東赤石山散策 (1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

四国2日目は東赤石山に登ります。

 

山の南側にある筏津登山口の駐車場。

 

最近、再整備されたようで、真新しいトイレもあり、とてもきれいな駐車場です。

 

 

 

駐車場から3分ほど歩いたところにある筏津登山口から登山開始。

 

序盤は針葉樹の森の中を歩いて行きます。

 

表面が平らな片岩が石畳のように点在していて歩きやすく、熊野古道かどこかを歩いているかのような雰囲気。

 

 

 

瀬場という登山口からの道と合流すると、瀬場谷という谷から少し離れた山の斜面をトラバース気味に登って行きます。

 

途中、右手から聞える八間滝の水音が大きくなってくると滝の落差を越えるためか、登山道も一時急登に。

 

 

 

花は少なめ。

 

タニギキョウ。

 

 

 

でも、少し広くなっているところにヤマシャクヤクが咲いていました。

 

 

 

木橋を渡って瀬場谷を越えます。

 

 

 

少し歩くと登山道が二又に分かれます。

 

左が瀬場谷ルート。赤石山荘経由で山頂に向かいます。

 

右が東瀬場谷ルート。こちらが山頂への最短ルートになります。

 

とりあえず山頂を目指したいので東瀬場谷ルートを登ります。

 

 

 

こちらも谷から少し離れた斜面をトラバース気味に登って行きます。

 

 

 

2度ほど大きな渡渉があります。

 

いい雰囲気の渓谷です。

 

 

 

第1渡渉点。

 

このあたりの岩は泥質片岩でしょうか。

 

波打つような層が見られ、石の表面がラメを散りばめたように光を受けてキラキラと輝いています。

 

 

 

第2渡渉点を越えると谷を離れ、岩質もガラッと変わります。

 

ここから東赤石山山頂にかけてはかんらん岩体になります。

 

 

 

このあたりはミツバツツジがきれいでした。

 

 

 

本日の野鳥その1。逆光ですがヒガラです。

 

枝から枝へとちょこまかと飛び回るので撮るのが難しい。

 

 

 

縦走路に合流。

 

一旦左に折れ、次の分岐を右に折れ、さらにその次の分岐を右に折れると山頂です。

 

 

 

この辺り、黄色い花がよく咲いていました。

 

アブラチャンかな?

 

 

 

そして、イシヅチザクラが咲き始めていました。

 

一応、背景に石鎚山を入れてみた...

(ぼんやり見えている山は笹ヶ峰。石鎚山はその右斜め後方。)

 

 

 

アケボノツツジも咲いていますが、逆光。

 

 

 

最後、岩場を這い登って、日本二百名山、東赤石山(1706m)に到着。

 

今日はややゆっくりめに歩いて登山口から3時間10分でした。

 

 

 

山頂からは東側を除き抜群の眺望でした。

 

北側には瀬戸内海が間近に見えます。

 

(六甲山をホームにしていると、北側に海が見えることに違和感を覚えます...)

 

少し霞んでいますが、北東方向、四国中央市の向こうに昨秋に訪れた伊吹島もぼんやりと見えています。

 

 

 

北西方向、新居浜市の向こうにはしまなみ海道があるはずですが、今日はぼんやりと島影が見える程度。

 

 

 

南西方向には石鎚山系の山々が見えます。

 

 

 

少しアップで。

 

右奥に石鎚山。

 

その左手前にちらっと頭を見せているのが瓶ヶ森。

 

さらにその手前にチチ山と重なった笹ヶ峰。

 

笹ヶ峰から左に伸びる稜線の奥に見える凸凹した山が伊予富士。

 

今日、東赤石山に登ったので、このあたりの三百名山は完登です。

 

こうして登った山が並ぶ景色を見ていると満足感も一入です。

 

 

 

南東側にも山がずっと続いています。

 

 

 

東赤石山の山頂でしばし眺望を楽しんだ後は、折り返して、隣の八巻山に向かいます。

 

 

 

赤茶けたかんらん岩の岩稜帯を縫うように登って行きます。

 

ところどころ灌木にテープが巻いてあるだけで、岩稜帯の登山道にありがちな岩へのマーキングがまったくないので、ルートファインディングがちょっと難しいところがありますが、蛇紋岩のように滑りやすい岩質ではなく、ガレ・ザレというわけでもないのでそう怖くはありません。

 

 

 

ゴリラ岩。

 

 

 

かんらん岩には時折ヒメコブトリハダゴケという地衣類が作る不思議な模様が見られます。

 

 

 

八巻山の山頂までもう一息。

 

いやあ、それにしてもなかなかのアドベンチャーです。

 

(2) へつづく...