12月の第1日曜日、加西アルプス(善防山・笠松山)を歩いてきました。
兵庫県のアルプスシリーズ、須磨アルプス、小野アルプス、播磨アルプスに続き4つ目...かな?
善防公民館のところに広い駐車場があるので、そこに車を停めて、そこから500mほど歩いたところにある善防山本丸登山口から登山開始。
登山口から10分もしないうちに見晴らしの良い尾根歩きになります。
最初の小さなピークから見る善防山。
この尾根歩きではこのような一枚岩を何度も登ります。
礫を含んでギュッと固められたような岩質。
播磨アルプスの岩質と似ています。
これも流紋岩質溶結凝灰岩というやつでしょうか。
何にせよ白亜紀とかの古い岩石です。
上の方にトラロープが垂れていますが、凹凸が多くて滑りにくい岩質なので、ある程度の斜度までであれば恐さはなく、楽しく登れます。
善防山第二頂上に到着。
そして、善防山(251m)の第一頂上に到着。
北側には加西の町並みが見えます。
少し西に目を向けると、遠くに笠形山や千ヶ峰が見えるそうですが、今日は頭が雲に隠れていてよくわかりません。
善防山から見る笠松山方面。
一旦少し下りますが、ここからもずっと尾根歩きが続きます。
この先、小さな吊り橋を渡って笠松山へ向かいますが、ほとんど、巨大な一枚岩の上を歩くような感じに見えますね。
アルプスっぽいっちゃぽいかな。
北アルプスや南アルプスの10分の1にも満たない標高のなんちゃってアルプスですが、歩いて楽しけりゃどう呼んだっていいんです。
吊り橋を渡ります。
ん、岩肌に誰か居る。
あの岩壁は自然にできたもの? それとも採石した跡でしょうか?
笠松山の山頂が間近に迫ってきました。
最後の鎖場の急登。
そして、笠松山(244m)に到着。
スタートから1時間20分でした。
山頂には展望台が作られており、360°展望が開けていました。
北側の眺めは善防山とそう変わりませんが、東にはその善防山の全貌が見えました。
善防山には、室町時代初期に赤松氏によって善防師城という城が築かれたそうですが、ここから見るとちょっと城っぽく感じます。
善防山の向こうには逆光で白く飛んでいますが、六甲山系の山並みも見えました。
そして、南の方、右奥の山が昨年の今頃歩いた播磨アルプスの高御位山かなあ?
その奥にうっすらと播磨灘と淡路島が見えます。
下山は、古法華自然公園の方に下ります。
古法華寺の周辺には石仏がたくさんありました。
まだ、名残りの紅葉が見られます。
紅葉のトンネル。
古法華寺。
こちらの収蔵庫には重要文化財の石仏が収められているそうです。
宝船に乗る七福神の石仏。
阿弥陀様の石仏。
おお、紅葉ピークのモミジ。
古法華寺からは、善防山から笠松山への道の途中にあった吊り橋の下をクロスして8の字ルートで下山します。
吊り橋の下は谷ではなく切通しだったんですね。
駐車場まで戻ってきました。
涸れた池に変わった橋が架かっています。
今日は加西アルプス(善防山・笠松山)を8の字周回して、トータル2時間25分のお手軽山行でした。
下山時刻は11時前。
昼ご飯を食べるまでもなく下山できたので、加西アルプスからはちょっと離れてはいますが、同じ加西市内にあるがいな製麺所にうどんを食べに行きました。
大人気メニューと書かれていた温泉たまごのとり天おろし釜たまにちくわ天とげそ天をプラス。
讃岐うどんのお店ということですが、その中でもモチモチ系ですかね。釜玉にピッタリでおいしかったです。
この製麺所、周りの風景も含めて、ここは香川県の飛び地かと思うくらいの讃岐感に溢れていて、香川でうどん屋巡りをしているような不思議な感覚を味わえました。