ちょっと嵯峨野を散策してきました。
あいにくの曇り空ですが、まずは定番の渡月橋と嵐山。
平日とは言え、かなり人が多かったので、メインストリートは避けて嵐山公園(亀山地区)へ。
公園内の木々はきれいに紅葉していました。
保津川の見える展望台からの眺め。
対岸の紅葉はなかなかいい色づき。
千光寺の大イチョウが鮮やかです。
竹林の小径。
ここは相変わらずすごい人でした。
その竹林の小径から脇道を上がったところにある大河内山荘庭園に初めて入ってみました。
戦前の大俳優、大河内傳次郎が、30年かけてこつこつと作り上げたこの庭園。
竹林の小径の人の多さからすると、意外なほどに人が少なく、ゆったりと散策できます。
かなり広い庭園ですが、よく手入れされていて、紅葉する木も豊富でとてもきれいです。
特にこの庵の周辺の紅葉が見事でした。
一番奥にある東屋から見る景色。
京都の町並みの向こうに比叡山から大文字山が見えます。
大河内山荘庭園の入園料は1,000円と少々高めでしたが、お抹茶付き。
お茶請けに小布施の栗落雁が付いていました。
続いては、常寂光寺。
嵯峨野でも指折りの紅葉の名所であるここは大賑わいでした。
曇り空というのが残念ではありましたが、それでもちょうど見頃でなかなか見事な紅葉です。
あまりに人が多かったので、上向き、下向き、アップで撮りがち。
でも、散りモミジも色鮮やかで、苔の緑とのコントラストが素敵です。
一面の散りモミジというのもまたよし。
よく見ると、前日の雨で、落ち葉が下の枝の葉にべちゃっとくっついてしまっていたりして、なんというのか透け感のようなものが損なわれているのが、曇り空に加えて残念ではありますが。
少し日が差し込むと、とても鮮やかです。
燃え盛る炎のよう。
嵯峨野には紅葉の名所がたくさんあり、全部を巡るのは無理、というか、2、3ヶ所でお腹いっぱい。
ということで、今回は大河内山荘庭園と常寂光寺のみとしました。
いや、しかし、平日だからと思って安直に嵐山に来てみましたが、土日と見紛うくらいに人が多くて驚きました。
外国人が戻ってきているのと、あと、修学旅行生も多かったです。
もう、ほぼ通常営業といったところでしょうか。