秋晴れの谷川岳散策 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

10月4日。

 

前日の苗場山に続き、今日は谷川岳に登ります。

 

谷川岳ロープウェイを利用して天神平から谷川岳への往復です。

 

天神平から見た谷川岳(左)と白毛門から朝日岳にかけての山々(右)。

 

谷川岳は宿泊した越後湯沢から直線距離では近いのですが、谷川岳ロープウェイに乗ろうと思った場合、関越道で関越トンネルを通って水上からぐるっと回り込まないといけないので意外に不便。

 

谷川岳ロープウェイの近くには日本一のモグラ駅ということで有名なJR上越線の土合駅があり、電車で行った方が早いくらいなのですが、電車は電車で本数が非常に少なくて、スムースな行程を組みづらいのが難点。

 

あれこれ考えてみたものの、結局は素直に車で向かいました。

 

 

 

この時期、まだ天神平の紅葉はほんのり色づき始めたかなという感じ。

 

10時に登山開始します。

 

 

 

天神平からは一部分しか見えなかった谷川岳ですが、天神山の斜面をトラバースするように歩いて行くと全景が見えてきました。

 

けっこう近いですね。

 

しかし、その分、斜度がきついような。

 

登山道はほぼこの写真の山の輪郭にそって山頂まで続いているようです。

 

 

 

熊穴沢避難小屋のところで天神尾根に出ると、岩場の急登の連続。

 

緩んでも一瞬で、時折手も使いながら、何度も何度も繰り返しガシガシと登って行きます。

 

 

 

天狗の留まり場と呼ばれるところの下の紅葉。

 

 

 

天狗の留まり場でちょっと一息。

 

振り返ると写真右手前に高倉山という山が見え、その付け根に出発地点の天神平が見えます。

 

そして遠くには武尊山でしょうか。

 

 

 

そして目指す谷川岳。

 

まだけっこうありますね。

 

 

 

左手に万太郎山から仙ノ倉山の方へと続く谷川連峰の主稜線が見えます。

 

 

 

天神ザンゲ岩。

 

 

 

ここまで来るとあともう一息。

 

 

 

肩の小屋に到着。

 

 

 

谷川岳の稜線はピシッと山折りにしたような感じでエッジが効いています。

 

光の具合であまり映えませんが、北側の斜面がけっこう紅葉しています。

 

 

 

肩の小屋からさらにもう少し登れば...

 

 

 

谷川岳の双耳峰の1つ、トマの耳(1963m)に到着。

 

 

 

トマの耳のすぐ下、紅葉が鮮やかでした。

 

一ノ倉岳から茂倉岳方面の稜線を添えて。

 

 

 

別角度から万太郎山方面の稜線を添えて。

 

ちなみに、現在の谷川岳はオキの耳、トマの耳を指しますが、昔はこの双耳峰は「耳二つ」と呼ばれており、この主稜線から左に延びだ稜線上にある俎嵓あたりが谷川岳と呼ばれていたのだそうです。

 

 

 

トマの耳にタッチしたら、さらにその奥、双耳峰のもう一つ、オキの耳へ。

 

 

 

オキの耳(1977m)に到着。

 

今日は、昨日の疲労と、登山者の多さのため、標準コースタイムを若干オーバーし、2時間40分かかりました。

 

ロープウェイを利用して天神平からだと楽チンと思っていたのですが、なかなかハードな道程でした。

 

 

 

昨日に引き続き、今日も快晴で、谷川岳山頂からは360度の大展望が見られました。

 

西の方には万太郎山から仙ノ倉山へと続く谷川連峰の主稜線と、その右奥には昨日登った苗場山が見えます。

 

 

 

苗場山アップ。

 

こんな感じで右から左に緩やかに傾斜しているんですね。

 

 

 

南東から東方向には赤城山、武尊山、日光白根山、至仏山、燧ヶ岳など百名山がずらり。

 

 

 

さらに北寄りに目を移すと、谷川岳から続く稜線が左から右へと続いています。

 

かなりアップダウンがあって大変そうですが、この稜線を谷川岳から朝日岳へとたどる馬蹄形縦走コースというのも人気のようですね。

 

その稜線の奥には巻機山も見えています。

 

巻機山も紅葉シーズンに行ってみたい山なんですよね。

 

 

 

谷川岳はクライミングの聖地でもありますが、トマの耳、オキの耳あたりの東側は切れ落ちた断崖になっています。

 

ちょっと覗き込んでみるとこの高度感。 ゾワゾワします。

 

 

 

今日はホテルで朝ごはんを食べ過ぎたので、昼ごはんは軽め。

 

越後湯沢駅で買ってきた笹だんごです。

 

行動食としても便利だし、山向きですね。

 

 

 

オキの耳から見たトマの耳。

 

13時をとうに過ぎてしまったので、そろそろ下山します。

 

 

 

トマの耳から肩の小屋へ。

 

 

 

そして、天神尾根を登山者の列の中、ゆっくり下って行きます。

 

 

 

上りもきつかったですが、下りもきついですね。

 

どうも谷川岳も蛇紋岩の山のようで、滑りやすいので余計に気を遣います。

 

下山も標準コースタイムを若干オーバーし、2時間かかりました。

 

 

昨日の苗場山に続き、今日の谷川岳も快晴、微風で、これ以上ないくらいに恵まれた山行になりました。

 

思い切って遠征してよかったです。

 

 

さて、日本百名山もこの谷川岳で半分の50座登頂となりました。

 

比較的楽な山を中心に登って来たので、残りの50座には北アルプス、南アルプスを中心に難易度の高い山が多く含まれています。

 

ただ、これまで50座登って来た中で、自分の好みの山というのがはっきりしてきました。

 

残り50座の中にはあまり登りたいと思わない山も多数ありますので、そういう山に無理に登るよりも、二百名山、三百名山、花の百名山、あるいは何でもない山も含めて、自分なりの百名山をみつけたいなと思います。

 

とりあえず、三百名山でいうとこれで81座になりますので、まずは100/300を目指します。