勤労感謝の日の三連休の直後、ちょこっと京都の紅葉を見てきました。
まずは東山エリアでまだ入ったことのなかった北政所(ねね)ゆかりの高台寺。
まだ午前11時前ということもあったかもしれませんが、平日の境内には人は少なく、落ち着いてみることができました。
方丈庭園には龍。
開山堂と観月台。
霊屋。秀吉と北政所の像が祀られていました。
傘亭。
時雨亭。
台所坂を下り、ねねの道を挟んで向かい側にある圓徳院。
北政所が余生を過ごしたところです。
ツワブキがきれいに咲いていました。
ここには長谷川等伯が桐紋の襖の上に描いた山水図襖絵があるんですね。
通常は一般公開されていませんが、複製を観ることができました。
圓徳院の北庭は伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したもの。いいお庭です。
ただ、ここもそうですが、高台寺のもみじはピークを過ぎたのか、色付きがイマイチなのか?
紅葉という意味では今一つでした。
続いてはこれも入ったことのなかった青蓮院門跡の将軍塚青龍殿。
こちらのもみじもちょっと色づきが悪いです。
大日堂。
青龍殿の奥殿には国宝の青不動が収められていますが、一般には公開されていません。
その代わりに精巧に製作された複製が祀られていました。
青龍殿の裏側には広々とした大舞台があります。
この大舞台は京都市内を一望できる展望台になっています。
北の方には、南禅寺や吉田山、右奥に比叡山など。
西の方には、京都御苑や鴨川、遠方には愛宕山。
天気もいいし、最高の眺めです。
ここからの眺めは京都一ではないでしょうか。
青龍殿のそばにある将軍塚。
桓武天皇がこの地で京を都にすることを決め、将軍の像に甲冑を着せて埋めて、都の安泰を祈ったと伝えられているそうです。
西展望台から見た青龍殿と庭園。
うーん、ここも紅葉はピークを過ぎたのか、イマイチですね。
例年だと、ちょうど今頃が見頃だと思うのですが、今年はちょっと早かったのでしょうか?
やっぱり、色づきも悪いような。
この辺りはちょっとましかな?
お昼を食べた後、最後に訪れたのは山科にある毘沙門堂。
お昼を過ぎたせいか、ここは少し人が多かったですね。
本殿も拝観してみました。
こちらでは見る角度によって変化する天井の龍や襖絵、円山応挙の鯉の絵などがみれました。
しかし、ここも紅葉はやはりイマイチでした。
足元に相当量の落ち葉が降り積っていましたから、こちらの場合は確実にピークアウトしていたようです。
ということで、少し遅かったのか、どこもイマイチだった今年の京都の紅葉ですが、三連休を1日外しただけで、落ち着いてみることができたのはよかったです。