秋晴れの苗場山散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録


朝から雲一つない快晴の苗場山。

 

山頂を踏んだあと、すぐそばにある山頂ヒュッテでバッジを購入してから、ヒュッテの少し下にあるテラスで早めの昼食。

 

 

 

半袖でもいいくらいに暑いですが、お昼ごはんはカップヌードルスーパー合体シリーズです。

 

そのまんまのチーズトマトカレー味。レギュラー商品にしてもいいくらいおいしいですね。

 

 

 

昼食後は山頂部を散策。

 

苗場山神社の方まで行ってみます。

 

 

 

苗場山の山頂部は真っ平というわけではなく、南西方向に緩やかに傾斜しているんですね。

 

まだ新しい木道をゆるゆると下って行きます。

 

 

 

木道の左側にはずっと湿原が広がっています。

 

いやあ、想像していたよりもはるかに広大です。

 


 

山頂部の紅葉は少しピークを過ぎているのかな?

 

ナナカマドも赤い実だけが残っていました。

 

 

 

目の前に広がる湿原の風景にばかり目を奪われますが、その向こうには赤城山から日光白根山あたりの山々も見えます。

 

 

 

足元に神様が集合。

 

 

 

長野県側からの小赤沢コースとの分岐点近くまで来ると、秋山郷を挟んで対峙する鳥甲山がきれいに見えました。

 

その右奥には、妙高山、火打山も見えています。

 


 

鳥甲山の左には志賀高原方面の山々から、草津白根山、四阿山、浅間山などが見えます。

 

 

 

苗場山神社に到着。

 

 

 

苗場山神社の先にもまだ湿原が広がっていますが、ここで引き返します。

 

 

 

帰路の方が順光で草紅葉が映えますね。

 

 

 

苗場山の山頂部は火山活動でできた溶岩台地だそうです。

 

そこに高層湿原が形成されたということですが、麓の町からはこんな山の上に天空の楽園が広がっているなんて想像もつかないですよね。

 

 

 

山頂ヒュッテが見えてきました。

 

時刻はそろそろ12時。

 

下山にもかなりの時間を要するので、テラスで一休みして、下山を開始します。

 

 


ああ、最後までずっとこんな道が続けばいいのに...

 

こんな道ならば、どこまででも歩いて行けそうな気がします。

 

 

 

苗場山という名前は、こんなふうに池塘に草が生えている様が、田んぼのようであるところからきているそうですが、平安時代の延喜式にも記される伊米神社が建立されるなど、古くから農業の神様として信仰の対象にされてきたそうです。

 

この景色を見た昔の人は本当に神が作った田んぼと思ったかもしれませんね。

 

今見ても、神秘的で、神々が遊ぶ庭という感じがします。

 

 

 

下山は同じコースで山頂から一気に激下り。

 

神楽ヶ峰への登り返しから見る苗場山。

 

山頂の風景とのギャップが甚だしいですが、ここから見る苗場山も力強くてかなり好きです。

 

 

 

神楽ヶ峰からの下りでは、行きは逆光だった風景が、きれいに見えるようになっていました。

 

 

 

上ノ芝。

 

 

 

中ノ芝を少し上から。

 

紅葉はこのあたりが一番きれいでした。

 

これから紅葉はどんどん下へ降りて行き、登山口近くのブナやダケカンバが色づいてくるでしょうから、まだまだ紅葉は楽しめそうです。

 

 

 

和田小屋まで下山してきました。

 

この後、駐車場まで歩き、下山に要した時間は3時間10分でした。

 

なお、今回、道の様子を写真に撮り忘れたのですが、この秡川コースは全般的にあまり歩きやすい道ではありませんでした。

 

石がゴロゴロしていて、軽い石、浮石も多く、特に和田小屋から中ノ芝あたりまでは道に水が流れているところも多く、石が濡れていたり、ぬかるんでいたりしているため、滑ったり、泥がはねたりと、けっこう大変でした。

 

そういう意味でも行きにリフト利用したのはいい判断だったのかなと思います。

 

ということで、登山道はやや難ありでしたが、そんなことは打ち消して余りあるほどの好天に恵まれ、黄金色に彩られた苗場山の美しく広大な湿原を堪能でき、これ以上ないいい山行になりました。

 

 

 

そして、下山後は、越後湯沢駅近くのホテルにチェックインし、お土産と食事のために越後湯沢駅へ。

 

まずは駅構内にある「ぽんしゅ館」で唎酒を楽しみました。

 

 

 

入口で500円を払って、小さなお猪口とメダル5枚をもらい、ずらり100種類以上並んだ唎酒マシンから自分で好きな銘柄を選び、お猪口を置き、メダルを投入し、ボタンを押してお酒を注ぎ、最大5種類の銘柄を唎酒できるというシステム。

 

 

 

別途ボードに書かれているおすすめ銘柄や、各唎酒マシンに記されている銘柄の説明やテイスティング評などを参考にしながら、選んで試飲するわけですが、こうして飲み比べると、日本酒の味わいにもかなりの幅があることがよくわかります。

 

いやあ、これは楽しいですね。

 

 

 

また、ぽんしゅ館には新潟の地酒の他、オリジナル商品もいろいろと売られていましたが、その中でイチオシしていた商品「雪國れんが」を試しに買って帰りました。

 

 


清酒と酒粕を効かせたくるみ入りのチョコレートブラウニーです。

 

これが、アルコールはほぼ感じないのですが、お酒のフルーティーな香りがチョコレートのほろ苦さとマッチして、期待していた以上においしかったです。

 

越後湯沢土産(新潟土産?)としておすすめです。

 

 

 

夕食はぽんしゅ館の近くにあった小嶋屋でへぎそばとマイタケ天をいただきました。

 

フノリをつなぎにつかった滑らかなのどこしと強いコシがうまいですね。

 

でも...十日町の総本店のほうがうまかったな。

 

 

越後湯沢は季節的に中途半端なのかもしれませんが、観光客の姿は少なく、閑散としていました。

 

これから本格化する紅葉シーズン、そしてスキーシーズンには賑わいが戻るといいですね。