11月の飛び石連休直前の10月30日、紅葉の御在所岳・鎌ヶ岳に登ってきました。
平日とはいえ、紅葉で人気の御在所岳。
駐車場の混み具合が予測できず、ちょっと早めの午前6時前に中道登山口のすぐそばの駐車場に行ってみると、まだ十数台しか止まっておらず、あれ、こんなものかと拍子抜け。
まだ薄暗いのでゆっくりと準備をして、7時頃に出発しましたが、その時点でもまだ十数台分の余裕がありました。
でも、休日になると、こうはいかないんでしょうね。
御在所はどこから登ってもそうかもしれませんが、出だしからグイグイ登って行きます。
石灰岩の藤原岳なんかと違って花崗岩の山なので、慣れ親しんだ六甲山のどこかを登っているよう。
ロープウェイと御在所岳のランドマークタワー、日本一の白鉄塔が見えてきました。
正式名「6号支柱」。
高さ61m。ロープウェイの鉄塔としては日本一の高さ(開通当時は世界一)だそうです。
4合目、負ばれ石。
右の岩が左の岩に乗っかかり、左の岩が負ぶっているよう。
絶妙なバランスです。
一緒に負ぶってもらったり、支えてみたり、いろいろ写真で遊べるスポットです。
5合目、展望所。
伊勢湾が見えてきました。
地蔵岩。
そばで見るとこんな感じの積み重なった岩なんですが、
少し登って角度を変えてみると、二つの岩の隙間にサイコロみたいな岩が嵌っています。
”落ちない”ということで、受験生必見のパワースポットです。
地蔵岩からしばらく歩くと大きく切れ落ちたキレットの上に到着。
見上げると、おお、いい感じに紅葉しています。
キレット、下降します。
なかなかの高度感ですが、それほど怖くはないです。
前回、シロヤシオの時期の休日に来たときは、中道が前も後ろも人人人でとても混雑していて、このキレットの手前では大渋滞が発生していましたが、今日は先行者が一人見えるのみ。
前回はこんな風に山行記録的な写真など撮る余裕もなかったので、今回は是が非でも平日に来てみたかったんですが、大正解でした。
キレットを過ぎてから樹林帯に入ると、紅葉ゾーンに突入です。
切り取れば、真っ黄色。
切り取れば、真っ赤。
ここの紅葉は、一面の赤、黄色、という紅葉ではないんですが、緑の中に赤や黄色を散りばめた紅葉というのもいいものです。
右手、遠方を見ると、右手前に御嶽山、左奥に乗鞍岳が見えています。
燃えるような赤。
これはコミネカエデ?
カエデも見分けが難しいんですが、ちょっとずつ覚えていきたいですねぇ。
ハシゴが出てきました。
そして立派な岩峰が現れました。
その名も「岩峰」。
名前を付けてあげてください。
岩峰を過ぎたあたり、下を覗き見た紅葉。
あ、誰かの水筒らしきものが落ちている。
御在所岳より北の鈴鹿山脈の山々。
左手前が国見岳、右奥が釈迦ヶ岳、そのさらに奥に竜ヶ岳、御池岳、そしてかすかに霊仙山も見えます。
国見尾根には天狗岩(左)とゆるぎ岩(右)。
あそこはまだ行ったことがないんですよねぇ。
山上に着いて、富士見岩展望台からの景色。
ほとんど垂直の岩肌を紅葉が彩っています。
この日はこのあたりが一番きれいでした。
少し引いてワイドに撮ると、奥には鎌ヶ岳。
行き来するロープウェイがおもちゃみたい。
見晴台から見るロープウェイ。
ロープウェイから見る紅葉もきれいでしょうね。
乗ったことないけど...
朝陽台からの景色。
やはりこの富士見岩からロープウェイ山上公園駅の間の紅葉がきれいですね。
北側には右手前から左奥へ、釈迦ヶ岳、竜ヶ岳、藤原岳、御池岳、霊仙山、と鈴鹿山脈の山々が連なります。
さらに左奥にはうっすらと琵琶湖も。
雨量レーダー。
奥に見える平らな山はイブネでしょうか。
あそこも気になっている山です。
この日は時間を気にせず景色を楽しみながらゆっくり登って、9時40分頃にロープウェイ山上公園駅に到着。
ここに無料のロープウェイ博物館というのがあるのですが、けっこう面白いです。
なかでも、御在所ではないんですが、日本初の旅客用ロープウェイが三重県にあったことが驚きでした。
そして、10時のレストランのランチタイム開始とともに、御在所名物のカレーうどんをいただきました。
角煮が入っているのが、うまいんですよね。
(2)へつづく...