昨日は軽い山歩きだったので、今日も連荘で軽く山を歩いてきました。
今日は神鉄緑が丘駅から雄岡山(おっこさん)・雌岡山(めっこさん)を巡ります。
まずは雄岡山へ。
登山口ではジョウビタキがお出迎え。
暖かくなってきたので、そろそろ北へ帰る準備を始めているのかな?
雑木林に入り、ゆるゆると登って行くとあっという間に雄岡山山頂(241m)に到着。
駅からわずか13分でした。
山頂には小さな石の祠。
眺望は南の方のみが開けており、須磨から淡路島がよく見えました。
明石海峡大橋もよく見えます。
雄岡山から一旦下山し、一般道を歩いて雌岡山へ。
このあたり、ため池が多いのですが、この雌岡山の手前にある金棒池は、弁慶が金棒で雄岡山と雌岡山を担ぎ上げようとしたときに、折れた金棒が地面に落ちてできたんだそうです。(んなアホな...)
雌岡山の山腹には雌岡山梅林があります。
最近、暖かくなってきたので、ちょうど見頃になっていました。
天気もよく、青空に映えます。
メジロも蜜を吸いに来ていました。
ミツバチも花から花へとせわしげに飛び回っていました。
梅林越しに見る雄岡山。
日曜のお昼時だったので、梅と景色を見ながらお弁当を食べている人たちもたくさんいました。
麓に牧場があるらしく、時折、風に乗って梅の香を打ち消す強烈なスメルが漂ってくるのが玉に瑕ですが、これはいい梅林ですね。
梅林を見た後は、雌岡山山頂(249m)へ。
山頂には神出神社という立派な神社があります。
スサノオノミコトとクシナダ姫を祀るそうです。
神出神社の前の展望台からは南の方に淡路島、明石海峡大橋、須磨方面、
東の方には、手前に雄岡山、その奥に六甲山や丹生山系の一部が見えました。
雌岡山から下山します。
お、カタクリもあるのですね。
下山したところには、日本の中心線。
下山後は、雌岡山の西の麓にある兵庫楽農生活センターに寄ってみました。
直売所や兵庫県産の野菜や果物にこだわったカフェなんかがあり、いろいろな農業体験などもできるようで楽しそうです。
その敷地内にも梅林がありました。
ここも見頃です。
こちらは観賞目的というより収穫目的の梅林のようです。
南高梅がたくさん植えられていました。
楽農生活センターからは雌岡山の山頂近くまで登り返し、北側の山腹にある裸石神社、姫石神社に寄ってみました。
こちらが姫石を御神体とする姫石神社。
こちらは彦石が祀られている裸石神社。
この2つの神社は、原始信仰にはじまり、子孫繁栄、家庭円満の守護神として現在まで受け継がれているそうです。
帰りは神出山田自転車道を歩いて緑が丘駅へ。
途中、田んぼの畔にビンズイ? タヒバリ? おそらくビンズイ。
今日は雌岡山で梅見などかなりゆっくり過ごしたにもかかわらず、ぐるっと回って4時間ほどのお手軽山歩きでした。
帰り道から望む雄岡山。
雄岡山と雌岡山は同じような標高で同じような緩やかな富士山形。
低山ながら、遠くから見ても意外に目立つので気になっていたのですが、どちらも登山口から山頂まで標高差100mほど、傾斜も緩やかなので、軽く山歩きしたいときにちょうどいいですね。
遠くから何回も足を運ぶほどの奥深い魅力はないかもしれませんが、近くに住んでいたら、毎日登山もいいかも。