花盛りの平標山・仙ノ倉山散策 (1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

この時期、北アルプスなどよりも一足早く高山植物の花盛りとなる新潟・群馬県境の山、平標山~仙ノ倉山を歩いてきました。

 

今日は好天の土曜日ということもあり、首都圏などから多くの登山客が押し寄せると予想し、前日、入笠山に登った後、その日のうちに平標山の登山口まで移動し、車中泊。

 

21時頃に着いた時点ではまだ20台ほどだった車が、翌朝、5時前に起きると100台以上に増えており、登山開始前には150台ほど停められる駐車場が早くも満車に。

 

その後は、少し離れたところにある臨時駐車場の方に回されていました。

 

いやあ、予想通りの混雑ぶり。前日入りは正解でした。

 

ゆっくり準備をして、登山届を提出し、5時半頃に登山開始。

 

 

 

まずは樹林帯の中、そこそこの急登をあの鉄塔を目指して登って行きます。

 

 

 

タニウツギ。

 

 

 

樹々の切れ間で一瞬開けた西側の景色。

 

少し雪の残る苗場山が間近に見えました。

 

初夏の苗場山もよさそうですねぇ。

 

 

 

ツクバネソウ。

 

あれ? ツクバネソウって四葉じゃなかっただろうか? 五葉のものもあるのかな?

 

 

 

鉄塔(四合目)を通過。

 

次の目標は平標山の手前のピーク、松手山です。

 

左手に見えているスキー場は、あの有名な苗場スキー場ですね。

 

 

 

マイヅルソウ。

 

 

 

鉄塔手前からは灌木帯になり、このあたりには小さな赤い花をたくさんつけた木が群生していました。

 

 


花の付き方、そして更紗模様。

 

サラサドウダンの変種、ベニサラサドウダンですね。

 

ちょうど見頃でとてもきれいです。

 

 


 

松手山(1614m)に到着。

 

平標山までの道程の距離で1/2、標高差で2/3近くまで来ました。

 

 

 

ここからは朝日に向かって少し緩やかな稜線歩き。

 

花も少しずつ増えてきました。

 

 

 

イワカガミ。

 

 

 

アカモノ。

 

 

 

イワナシの咲き残り。

 

 

 

ツマトリソウ。

 

 

 

ベニサラサドウダンと思って見逃してしまいそうなウラジロヨウラク。

 

 

 

チゴユリ。

 

 

 

ハクサンチドリ。

 

 

 

ヨツバシオガマ。

 

 

 

山頂が近づいてきました。

 

 

 

ここで真打登場。

 

ハクサンイチゲです。

 

 

 

そして、平標山山頂(1983.8m)に到着。

 

登山口から2時間50分でした。

 

 

 

平標山の山頂は360°の眺望。

 

まずは西、やはり苗場山が近くて目を引きます。

 

いやあ、平たい。平たいがゆえに逆に目立ちます。

 

 

 

その向こうには北アルプス、後立山連峰の白馬岳から五竜岳あたりが見えています。

 

 

 

南には、この先、ぐんま県境稜線トレイルの稜線が三国峠のほうへと続いており、遠くには浅間山から榛名山あたりの山々が見えます。

 

 

 

奥秩父の山々の向こうには富士山も頭を出しています。

 

 

 

南東には赤城山、皇海山、日光白根山あたりの山々もよく見えます。

 

 

 

平標山でしばし眺望を楽しんだ後は、仙ノ倉山を目指します。

 

平標山は花の百名山(NHK版、山と渓谷社版)に選ばれており、ここまでの道中でも色々な花が見れましたが、クライマックスはこの先にあります。

 

(2) へつづく...