今年も武庫川にベニマシコが来ているらしいので、観に行ってみました。
朝一番、ポイントに着くと♀が地上で採餌していました。
そのうち、樹上にも。
赤いの(♂)も出てきました。
去年見た♂はあまり赤くなかったですが、この個体はしっかり赤い。
多少の枝かぶりはありますが、まあまあいい感じに撮れました。
今日はなぜかベニマシコのポイントを素通りしていくバーダーさんが何人かいたので不思議に思っていたら、ベニマシコポイントの先にオオハムが来ているとのこと。
初めて見る鳥なんですが、本来は海に飛来する鳥だそうで、川で見られるのは珍しいようです。
と言われても、見た目も特別きれいとか面白いとかいうわけでもなく、たまに水中に頭を突っ込んでエサを探しているくらいであまり動きもなく、「ふ~ん。」という感じ。
サギを威嚇する(?)オオハム。
日陰で堤防の上からと、あまり撮影条件もよくなかったので、何枚か写真を撮ったら先に進むことにしました。
オオハムがいたあたり、今日はカワセミが3羽くらいかな、活発に飛び回っていました。
探鳥しながらぐるっと回って天王寺川デルタの先端あたりまで行くと、先ほどのオオハムが流れに乗って移動してきました。
そんなに人を恐れないんですかねぇ、けっこう近いところで撮れました。
頭がちょっと乾いてふっくらしている?
エサ探しはしばし中断かな?
体をよじって羽づくろい?
水かきのついた脚がちらっと見えます。
目をつむって寝た?
目をつむったまま首を伸ばして、
伸びをして、
う~ん、
起きた!
しばらく見ていると、ちょっとかわいらしく思えてきました。
ふと対岸を見ると、20~30人がオオハムを撮影していましたが、そんなに珍しいんですね。
とりあえず、出会えてよかったです。
オオハムを観た後、堰堤に行ってみると、イカルチドリがいました。
そして、堰堤中央の魚道の縁にはイソシギがいました。
魚道の水流越しのイソシギ。波乗りしているかのよう。
こういう所にいる鳥は、撮りやすいし絵になるなぁ。
ベニマシコやオオハムを観察した後は、ウォーキングに切り替えて、武庫川をさらに上流へ。
川面にはカモやユリカモメなどが、多く見られました。
今日は、その他、いつもよく見られる鳥はいつもどおりに見られました。
4kmちょっと歩くと宝塚。
ルマンでサンドイッチを買って、お昼ごはんとしました。
やっぱり美味しい、いつもの「組み合わせフルーツサンド」。
これしか買ったことがないです。
エッグサンドとフルーツサンドを食べたいとなると、これになってしまうんですよねぇ。
そのうち行こうと思いつつ、はや二十数年の手塚治虫記念館。
子供向けの施設なのかなと思って行くのをためらっていた部分もあったのですが、いい機会なので見学してみました。
確かに子供向けの体験コーナーなんかも多いんですが、手塚治虫ヒストリーの展示も充実しているので、大人でも十分に楽しめますね。
(一応、世代ですし。)
いやあ、手塚治虫先生って偉大ですね。改めて思います。
宝塚からは来た道をUターンして帰るだけ...のつもりだったんですが、天王寺川デルタのそばまで来ると人がいっぱいいたので近づいてみると、アリスイが出たとのこと。
アリスイ...と聞いて、アリクイを連想してしまった私はまだまだ初心者です。
どういう習性の鳥なのか全くわからないので、苦戦しましたが、根気よく探し続けたら辛うじて証拠写真程度にその姿を捉えることができました。
日が傾いてきたので、本来の色がよくわかりませんが...
アリスイは、長い舌を伸ばしてアリなどの虫を捕食するそうですが、確かにくちばしの先から舌のようなものが出ているように見えます。
アリクイみたいですね。
今回、あまりいい写真は撮れませんでしたが、どういう場所を好み、どういう動きをするのかはなんとなくわかったので、また出会ったときにはしっかり捉えたいと思います。
今日は朝は冷え込んだものの、晴天で風も穏やかで日が昇ってからはけっこう暖かくなり、気持ちよく歩くことができました。
ベニマシコにも、珍しい鳥、オオハムとアリスイにも出会えて、ルマンのサンドイッチも食べれて、手塚治虫記念館も見学できて、充実した1日になりました。
アリスイはまたチャレンジしてみたいと思います。