車山山頂にある車山神社。
天空の御柱立ってます。
昨年、御柱祭があったそうですが、この白っぽい御柱は何の木なのでしょうか?
車山山頂からは八ヶ岳連峰がきれいに見えました。
爆裂火口跡のはるか向こうには南アルプス。
富士山も見えました。
車山山頂からは車山肩へ下ります。
車山山頂周辺にはこれまでとはまた違った花も咲いていました。
イブキジャコウソウ。
キバナノヤマオダマキ。
ウスユキソウ。
お、またビンズイ。
車山肩に近づいてきました。
あの周辺にはニッコウキスゲの群落があるはずですが...
ありました。けっこう咲いています。
電気柵に守られていて、写真を撮るには少し邪魔ではあるんですが、こうしないとシカの食害などで、ここまでは咲かないのでしょうね。
ちょうど見頃に来れてよかったです。
車山肩から八島ヶ原湿原の方に戻ります。
咲き始めのヨツバヒヨドリ。
アサギマダラはまだ来ていないのかと思いきや、
いました。
でも、なんかちょっと元気ない。
おそらくヨツバヒヨドリが本格的に咲くと、たくさん飛んできて、生き生きと舞い踊るのではないかと思います。
これはアオジですね。
霧ヶ峰にはカッコウも多く、近くで見たかったのですが、鳴き声はよく聞こえていたものの、見たのは歩いている途中に目の前を飛んで遠くに去って行った一羽のみでした。
カッコウはじっくり腰を据えて探鳥しないと難しそうです。
八島ヶ原湿原の近くの旧御射山まで戻ってきました。
ちょうどお昼を過ぎたところだったので、ヒュッテみさやまでカレーをいただきました。
もちろん店内でも食べれるのですが、今日みたいな日は、店外の木陰のテーブルでいただくのが気持ちいいですね。
湿原の周回コースに戻ります。
このあたりは湿原から少し離れた森の中に木道があり、日差しも遮られて心地よい涼風が吹き、とても気持ちよく歩けます。
キバナノヤマオダマキ。
これはがく片も黄色。ほんのり紫色を帯びた花とは何が違うのだろう?
これは普通のシモツケソウ? アカバナシモツケソウ?
八島ヶ原湿原の代表的な花といえば、ヤナギランではないかと思いますが、まだこれからですね。
ワレモコウ。
キンバイソウに黄色いハチ。
真上からとってしまいがちなオオカサモチ。
カラマツソウ。
八島ヶ原湿原の周囲には、他にもイブキトラノオ、ノハナショウブ、コバイケイソウなどいろいろな花が咲いていました。
今日は八島ヶ原湿原から車山までゆっくり周回して5時間40分ほどの散策でした。
霧ヶ峰を散策した後は、塩尻のパン屋さんで長野県のローカルパン、牛乳パンを購入。
いろいろなお店が出している牛乳パンですが、なぜかよく似た昭和なパッケージが多いようです。
パン自体もそれぞれのお店で少しずつ違うみたいですが、こちらの牛乳パンはクリームは少し控えめ。
ミルク感というよりも、ラム酒やバニラがほんのり香り、砂糖のシャリシャリ感も楽しいパンでした。
そして塩尻からは国道19号線で中津川まで出て、中津川から高速に乗って帰りました。
その途中に立ち寄ってみた奈良井宿。
古い町並みが見事に保存されています。そしてこの町並みがかなり長いです。
今日はさっと往復してみただけですが、ゆっくり味わいたい町並みです。
今回は針ノ木岳と霧ヶ峰という両極端な山を歩きました。
深田久弥は日本百名山の霧ヶ峰の章で、”山には、登る山と遊ぶ山とがある。”とし、遊ぶ山の代表として霧ヶ峰を挙げていますが、針ノ木岳と霧ヶ峰は正に”登る山と遊ぶ山”。
私はどちらかというと遊ぶ山の方を好みますが、それでもたまには挑戦して見たくなることがあり、やはり両方の要素があってこそ、山はおもしろいのかなと、改めて感じた今回の山旅でした。