今年もえべっさんに行ってきました。
昨年は十日えびすを外してお参りしましたが、そこまでしなくても、例年通り朝早くに行けばそんなに混雑しないので、今年は宵えびすの今日朝9時頃にお参りしました。
今年の十日えびすも、昨年に続き、開門神事の福男選びが中止になるなど、色々と制限されていて、大まぐろも触れないようになっています。
ただ、思ったとおり朝9時時点ではまだ参拝客は多くなく、コロナ前よりも少ないくらいでしたので安心してほぼいつもどおりにお参りすることができました。
さて、西宮と言えば酒処。
最近寒いので、酒粕でも買って帰りたいなと思い、事前にネットで調べてみると、白鹿で毎年十日えびすの3日間、「えびす市」というのをやっており、限定のお酒なんかも販売しているらしいので、お参りの後に行ってみました。
「えびす市」は10時からということで、ちょっと行くのが早すぎ、まだ5人くらいしか並んでいなかったので、一旦素通りして御前浜までちょっと散策。
今日もいい天気です。
御前浜にある異様な建物は西宮砲台。
幕末に大阪湾に築かれた沿岸防衛のための砲台の1つです。
もっと後の時代に作られたコンクリート製の砲台のようにも見えますが、花崗岩を積み上げて作られており、外壁は漆喰で仕上げられているそうです。
10時10分前くらいに白鹿に戻ると、行列は30人ほどに増えていましたが、お目当ての品は無事購入することができました。
こちらは「えびす市」限定の「えびす市セット」。
「六光蔵で一月五日にしぼりました」というしぼりたての生酒と、その場で樽から詰め替えた「蔵出し樽酒」と、樽型煎餅が、特製トートバッグに入って2,200円です。
どんなお酒か楽しみです。
そして、買いたかった酒粕は「吟醸 酒粕」にしてみました。
吟醸酒の酒粕、特に風味がいいとのことなので楽しみです。
ついでに「吟醸ビーフカレー」も。
これらの商品は普段でも買えます。
あと、蒸したての酒まんも販売していましたが、これも香りよくしっとりふわふわでおいしかったです。
このあたりには酒蔵や、酒造りに関する施設が点在しています。
こちらは白鹿の酒ミュージアム。
ちょっと入ってみたかったですが、荷物が重いのでまた今度。
こちらは西宮の酒造りに欠かせない宮水発祥の地。
このあたりは、縄文海進の頃には入江で、その頃の地層が六甲山系の地下水の帯水層になっているそうです。
そして、ただ水に恵まれているというだけではなく、宮水に含まれるミネラル成分には、酵母の増殖を促進し、かつ酒の色と香りを損なわないという特徴があるのだそうです。
宮水発祥の地の近くには、宮水庭園という場所があり、大関、白鹿、白鷹の宮水井戸が集まっています。
近郊に住んでいながら、いわゆる「灘五郷」って巡ったことなかったんですが、酒蔵めぐりとか、あと「えびす市」よりももっと大きなイベントである各酒蔵の「蔵開き」なんかはちょっと気になってはいるんですよね。
機会があれば訪れてみたいと思います。