10月もそろそろ終わり。
先週は、曽爾高原に大台ケ原と、奈良・三重県境方面に行ったので、今週は逆に扇ノ山など、日本海側に行ってみたかったのですが、天気予報を見ると、曇りがちで強風の予報だったので断念。
ほかにどこか天候のよさそうなところで、かつ紅葉が見られそうなところをと探した結果、昨年に続いて鈴鹿になりました。
今回は鈴鹿セブンマウンテンの釈迦ヶ岳に登ります。
朝6時30分頃に家を出て約2時間で朝明の駐車場に到着し、8時45分、登山開始。
駐車場の目の前にある登山口から中尾根を登ります。
このあたりも御在所岳などと同じく花崗岩の山のようで、風化が激しく道の両側が切れ落ちたヤセ尾根も多いです。
しばらくは樹林帯の中を登って行きますが、標高700mを超えたあたりから樹間から鮮やかな紅葉が見えるようになってきました。
隣の山々を額縁紅葉で。
色とりどりで鈴鹿らしい紅葉です。
さらに登って行くと、開けた場所にでてきました。
左手にきれいに紅葉した猫岳を見ながら登って行きます。
ヤセ尾根だけじゃなく、かなりの急登もありました。
けっこうタフなコースです。
見上げると鮮やかな紅葉。
松尾尾根からの登山道との合流点、釈迦白毫に到着。
ここから釈迦ヶ岳の稜線を行きます。
左手には猫岳とその先の稜線。
右手には濃尾平野がきれいに見えます。
心地よい稜線歩き...と言いたいところですが、稜線上は左から右へと爆風が吹き付けていて鼻水たらしながら歩を進めます。
正面に見えるおにぎり型のピークが釈迦ヶ岳。
ここからは見えませんが、手前の小さなピークを超えると...
最大の難所が現れます。
大蔭のガレと言われる左側が断崖になっているガレ場の急登です。
その手前はキレットになっています。
今日はあいにくの爆風でちょっと躊躇しましたが、幸い風は左から右へ吹いていたので、風にあおられないよう姿勢を低くしてささっと通過しました。
通過した後、反対側から見た様子。
晴天で風さえなければそんなに怖くないかな。
大蔭から少し登ると釈迦ヶ岳最高点(1097m)に到着。
最高点≠山頂。
さらに5分ほど歩くと、三角点のある釈迦ヶ岳山頂(1092m)に到着しました。
登山口から2時間でした。
今日も快晴。
目の前には広大な濃尾平野が広がります。
濃尾平野の眺めは鈴鹿随一ではないですか?
ただ、少し霞んでいて、遠方の山々の眺めは御嶽山などがぼんやりと見えただけでもうひとつでした。
北の方には竜ヶ岳、藤原岳、御池岳と鈴鹿の山々がきれいに見えます。
眼下には岩ヶ峰尾根のきれいな紅葉が広がります。
素晴らしい眺めなのでここでゆっくり昼食をといきたいところですが、風が強くてつらいので、しばらく景色を楽しんだ後、風をしのげる場所を探しつつ先に進みます。
(2)へつづく...