通りの光景が目の前で展開され、この時点でちょっとウルッと来てました。ラピとアニスが合流してからまた一気にNIKKEらしくなり、原作ファンとしてのテンションが高まります。ラピもアニスも原作再現度がすごい! 舞台化ということでセクシャルな部分は控えめになるかと思いきやむしろ強調していて、特にアニスは下半身のムッチリ具合が完全に原作通りかもしくは原作超えてるレベル! ふとももの食い込みとかヤバかったです。胸もめちゃくちゃデカくて、アニスらしく元気よく動くたびにその胸がプルンプルン揺れるんで最高でした。

 あと見た目だけではなく喋り方も原作再現度高くて驚きました。こういうのって原作に寄せずにやる場合も多いと思うんですが(劇団四季のリトルマーメイドなどは多くのキャラが原作の喋り方とはまったく違う演技にしていて、あれはあれでとてもいい)、ニケステージは完全に原作に寄せた喋り方や動き方をしてくれていて、原作ファンを喜ばせます!といったコンセプトを強く感じました。ラピの落ち着いた語り口調(たまにスッと突っ込みを入れたりする)もラピ!って感じでしたし、アニスのトーンの強弱が激しい喋り方もアニス!って感じでした。キャラがしっかりキャラらしい。まったく違和感なかったです。

 そして戦闘シーンも実に良かった! それぞれの銃でラプチャーを殲滅していく姿がマジでかっこよかった。特にラピが姿勢を低くして鋭い視線で狙いをつけているところがマジでかっこよくてハートを持っていかれました。射撃も、弾を飛ばすわけにはいかないのでフリではあるんですが、SEのタイミングにバッチリ合わせて銃をドドドドと連射している感じがよく出ていてめちゃくちゃかっこよかった……。アニスのロケットランチャーでデカい一撃を食らわす描写もあって、原作における武器ごとの特徴をしっかり見せていたのも良かった。そういえばこういうチュートリアルあったなと思い出しましたw

 あとこれはほんと正直に書きますが戦闘シーンはかなりエロい! 背中で魅せるガンガールRPGを思いっきりやってくれている感じ。しっかりと客席に尻を向けて撃ってくれたりするのでだいぶエロい。うおーエロい綺麗カッコイイ……と惚れ惚れしながら鑑賞できます。しかもラピが正面に向いてしゃがんで射撃するシーンで、自分の席のところからちょうど正面パンチラ、いやパンモロになる場面などもあり、オイオイこれは本当にいいのかこれはマジでありがとうございますと感謝を捧げました。こういった舞台においてキャラクターをというか演者の方をそういう目で見てしまうのはよくないのではとも思ったのですが、いやこのニケステのコンセプト的にはそういう目で見ないほうが失礼というか、むしろエロい目で見てこそ出演者やスタッフに対してのリスペクトになるはずだと思い直し、凝視させていただきました。ありがたや……

 そしてラプチャー! 観る前から「ラプチャーはどう表現するんだろう」と気になっていたのですがまさかの演者形式! 一部着ぐるみのような若干ミュージカル調のやつで出てきたのでうおーすごく舞台っぽい!とテンションあがりましたw 人外を表現する舞台特有の、最初に見たときはえっこれアリなの?と思ってしまうもののそのうちに慣れてきてカッコよく見えてくるアレです。ラプチャーはたびたびある襲来シーンなどでも妙にいい動きというか、若干ダンスっぽい動きで集合したり吹き飛んだりしていくので、ラプチャー周りだけミュージカル色が強くて個人的にすごく楽しかったですw あとラプチャーの顔は被り物で覆われているんですが体部分は意外とヒトのままで、しかも女性が演じているので妙におっぱい強調されてたりして、眼前に迫ってきたときうおっラプチャー超エロい……なんて思ってしまいましたw 

 そして全員集合してのオープニングダンス。まさかそういう演出があるとは思っていなかったので驚きましたし、あからさまに尻を向けてエロく踊ってくれるパートなどもあって、最前列席を予約できて本当によかった……この舞台を観にこられて本当によかった……と感激しました。もちろんエロだけじゃなく音楽に合わせた動きがかっこよくて、もうつかみはバッチリ!って感じでしたね。

 そんでもって「ここです」のシーン。もうそのシーンに入ったあたりから自分は唇を噛んで涙をこらえていたんですが、包帯嬉しかったです……でもう泣きました。直後に場面転換で暗転が入るので涙を拭く時間がとれたのがありがたかった……。あとこのシーンはアニスの「私がやろうか?」もすごく良かった。もともと原作でも好きな箇所だったんですが、原作では「私が……やろうか?」みたいな感じでおずおずと切り出していたところを、ニケステでは「わ……私がやろうか!?」とあわてて駆け寄っていく感じで、指揮官にそんなことをさせられない気持ちが強かったか、もしくは努めて明るく振る舞おうとしていたのか、原作のニュアンスとは別のものが見られた感じですごく良かったです。

 その後登場するネオンもめっちゃ可愛かった! ゲームと違ってシステム解説などが挟まれずにお話がどんどん進むので、マリアンの悲しみをネオンの明るさが中和する形がより強くなっていてよかったですね。ゲームはゲームで「ニケを失ったので戦力を補充しましょう!」とガチャチュートリアルに移行するのがかなり笑いましたがw

 そしてネオンもまた原作再現度がすごい。衣装やメガネが完璧なのはもちろん、ぱっちりした目の印象というか、雰囲気が実にネオンといった感じ! そしてパンチラ度合いも原作通り……いやそれ以上のレベル! もう射撃シーンでなくとも常時パンチラしている勢いでめっちゃセクシーでした。まったく曇ったところのない明るいキャラとのギャップがすごい。

 原作通りネオンは火力にものを言わせて障害物などを破壊するシーンが何度かあるんですが、舞台で実際に発射&撃破演出があると火力に説得力が出まくり! ラプチャーに対しても火力ー!→ドゴーン!→ラプチャー四散!とビジュアルで展開されるのでめちゃくちゃな強キャラに思えましたw 原作の場合は基本的にソシャゲ的というかアドベンチャーゲーム的な立ち絵の紙芝居で進むので(それはそれでサクサク進むのでNIKKEの好きなところのひとつなんですが)、実際にネオンの火力を説得力のある形で味わえたというのは舞台ならではの魅力でしたw

 あと回想シーンのマリアン! これも舞台ならではの演出ですごく良かった。原作はゲームなので画面をセピア色にしてキャラを立たせれば回想シーンができあがるんですが、舞台だとああいう演出になるとは……。ここでも少し泣きそうになりました。このシーンに限らず全体的に照明の効果がすごく良かったですね。メリハリのある使い方で、場面場面を気持ちよく味わうことができました。

 ユニとミハラもすごく良い! ユニはアニスに負けず劣らず原作の体型の再現度がすごくて、上半身はロリっぽいのに下半身はムッチリしてるというユニらしさが見事に表現されていて良かったです。動きも無邪気というか子供っぽい感じで、でもちょっとダウナーなところも見え隠れしていて、ユニっぽさが抜群でした。ミハラもめちゃくちゃセクシーでよかった……。ミハラは原作で射撃モードに入ると首のあたりまでコートを着込んでしまうので露出度が減ってしまうんですが、舞台では原作の立ち絵どおりに首や肩を露出したままで、そこがすごくエロかった。NIKKEって割と首筋周りは隠しているキャラが多いので(特に今回出演のキャラたち)、ミハラだけがうなじというか首筋や鎖骨や肩といったエリアを見せながら戦っていたので猶更セクシーに見えました。また原作ではミハラはパンチラしないんですが、この舞台では正面向きで射撃ポーズをとったときに自分の席からだと強烈な角度からのパンチラがバッチリ見えてしまい、マジで心臓が跳ね上がりました。

 そしてラピ達同様にユニもミハラも喋り方が原作にとても近くて違和感ぜんぜんなかったですね。二人のごほうびシーンのあとのラピと指揮官のやりとりも原作通りなんですが指揮官役が女性ということもあり原作とは一味違ったニュアンスの笑いになっていてよかったですw

 それとシュエン! シュエンも原作っぽい喋り方をしていてファンとしては嬉しい限り。急遽交代になったそうなんですがそれなのにかなりの勢いでシュエンになっていてすごいですね。指揮官にすごまれてつい謝罪しちゃうところも可愛かったですw シュエンは悪役というか話を動かすための点火キャラでありそこが好きなんですが、ニケステでは出番少なめだったので、もうちょっと長く観ていたかったですね。戦争シーンが無いぶん、椅子に座って脚を組むシーンなどでお色気を演出していたのが良かったですw

 そんでもってトーカティブ。これはブラックスミスもそうだったんですが、一般ラプチャーを演者形式でやれるとしても巨大なラプチャーはどう表現するんだろう、と思っていたらまさかのプロジェクションマッピングだったのでフフッとなりましたw 巨大さの演出として一本とられた感じがあります。尻尾攻撃の演出もいいw まさか「トーカティブの尻尾役」があろうとは……。やっぱりラプチャー周りは舞台というかミュージカルっぽい演出が多くて個人的にすごく好きですねw

 ユニとミハラの話に戻りますが記憶消去の前後はまたちょっと泣きました。原作でも悲しかったシーンなんですが舞台は更に良かった……。原作ゲームの方で自分いまチャプター25あたりなんで、この二人のシーンは余計に心に来ましたね。

 ルドミラ&アリスも素晴らしい。外見や喋り方が原作再現しまくりなのはもちろん、アリスは特にそうなんですが動きがいちいちそれっぽいというか、スポットが当たっていない時なんかも実にアリスっぽい無邪気でキュートな動作をしていて、あぁ~アリスがいる!と強く思いました。立ち絵メインの原作よりもさらにキャラクターの解像度が上がった感じ! ルドミラさんは戦闘シーンで自分の席の眼前に来てくれたんですがなんと原作のパン線が再現されてて、エロいと思う前にまず感動してしまいましたw そこを再現してくれるとか聞いてないよ……。それと指揮官がアリスの世界観に合わせて「……ハートの女王を倒しに来た」と言い直すところで、それを聞いたルドミラさんがフッと笑顔を浮かべるシーンがすごく良かったですね。ああいう細やかな表現も舞台ならではでした。

 舞台ならではといえば雪原に到着したシーン。アニスとネオンが通信そっちのけで雪合戦をはじめるのは原作通りなんですが、指揮官にも雪をぶつける演技をしていて、指揮官のほうも「も~何やってんだよw」みたいな感じで笑っていたのがすごく良かったです。原作でカメラがとらえていなかったところでこういうことが起きていた、というような感覚というか、補完されていくというか。ユニがラプチャーの足跡を探している場面などもそうですが、原作ではテキストでサッと表現されていただけのシーンや表現されなかったシーンを実際に動作として味わえて、しかもビジュアルや声や動作の雰囲気が原作まんまなので違和感もないという。そうか舞台化というのはこういう魅力もあったのか……と感じました。

 そしてスノーホワイト! この人も舞台ならではの魅力が強くて、なにがいいってあんた戦闘シーンでとにかくクルクル回ってくれるところ! クルッと振り返ってバン!と撃つシーンが多く、そのたびに外套とスカートがザ・カゲスターのオープニングのごとく遠心力でヒラッと開く! 開くとどうなる? パンチラが味わえる!!

 これはすごいことですよ。原作でのスノーホワイトは射撃時に外套がめくれたりしないのでパンツは見えないキャラなんです。そこでニケステでは戦闘時にターンを多く取り入れることによってわざと外套をはためかせ、パンチラを実現しているのです。多分そういう意図かと思います。これはすごい。スノーホワイトのパンチラが見られるのはニケステだけ!! いや実際マジで、外套で尻が隠れてしまうキャラでもなんとかしてエロいとこ見せようというコンセプトはすばらしいです。あと外套を翻して戦う姿が純粋にカッコよくもありました。

 バンカーで救助を待つシーンも良かった。原作ではテキストで「みんな移動不能状態ね……」と表現していたと思いますが、舞台では座り込んだり寝そべってしまっていたりで動けない状態であることがちゃんと表現されていて、しかもアニスがうつぶせに寝そべっているのでプルンプルンの尻が強調されまくり! 自分の席からだとほぼ正面にアニスの尻が来る形になって、物語の展開に集中していいのかアニスの尻に集中していいのかかなり迷いましたw ニケステは円形劇場に近い形の座席システムとなっていたのでどの席をとったかで目の前の光景がガラッと変わってくると思います。

 そしてモダニア。あまり事前情報を仕入れていなかったのでモダニア出るとは思っておらず、うおおっ!!とテンション上がりました。いかにも悪側っぽい銃の扱い方が魅力的で、一斉射撃されるシーンの撃たれる動作も素晴らしかった……

 あと全編通してシフティーが可愛かったです。原作ではシナリオが進むごとに出番なくなりがちなので、舞台でシフティー成分を多く摂取できた感じw 通信の表現も、なるほどそうやるのか……といった感じで面白かったですね。シフティーもすごく原作っぽい声と喋り方で、最初はこれ原作の声優の人の声を使ってる?とすら思いました。

 終わり方というか終盤シーンは笑いました。原作のシナリオの序盤をなぞるという性質上、俺たちの戦いはこれからだENDになるだろうなとは思っていましたが、「指揮官様出世したの!?」「もう副司令官でも指揮官に命令できませんよ!」「それ以上の方からの命令も拒否する権利があるんですって!!」みたいなシーンでエンディングテーマが流れて終わるので、色んな問題がまったく解決してないけど出世したからハッピーエンド♪みたいな雰囲気があって笑いましたw 進研ゼミの漫画の展開のような、いや決してそういうものではないのですがこの場面までで終わりなのでそう見えてしまって楽しかったですw

 そして最後のカーテンコール。演者全員が入れ替わりで登場して観客たちにアピール! 舞台はこの時間もすごく好き! というわけで拍手をしつつ、ちょうどマリアンが目の前に来てくれたので見上げていたところ、マリアンがこっちを見て笑ってくれました。

 マリアンがこっちを見て笑ってくれました!!

 目が合った!!マリアンが俺を見てくれた!!うおおおおっ!!気のせいだろと思われるかもしれませんが気のせいでもいい!!だって見てくれたから!!笑顔を向けてくれたから!! これはガチ恋勢になってしまう人の気持ちもわかる……

 さらに出演者全員で並び、キャラではなく出演者としての挨拶のパートも。この回ではシフティーの人とネオンの人のコメントを聞けました。(出演している)皆さんのピチピチの姿どうですか!?と言ってくれるシフティーの人のコメントもあっやっぱりそういう目で見ていいんですねと嬉しくなりましたし、ネオンの人のコメントもNIKKE愛を感じてすごく良かったです。あとみんなで並ぶ際、ラピが優しい笑顔でアリスの立ち位置を案内してあげている場面があってすごくキュンとしました。

 その後キャストさんたちによるお見送りというものもあって、アリス、ルドミラ、スノーホワイトが手を振って見送ってくれました。ありがとうございました、よかったです、と声をかけさせていただいたらわぁ~みたいな反応をしてくださって嬉しかった……

 

 というわけで、上がったテンションにまかせて書いた結果かなりの乱文というかオタクの早口になってしまいましたが、ニケ・ザ・ステージめちゃくちゃ良かったです!

 まずとにかく原作再現に手を抜いていないところ。キャラの衣装の細かさや銃のデザインはもちろんのこと、体型までをもしっかりと再現してきているのはビビりました。アニスの下半身のムチムチっぷりやユニのスリムなのに安産型という体型は特にそうで、キャスティングの本気度のようなものを感じ取りました。そして出演者さんたちの演技の方向性も原作再現型でとてもよかった! 舞台化というと「原作は原作、舞台は舞台」ということで完全に独自のキャラ付けや演技でやるイメージが強かったんですが(もちろんそういうのも好きです)、このニケステでは皆さんとにかく元のキャラの声に寄せた演技になっていて、マリアンはマリアンだったしラピはラピだったしシフティーはシフティーだった、という感じでした。また台詞のない時間においても、アニスの大げさな動きやネオンの芝居がかったような動き、アリスの子供のような無邪気な動きなど、このキャラが本当にいたらこういう感じだろうな、というイメージ通りの動きを見せてくれていたので、独自の表現なのに原作再現されているというレベルでした。キャラクター愛がすごいというか、プロの仕事というべきか、正直ここまでやってくれるとは思っていなかったので感激しました。これが2.5次元かすげえや……と思いました。

 指揮官に関しては原作だと声も姿もないキャラなので原作再現という方向性とは若干違うんですがそこも良かった! 女性が演じているということもあってどこか可愛らしい感じになっていて新鮮でしたw マリアンの上着脱ぐ云々のとこでやっべ~みたいに明後日の方を見るところとか、雪ぶつけられて笑うところとか、新たな指揮官像を作ってくれましたね。そのおかげかピチピチの新人であることが原作よりもよく出ていて、なのでマリアンに対する悲痛な思いも更に感じ取りやすくなっていたように思います。それでいてシュエンに迫っていくシーンやニケ用の銃を撃つシーンでは原作らしいカッコよさがあったので惚れましたw

 あと戦闘シーンのかっこよさも魅力。もう同じことを上で言った気もしますが、物語の中で何度も挿入される戦闘シーンがとてもよかった。照明の様子が一気に変わり、皆が銃を手に取り、音響に合わせて銃を撃ちまくる。これがめちゃくちゃカッコいい。しかもカメラの視点が切り替わるようにして位置を入れ替えるので単純にショーとして楽しい! 格闘技のリングのようなステージ上をあちこち移動して、時には正面を、時には背中を(というか尻を)観客に向けてカッコよくエロく戦ってくれるので最高でした。ラピが特にマジでカッコよかったですよ。自分は原作の方のNIKKEを始めたときうおおっエロいけどその前にまずカッコイイなこれ!と感動したので、その気持ちをもう一度強い形で味わえたような感覚もありました。

 そんな戦闘シーンを盛り上げてくれるのがラプチャー達で、銃撃に合わせて派手にのけぞったり吹っ飛んだりしてくれるので、プロレス的な盛り上がりがありましたw 湧いて出てくるシーンも不気味ながらどこかスタイリッシュで、いかにも舞台っぽいというか、ミュージカル的な魅力を放っていましたね。ラプチャーの皆さんは影のMVPのように思いましたw

 ニケステはミュージカルではありませんが、おそらくは戦闘シーンを歌のシーンの代わりにしているというか、舞台としての、随所に挿し込まれる「見せ場」として機能させているのだと思います。もう戦闘シーンが始まるたびにわくわくしてました。原作再現のみならず舞台としての完成度もしっかり高めてきていたのがすばらしかったですね。

 それとこれは非常に大事なことなんですがエロ方面のサービスがとても良かった!! 戦闘シーンのたびにラピの尻やアニスの胸やネオンの尻が入れ替わり立ち変わり眼前に来るので脳がどうにかなるかと思いました。ステージの半周を取り囲むような構造の客席だったので、おそらくどの席に座ってもエロスが堪能できるように配慮されているのだと思います。明らかに意図的に客席にエロい体勢を向けてくれるのはほんとNIKKEらしくて最高でした。もうわざとやってるでしょこれみたいなエロスはNIKKEの大きな魅力のひとつなのでそこを表現してくれているのはすばらしかったですね。

 戦闘シーン以外でもそのコンセプトが感じられて、普通の会話シーンなどでもわざわざ客席の近くに立ってくれるのでここはエデンか?と思いましたw ステージを下りて60cmもないような距離まで迫ってきてくれるシーンまであったんですがそこではもうドキドキしてしまって逆に何も見れなくなってしまったのが悔やまれますw もっとお顔とか衣装とか胸とか尻とか胸とか尻とかガン見すべきだった……

 ん?と思ってしまったところももちろんあって、たまに台詞を忘れたり噛んだりする場面があったりとか(可愛かったですがw)、トーカティブたちの表現が席によってはちょっと違和感あったりとか、アンダーソンとエニックがただの絵だったりとか、フフッとなる場面もありましたw 北部の眠り姫たちもできれば絵ではない形式で見たかったかな~と思います。あとはシナリオが原作に沿いすぎているというか、チャプター7までのお話をおおむねなぞっていく形で進行するので、1本のお話としては起承転結がちょっとあやふやな感じになってしまっていたのは惜しかったです。原作再現しつつそこもしっかりやるとなるとかなりの制約が出てきそうなので仕方のないところではありますが。

 グッズ類は通販での受注生産形式になっていて、自分も全員のブロマイドとランダムブロマイドを速攻で注文しちゃいましたが、現地での物販があると記念品的な意味合いも出てくるのでやって欲しかった気持ちもありました。ただ転売とか争奪戦とかそういうのを完全に避けられる形式なのでありがたく思います。届くの今から楽しみ! あと舞台とは関係ありませんがロビーに展示されていた両面アクリルスタンド(カードゲームのやつ)も楽しみ……

 公演は4日間で終わってしまいますが、チケットによる千秋楽公演の配信もあり、また円盤も出るっぽい(まだ未確定ですが多分あるっぽい)のが嬉しい。劇場での生の観劇に勝るものはありませんが配信や円盤で何度も観られるというのはめちゃくちゃありがたい! 嬉しい限りです。

 追記:Blu-ray発売確定したようです。2025年1月予定とのこと! 

 

 いやあそれにしても良かったですよほんと。(まだ話おわんないのかと思うかもしれませんがもうずっと語りたい……)

 自分はエロにつられてNIKKEをインストールして、うおっエロい! そしてカッコイイ! エロカッコよくて最高だわこれ! と遊んでいたところチュートリアルで衝撃を受けてちょっと泣いて、その結果どっぷりハマってしまったという経緯なんですが(おそらくそういう人は多い)、それとほとんど同じ流れをニケステで味わいました。バックビューにこだわってますという発表を聞いてえっ尻強調する方向なの!?じゃあ見に行くわ!!と予約して、開演して戦闘のカッコよさに惚れて、チュートリアルのシーンでハンカチ必要になって……と、完全に同じ流れで心を掴まれましたw 舞台としての完成度はあまり期待していなかったというかハードルを自分で下げていたのでその反動もあるかと思いますが予想よりずっとよかった。しっかり「NIKKE」の「舞台」になっていました。NIKKE THE STAGE、看板に偽りなしです。こうなってくるとこの先のチャプターの話とか、イベントの話を再現したものとか、なんなら舞台オリジナルの話とか、そういうのも観たくなってきますね。またやってくれたらマジで嬉しい……

 

 帰ってからも舞台の熱が冷めず、舞台メンバーを使ってシミュレーションを攻略するなどしてましたw 

 では!

 

(追記)

 配信始まったので改めて観たんですがやっぱりイイ……。

 舞台やショーは実際に見に行く生観劇が最高で、映像で見ると魅力が数割減ってしまうのはしょうがないんですが(マルチアングル切り替えはめっちゃ嬉しいんですが実際の席からの眺めには勝てない)、何度も繰り返し観られるというのはやはりかなりのメリット。あの印象的なオープニングダンスを何度も味わえるのが特に嬉しいです。この記事中で「ミュージカルではない」と書きましたが(実際にそうなんですが)、オープニングのキャラ紹介場面は曲のタイミングに合わせての演武のようなパートがあって、歌うわけではないもののミュージカル的な魅力を強く感じました。特にアニスがロケットランチャー2発撃つところなんか気持ちよすぎ! 自分は幼少期からディズニーのプーさんと大嵐などのビデオを見て育ってきたせいか「音楽のリズムに合わせてキャラクターが動く」というコンテンツが大好きなので、このニケステのオープニングもめちゃくちゃ好きですね。観劇当日は尻やふとももに見とれていたのもあってあまりそこを意識してませんでしたがw、ほんとすばらしいです。ネオンがぴょんぴょんするのもいい……。あと指揮官の謎ダンスもいいw

 それとオープニング直前のラピ&アニス初登場時の場面転換シーンであからさまにエロく尻を振るパート、なんであそこだけあんな露骨にエロダンスなの!?と当初は思っていましたが、ひょっとするとNIKKEをよく知らない観客向けに、「この舞台はそういう目で見てOKなやつですよ」と伝えておく役割があったのかもしれませんw

 他にもミハラの「秘・密・作・戦♡」を食らったラピがめちゃくちゃ素早く顔を逸らすところとか改めて観るとここ面白いなみたいな部分もまだまだあるので、配信終了まで存分に楽しみたいと思います。BDも楽しみ! あとブロマイドも!