快晴の日曜日、春の花を探しに鈴鹿セブンマウンテンの入道ヶ岳に登ってきました。
麓にある伊勢国の一之宮、椿大神社からスタートします。
(”だいじんじゃ”ではなく”おおかみやしろ”だそうです。)
まずは長い参道を歩き、お参りしてから行きましょう。
立派な拝殿です。
かなり広い神社で他にもいろいろと見どころがあるようですが、今日はここだけお参りしていきます。
拝殿の左から境内を出て、しばらく車道を歩いていくと登山口。
椿の木に包まれた、椿大神社の摂社の愛宕社の鳥居がありました。
ちょっとお参りしていこうかなと軽い気持ちで鳥居をくぐると、長い長い石段でちょっと後悔。
(標高差60~70mくらい。)
愛宕社。
このまま奥へ進むと入道ヶ岳へと至る北尾根コースのようですが、今日は井戸谷コースを登るので、お参りして引き返しました。
登山口からさらに車道を歩き、キャンプ場を過ぎ、山道に入ると軽く尾根を越えていきます。
その途中、道の左側を見ると石段があり、その先に石の祠が。
愛宕社で疲れたので、ここは失礼ながら下から拝ませていただきました。
尾根を越えたら、井戸谷に下ります。
井戸谷に近づいてくると、春の花々の先陣を切ってネコノメソウが現れました。
井戸谷に到着。
ここから本格的に春の花探しです。
まず、見つけたのはシロバナネコノメソウ。
マッチ棒みたいな雄しべがかわいい。
ハナネコノメソウとの違いは萼裂片の先端が尖っていて花茎に白い毛が多く生えていることなのだとか。
とても小さな花ですが、こうして密集して咲いているのをアップで見ると華やかです。
ネコノメソウの仲間では、他にニッコウネコノメもありました。
ネコノメソウの遠縁、同じユキノシタ科のチャルメルソウも見つけました。
これは花弁が三裂。
ヤマルリソウ。
ミヤマカタバミ。
そして、今回一番観たかった花、ミノコバイモ。
ポツポツと咲いていましたが、一カ所だけたくさん群生していました。
たまたま先行者が写真を撮っていたので見つけることができ、ラッキーでした。
登山道からは見えないところに咲いていたので、誰もいないタイミングで通過したら気づかなかったことでしょう。
うつむき、開き切らずに咲いている姿がなんとも可憐で惹かれる花です。
ユリ科バイモ属、クロユリと同属なんですね。
なるほど、クロユリの魅力に通ずるものがあります。
ミノコバイモの群生の上には、開き切ってはいませんでしたが、キクザキイチゲが一輪だけ咲いていました。
あとは、タチツボスミレ。
ミヤマハコベ。
ヤマエンゴサク?ジロボウエンゴサク?
フクジュソウも少しだけありました。
だいぶ葉が茂っていて最終盤という感じですが、何とかきれいに咲いているのが見れてよかったです。
樹林帯を抜けようかというあたりにはアセビが咲いていました。
このあたりから山頂部まではアセビ一色です。
(2)へつづく...