まだ6月だというのに梅雨明けしてしまった週末。
この時期、六甲山に咲くアリマウマノスズクサを探して裏六甲を周回してきました。
今日は有馬温泉駅から瑞宝寺公園、筆屋道、魚屋道経由で最高峰へ。
紅葉時期はすごく賑わう瑞宝寺公園ですが、今日は人っ子一人見かけません。
人知れずアジサイがきれいに咲いていました。
太鼓滝。
水量豊富。
筆屋道の途中の展望台からの景色。
右手前には花を咲かせた栗の木。
有馬温泉駅から1時間50分で六甲山最高峰に到着。
やはり暑いとペースが落ちます。
今日の大阪方面の景色。めっちゃ霞んどる...
最高峰周辺にはノイバラ、ウツギ、スイカズラなどが咲いていました。
最高峰から全山縦走路を西へ。
その途中、ちょっとウロウロ探しましたが、本日のお目当てのアリマウマノスズクサを見つけました。
自生しているものを見たことがなかったので、どんなところにどんなふうに咲いているのかわからなかったのですが、見つけた株は見上げるほど高いところにありました。
けっこうたくさん咲いています。
牧野富太郎先生が命名したことでも知られるアリマウマノスズクサは、六甲山の他では、九州北部、沖縄から台湾にかけて点在しているそうで、絶滅危惧種とかではないようですが、見れる場所が限られているということでは珍しい植物かと思います。
ましてやその場所が六甲山というのが地元民としてはうれしいところです。
高いところにあったので、がく筒の中を見ることはできませんでしたが、なんとも不思議な形の花です。
終わりかけのナルコユリ。
咲き始めのオカトラノオ。
下山は極楽茶屋から紅葉谷道で。
途中、沢沿いにヤマアジサイがきれいに咲いているところがありました。
コアジサイもあちこちにありましたが、あまりきれいに咲いているものが見当たりませんでした。
炭屋道分岐のあたりにはシチダンカもありましたが、ここの標高ではさすがに時期が遅かったようで、装飾花のみになっていました。
下山後は、買い物をしつつ、有馬温泉駅まで戻り、今日はトータル5時間弱の山行でした。
今日は先週の観音峯よりは暑かったですが、それでも裏六甲は表六甲ほど日差しが強くなく、山頂部も木陰は涼しかったので、何とか暑さでバテることなく歩くことができました。
今年は例年以上に長い夏になりそうですが、この先さてどうなることやら。