御在所岳頂上(1209m)。
山頂部には登山者より観光客の方が多く賑わっていました。
例年との違いが分かりませんが、人出はだいぶ戻ってきているんでしょうかねぇ。
山頂に至る階段の脇にはベニドウダンかサササドウダンか、きれいに色づいた木がありました。
ただ、こういうきれいに色づいた木は数少なく、山頂部の紅葉はほぼ終わっていました。
山頂のすぐ近く、望湖台というせり出した岩の上から見た景色。
ところどころ、紅葉していますが、全体的には晩秋から冬に入ろうかという感じです。
左奥に見える山は雨乞岳。
望湖台という名前のとおり、ここからは琵琶湖も見えるのですが、少し遠いです。
少し左を見ると、向うのピークに御嶽大権現が見えます。
木曽御嶽神社から分霊された神社だそうです。
御在所岳の山頂を踏んだ後は、御在所岳の南側、遊歩道の先にひょっこりと頭を突き出している鎌ヶ岳を目指します。
振り返って見るロープウェイ山上公園駅方面。
御嶽大権現を下から。
天さし岩と鎌ヶ岳。
ピラミダルでかっこいい山ですね。
武平峠を目指して下山中、右手を見ると見事な紅葉。
御在所岳の紅葉は全体的に標高1,000m前後まで下りてきているようです。
武平峠まで下りてきました。
ここから鎌ヶ岳まで300m弱の登り返しです。
が、ここで逡巡。
この日は朝から冷たい風が吹き付け、御在所岳から下ってくる途中、さらに強まってきたような感じだったので、登るか下山するか迷ったのですが、天気はいいし、鎌ヶ岳から何組か下りてきたし、逆に登って行く人もいたので、登ることにしました。
鎌ヶ岳は見た目から険しいのだろうなと思っていたら、案の定こういう所が出てきました。
御在所岳から見るとちょうど逆光で紅葉の具合がよくわかりませんでしたが、こちらもきれいですね。
近づくほどに反りかえっていくような迫力のある山容。
どっから登るの?という感じですが、右側から少し巻くようにして登って行きます。
意外に岩をよじ登るようなところは少なかったですが、木の根道の急登だったり、ザレ場の急登だったりをひたすら登り、
山頂に到着。
山頂には祠があり、
さらにその先の岩場に山頂の標識がありました。
鎌ヶ岳山頂(1161m)。
鈴鹿セブンマウンテン4座目の登頂です。
山頂の岩場からは正面に御在所岳がドーンと見えます。
が、この時間、北の方からの風がますます強く、御在所岳を見ながらゆっくり休憩とはいかず、風裏でコーヒータイムとしました。
鎌ヶ岳の南側の景色。
正面に見えるのは入道ヶ岳。
あちらも鈴鹿セブンマウンテンみたいですね。
南の方に伸びる鎌尾根はまさに鎌尾根。
紅葉に彩られ山水画の趣です。
鎌ヶ岳には東側にも何本かの登山道があり、こちらを下山することも考えましたが、コースタイム的に少し時間もかかるようなので、武平峠に戻り、そこから鈴鹿スカイライン沿いの登山道を下山することにしました。
武平峠からの道は車道が近いこともあってあまりいい道とは言えませんでしたが、沢沿いの紅葉が少しだけ見られました。
途中にあった表道の登山口。
かつての登拝の風情が感じられますが、今は最も人気のないルートのようです。
下山後は、国道477号線沿いにある温泉と食の複合施設、アクアイグニスへ。
平日ということもあって、それほど混雑しておらず、1時間ほど湯に浸かってまったりしました。
入浴後は、施設内にある「笠庵 賛否両論」で早めの晩ごはん。
鯛茶漬けと鯵フライ定食でめっちゃ迷いましたが、鯵フライ定食にしました。
鯵が肉厚で、外がサクサク、中がふんわり、とてもおいしかったです。
紅葉時期の御在所岳と鎌ヶ岳。
平日がゆえに混雑もなく、風は強かったものの好天に恵まれて最高の山行になりました。
御在所岳も鎌ヶ岳も個性的でとても楽しい山ですね。
また違う季節、違うルートでも登ってみたいです。