針ノ木岳に登った翌日の7月18日。
信州まで来て日帰り一座で帰るのはもったいないので2日目は霧ヶ峰を散策しました。
何度か訪れている霧ヶ峰ですが、いずれも車山や八島ヶ原湿原を少し散策した程度なので、今回は八島ヶ原湿原から車山までをぐるっと周回してみました。
まずは八島ヶ原湿原を花を観ながら時計回りに進みます。
ノアザミとヒョウモンチョウ?
アカバナシモツケソウ。
ノリウツギ。
タカトウダイ。
ハクサンフウロ。
ニッコウキスゲ。
ハナチダケサシ。
途中の分岐を右に折れると引き続き八島ヶ原湿原の周回コースですが、今日は物見石、車山湿原の方へ。
しばらく森の中を歩き、森を抜けると草原の丘を登って行きます。
途中で振り返る八島ヶ原湿原。
奥に見える山は鷲ヶ峰です。
樹上でさえずるビンズイ。
霧ヶ峰は野鳥の多い山でもあるので、探鳥もしつつ歩いてきましたが、ようやく近くで見れました。
ビンズイは地元では冬場に地面を歩いているのを見つけることが多く、こういう姿は初めて見ます。
物見石に到着。
草原や湿原が広がる霧ヶ峰ですが、昔は火山だったそうで、この石も火山活動の痕跡です。
物見石と八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰。
鷲ヶ峰の向こうには北アルプスもうっすらと見えていました。
物見石からは蝶々深山を経て、遠くに見えている車山を目指して草原の丘を歩いて行きます。
こういう日差しを遮るもののない道を行くには酷な季節ですが、霧ヶ峰は標高1600~1900mくらいの高原ですし、今日は雲が多めなので少しましです。
蝶々深山(ちょうちょうみやま)。
蓼科山から八ヶ岳連峰の山々が見えてきました。
物見石、蝶々深山あたりの道端にはそれほど花は多くありませんでしたが、シナノオトギリがよく咲いていました。
車山の裾野にある車山湿原。
このあたりから野鳥もよく見るようになってきました。
お、これはノビタキ♀ですね。
霧ヶ峰を代表する鳥です。
これも霧ヶ峰を代表する鳥、ホオアカ♂。
いいところに座ってますね。
全力でさえずっていました。
ナデシコちゃん。
そして、霧ヶ峰で一番観てみたかった鳥、ノビタキ♂を見つけました。
きれいな声で盛んにさえずっていました。
あまり近くでは撮れませんでしたが、白と黒、そして胸元のオレンジ色がきれいです。
そして最後、階段の急登を登ると霧ヶ峰最高峰、車山山頂(1924.7m)に到着。
時間を気にせずゆっくり鳥を探しながら歩いて八島ヶ原湿原から3時間ちょっとでした。
(2) へつづく...