雲棚 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

富士山、白山、立山、熊野など、自分の足で歩いてお参りした歴史ある神社では、御神札や御神符を頂くことにしているのですが、うちには神棚がないので、棚の上に立てかけて祀っていました。


神棚を置くほど信心深くはないのですが、もう少し、いい祀り方はないものかと思っていたところ、富山の伝統工芸品井波彫刻の職人がひとつひとつ手彫りで製作した「雲棚」というものを見つけました。

 

井波彫刻は欄間の彫刻などで有名ですが、この雲棚は現代の暮らしにマッチするよう新しくデザインされた商品なのだとか。

 

 

伝統工芸品だけにけっこうなお値段で、しばらく迷っていましたが、実際に御神札を飾った写真などをみて、これほどハマるものはないなと確信し、最近購入しました。

 

届いた雲棚は、幅約23cmのコンパクトなもので、欄間などに比べるとシンプルな模様ですが、とても丁寧に仕上げられています。

 

材質はクスでとてもいい香りがします。

 

 

 

設置は簡単。

 

裏面に強力なマグネットが埋め込まれており、そこに画びょうを付けて壁に差し込むだけ。

 

御神札や御神符は上端裏側の平らな窪みに置くだけです。

 

一般的なもの大きさのものであれば、3つは並べられると思います。

 

地震が来ると落ちる可能性大ですが、心配であれば両面テープなどを補えばいいのではないかと思います。

 

 

 

富士山頂上浅間大社の御神札を祀ってみました。

 

この「雲棚」は平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩に着想を得たそうですが、阿弥陀さまの来迎雲、風神雷神の雲、孫悟空の觔斗雲のようでもあります。

 

神仏が雲に乗って降臨されるイメージ、それに日本一の雲上の頂で頂いてきた御神札ということもあり、ぴったりの祀り方に思います。

 

少々お高い買い物ではありましたが、この御神札をいただくために苦労して富士山に登ったことを考えると、それに見合う価値は十分にあり、見上げては「むふぅ。」と満足しております。