9月30日をもって緊急事態宣言が解除され、ようやく大手を振って山登り遠征に出掛けられるようになりました。
7月の遠征以降、またブランクができてしまったので、1、2回近場の山に登ってからとも考えていたのですが、天気予報がよさそうなので、この機を逃すまいと早速、遠征してきました。
今回の第一目標はこの時期、前から狙っていた苗場山。
前日の夕方に出発し、途中のサービスエリアで仮眠したあと、10月3日の6時に新潟県側の主要登山口である秡川登山口に到着。
日曜日ということもあり、すでに駐車場にはかなりの数の車が駐車していましたが、いくつかに分けられた駐車場には150台ほど駐車できるようで、路肩などではなく、きちんとした区画に駐車することができました。
駐車場は有料(1日500円)ということですが、係員が徴収する形ではなく、帰りに自分で料金箱に入れて帰るという性善説に基づいたシステムでした。
6時45分頃、登山開始。
登山口あたりはスキー場になっており、車道を20分ほど歩いた後、和田小屋の前から、ゲレンデを突っ切って山の中へと入って行きます。
ただ、登山シーズンの土日祝は、午前6時~8時の上り限定で1本だけリフトを動かしてくれており、このリフトを利用すれば標高差約300m、時間にして1時間弱を短縮することができます。
料金は大人2,000円とかなり高いこともあり、普段なら利用しないと思いますが、ブランクでなまっている脚力の温存につながるし、かつ、コロナ禍で厳しい中、せっかく動かしてくれているのですから、ここはお金を落とすべきと、利用させていただきました。
(とはいえ、モンベル会員価格で1,500円にはしていただきましたが...)
リフトを下り、数分歩くと、登山道と合流。
下ノ芝。
中ノ芝。
草紅葉の中にちらほらと紅葉した木々。
青、赤、黄、緑とカラフルできれいです。
でも、上から撮ると逆光。残念。
上ノ芝も同じく。
麓には田代湖という湖が見えてきました。
そして、その向こうには平標山、仙ノ倉山から谷川岳へと連なる谷川連峰が見えます。
乗り越えて振り返る股スリ岩。
真っ赤に紅葉した木。ドウダンツツジかな?
登り始めて約2時間。
ここまでまだ苗場山の姿を拝めていませんが、神楽ヶ峰というピークを超えると、
御本尊がドーンと姿を現します。
神楽ヶ峰と苗場山の間は鞍部になっており、一旦100m以上下ります。
下っている最中に、何度も苗場山の姿を写真に収めていきます。
実に堂々としていて、異形ともいえるその姿には威圧感があり、圧倒されます。
鞍部から山頂まで登り返さなくてはいけないですしね。
鞍部手前にあった湧水、雷清水。
鞍部に到着。
写真右下から中央上へと続く稜線を約250m登り返します。
途中から振り返る神楽ヶ峰。
半分くらい登って来れたかな? もうひと頑張り。
黙々と高度を上げていくこと約45分、草紅葉広がる山頂部に到達しました。
左手を見れば、遠くに池塘と草紅葉が広がっています。
手前にも池塘。
池塘、池塘、池塘。
高層湿原好きにはたまらない、いい景色です。
もっと湿原を堪能したいところですが、その前にまずは山頂。
湿原より少し高く、木々の多いところにありました。
苗場山(2,145m)。
登山口から途中リフト利用、休憩込みで3時間25分でした。
(2)へつづく...