入道ヶ岳、井戸谷での春の花探しを終え、ここからは入道ヶ岳眺望編。
樹林帯を抜けると山頂部まではひたすらそこそこの急登。
しかし、見上げる空のなんと青いことか。
振り返ると鈴鹿の町と伊勢湾。
角度があってなかなか圧を感じる眺めです。
山頂部の分岐に到着。
まずは左、山頂に向かいます。
道標のうしろの木は全部アセビですが、このあたりはまだ咲き始め。
馬酔木隧道を抜けていくと、
「椿大神社奥宮入道ヶ嶽山頂大鳥居」が立つ入道ヶ岳山頂(905.6m)に到着。
ゆっくり花探しをしながら、2時間30分でした。
入道ヶ岳は近畿百名山、そして鈴鹿セブンマウンテンの一座。
これで鈴鹿セブンマウンテンは残り一座、最も難易度の高い雨乞岳を残すのみとなりました。
山頂からは各方面の眺望が抜群でした。
まずは伊勢湾方面の眺め。雄大です。
山頂の伊勢湾側は草原の緩やかな斜面になっているため、皆さん伊勢湾の方を眺めながら休憩されていました。
遠くには御嶽山も見えます。
そしてその左には乗鞍岳から北アルプスの山々が連なっています。
中央アルプスも見えていました。
南側には鈴鹿山脈の続き。
突端の山は野登山でしょうか。採石場があるのでしょうか、だいぶ削られてますね。
右にたどると、仙ヶ岳やそこに連なる峰々。
さらに右にたどると、鎌ヶ岳、御在所岳が見えます。
山頂で少し休憩した後は、あちらに向かって山頂部を周回します。
御池岳なんかもそうですが、山頂部を周回でき、いろいろな景色を見られる山はいいですね。
山頂の反対側に来ると椿大神社の奥宮がありました。
奥宮の近くから山頂を望む。
大鳥居と奥宮はちょうど正対しているのかな。
奥宮からさらに周回して北ノ頭へ。
ここからは左から鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳、(釈迦岳の右肩にわずかに)竜ヶ岳、そして、右奥遠くに白山が見えました。
全部登った山。いい並びです。
山頂からの伊勢湾の眺めもいいですが、こっちも好きだなぁ。
白山が文字通り白山です。
下山は行きに見た花々を再確認しながら井戸谷コースで。
トータル4時間30分の山行でした。
下山後は、名物とりめしというのが気になって、椿会館で買って帰りました。
これ、めっちゃうまかったです。
遅めのスタートなら、登山前に買って山頂で食べたいですね。
帰り道、鈴鹿PAスマートIC近くから茶畑越しに望む入道ヶ岳。
今日は終日快晴で、見たかった春の花も見れて、抜群の眺望も楽しめて、とてもいい山行になりました。
ただ、花粉症は、登山中も、帰ってしばらくも大丈夫でしたが、やっぱり時間差できました。
まあ、でも、これだけ魅力的な春山を味わえるのならば、この辛さも辛抱しますよ...少しくらいは。