Canon PowerShot G3 X
2022/10/03
奥大日岳にて。
稜線を歩いていると、登山道脇の茂みで何かが動く気配がしたので見てみると、雷鳥がいました!
初雷鳥!
やっと出会えました。
しかし、モタモタしている間にハイマツの向こうに隠れてしまい、「あー、一瞬だったな...」と思っていたら...
あ、いた!
見晴らしのいい岩の上で周りの様子をうかがっているようです。
もうちょっと寄せて。
雷鳥らしい立ち姿。
ちょっと引いて背景に山を入れて。
こうして悠然と佇んでいる姿を見ると、厳しい環境に暮らす雷鳥の気高さを感じます。
しばらくすると、様子を見ながらゆっくりとこちらの方に向かって歩き出しました。
冬に向けて胸からお腹の辺りがだいぶ白くなってきていますね。
脚は指先まで真っ白な羽毛で覆われています。
もふもふでかわいい。
チングルマの紅葉と雷鳥。
で、この雷鳥、単独なのかなと思いきや、
あとからあとから、ぞろぞろと雷鳥が出てきました。
わかりにくいですが、この写真の左上に1羽、真ん中に並んで2羽、右下に1羽。
ちょっと数え切れなかったですが、全部で5、6羽の群れでした。
きっと、親子なんでしょうね。
パッと見ではほとんど区別がつかないですが、たぶん最初に出てきたのがお母さん、後から出てきたのが子どもたちだと思います。
クゥクゥと鳴きながら、続々と登山道に下りてきて、目の前を横切って、反対側の茂みに入って行きました。
けっこう、足元近くまで来ます。
人間を恐れない...これは人間と雷鳥の歴史の賜物ですね。
というか、人間がいると周囲が安全と思っている節があります。
最初に見た雷鳥より、少し幼く見えるこの子は子どもかな。やっぱり、脚のもふもふがかわいい。
この羽毛で冬の寒さに耐えるのですね。
剱岳と雷鳥。
雷鳥との出会いは10分ほど。
ここを通過するのがもう少し早ければ気づかなかったと思うので、本当にラッキーでした。