紀伊下野咲く龍門山散策 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

和歌山県の紀の川の南にある龍門山を歩いてきました。

 

登山口から少し離れたところにある登山者用の駐車場を朝8時に出発。

 

駐車場の先客は3台だけ。あまり人気のない山なのかなぁ?

 

駐車場の向こうに見えている山が龍門山。

 

紀州富士とも呼ばれる山ですが、ここから見た感じではそのようには見えません。

 

 

 

最初は桃、柿、栗、みかんなどの果樹園の中の農道を登っていきます。

 

桃は実にカバーがかけられていました。

 

店頭に和歌山の桃が並ぶまであと、1ヶ月ちょっとですかね。

 

 

 

栗の木には花が咲いており、柿の木には小さな実がついていました。


 

 

そら、そうよ。

 

 

 

ササユリ。季節ですねぇ。

 

 

 

田代コースと中央コースの分岐点。

 

登りは田代コースにします。

 

 

 

道中、シライトソウがあちこちに咲いていました。

 

 

 

途中にあった地蔵尊。

 

その前にある小さな沢を渡ります。

 

今日は雨後ということもあって、足元は湿っており、じゅくじゅくしている箇所もありました。

 

 

 

フタリシズカはほぼ終わりでした。

 

一人でも二人静。

 

 

 

田代峠。

 

ここから稜線歩きになります。

 

 

 

ガマズミ。

 

 

 

本日のお目当て、キイシモツケも現れ始めました。

 

 

 

まだまだ新緑が鮮やかで、気持ちのいい稜線。

 

 

 

磁石岩。

 

北端がS極を吸引し、南端がN極を吸引し、この岩全体で磁石になっているそうです。

 

コンパスでも持ってくればよかった。

 

 

 

柿の葉寿司じゃなくてカキノハグサ。

 

葉が柿の葉に似ていることが名前の由来だそうです。

 

 

 

山頂近くまで来るとキイシモツケが群生しています。

 

 

 

山頂からは北側の眺望が開けていました。

 

紀の川を挟んで対面には和泉葛城山をはじめとする和泉山脈が見えます。

 

 

 

龍門山(755.9m)。

 

スタートから2時間ちょっとでした。

 

 

 

三角点は狭い場所にありましたが、少し西側に広い場所があり、そこに山頂標柱がありました。

 

龍門山は関西百名山、近畿百名山に選定されています。

 

 

 

キイシモツケの群生。


イワシモツケの和歌山県固有変種だそうですが、龍門山は山頂部が蛇紋岩で形成されており、キイシモツケはこの蛇紋岩に適応した植物なのだそうです。

 

そういえば、尾瀬の至仏山でイワシモツケを見ましたが、あれは至仏山が蛇紋岩の山だったからなんですね。

 

 

 

キイシモツケはイワシモツケとちょっと違って、葉は小さな楕円形で、四方八方に延びた枝に連なって咲くのですね。

 

知らない人が見るとコデマリと思うかも。

 

 


ちょうど見頃できれいに咲いているところが見れてよかったです。

 

 

 

下山は中央コースで。

 

 

 

タツナミソウ。

 

 

 

途中にあるビュースポット、明神岩。

 

大きな蛇紋岩の露頭で、岩の上からの眺めもいいですが、明神岩を含めて紀の川流域の景色を見るとさらにいいです。

 

岩の上に立って、ここから写真を撮ってもらえば、ダイナミックないい記念写真になると思います。

 

 

 

農道に出て、田代コースと再び合流し、あとは目の前に紀の川を望みながら行きと同じ道を下るだけ。

 

今日はトータル3時間50分ほどの山行でした。

 

下山中、これから登る人たちと結構すれ違いましたが、駐車場に戻ってくるとほぼ満車になっていました。

 

みなさん、スタート遅めなんですね。

 

龍門山は登山道に入るまでが長かったですが、雨後で滑りやすかったこと以外には、特にきついところもなく、快調に歩けました。

 

道中にこれだけ桃の果樹園があるのなら、桃の花の時期に来てもよさそうですね。