梅雨明けが発表された直後の7月18日。
次の週末は4連休で混雑しそうだし、新型コロナの感染も再拡大してきたので、遠出するならこの週末しかないと、思い切って遠征してきました。
とはいえ、今年は昨年以上に体力的に自信がありません。
なので、3,000m級や、標高差1,000m超などは避け、もう少し楽に登れる未登頂の百名山から候補を探し、これまで未開拓の尾瀬、奥日光エリアに行ってきました。
まず、初日は日光白根山に登ります。
前日の20時に出発し、途中仮眠をしながら走り、7時30分頃に丸沼高原スキー場に到着。
日光白根山ロープウェイに乗って、一気に標高2,000mまでワープで、楽をさせていただきます。
ここから標高差578mを登って山頂を目指します。
天空テラスから見た日光白根山。
ピークが3つあって、「山」という字の形そのものです。
8時50分登山開始。
二荒山(ふたらさん)神社にお参りしてから登ります。
二荒山とは日光白根山と男体山を指すとも言われ、日光という地名も「二荒」からきているのだとか...
ただ、ここの二荒山神社は平成に建てられたもので、歴史はごく浅いようです。
序盤はシラビソなどの樹林帯をゆるゆると登って行きます。
林床にはカニコウモリが群生しています。
葉の形がコウモリの羽のような形をしたコウモリソウと同じコウモリソウ属で、葉の形がカニの甲羅のような形しているからカニコウモリなのだそうです。
そのほかでは、ミツバノバイカオウレンがあちこちに咲いていました。
三つ葉だけど、ミツバオウレンとは違って花がバイカオウレンに近い...
初めて見たような気がします。
大日如来。
最初は順調に歩いていましたが、大日如来を過ぎてしばらくすると、登山者渋滞発生。
難所があったわけではなく、単純に登山者が多かったようです。
これほど人の多い山は一昨年の富士山以来かなぁ。
樹林帯を抜け、森林限界を越えると、ちょっとしたお花畑がありました。
バイケイソウ。
オクヤマオトギリ?
オトギリソウの仲間も区別が難しい。
視界が開け、頂上部が見えてきました。
雲一つない青空で、振り返ると景色も抜群です。
ハクサンシャクナゲの向こう、左奥に見えるのはお隣の百名山、皇海山でしょうか。
そして、その右奥に見えているのは赤城山かな?
西から北西方向を見ると、中央やや左に武尊山、中央やや右にたぶん至仏山。
それらの背後には土地勘がないので山名まではわかりませんが、新潟方面、谷川連峰あたりかな?
ガレ、ザレの登山道をしばらく登ると、奥白根神社の祠が。
振り返ると火口のような場所。
山頂の溶岩ドームが目の前にどーん。
狭い山頂付近にかなりの人が密集しています。
ここまでの道中は、感染対策として、すれ違い、追い越し時のみネックゲイターで鼻・口をカバーして歩いていましたが、何の対策もしていない人も多いので、ここからは不織布マスクを着けて登りました。
最後、ひと登りして日光白根山(2578m)の山頂に到着。
記念撮影でごった返す山頂標識を、わずかな隙を狙ってズームでパシャ。
渋滞もありましたが、標準コースタイム2時間30分のところを2時間15分と意外に早く登れました。
(2)へつづく...