秋の東北登山遠征(2) 岩手山(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

秋の東北登山遠征2座目は岩手山。

 

最もポピュラーな登山口、馬返し登山口からピストンで挑戦します。

 

登山口からの山頂までの標高差約1400m。

 

夏の北海道遠征でヘロヘロになった羊蹄山の1500mに近い標高差ですが、さて今回はどうでしょう?

 

 

この日は超快晴。絶好の登山日和です。

 

7時15分頃登山開始。

 

 

序盤はミズナラやブナなどの広葉樹の森をゆるゆると登って行きます。

 

 

花はあまり見られませんでしたが、アキノキリンソウや

 

 

ウメバチソウがちらほらと咲いていました。

 

 

ガレ場に出てきました。

 

が、それも一瞬でまた樹林帯の中に入ります。

 

 

2.5合目の新道・旧道分岐。

 

旧道の方が見晴らしがいいそうですが、ちょっとしんどいらしいということで、新道を行きます。

 

 

さらに樹林帯の中をひたすら登って行きます。

 

標高が高くなってくるとダケカンバが多くなってきました。

 

 

6合目過ぎの展望地。

 

眼下に少し雲が漂いますが、景色がよく見えます。

 

麓の広大な森の中にある四角い草地のようなところは、自衛隊の演習場です。

 

歩いていると時折自動小銃の音などが聞こえてきました。

 

 

少し右手を見ると、写真左中央あたりに馬返し登山口。

 

そこから右の方に広がるパッチワークのような緑色は牧草地でしょうか。

 

手前に岩の露頭がある尾根がありますが、旧道はあの尾根を登って来るようです。

 

確かに見晴らしがよさそうですね。

 

 

7合目。

 

岩手山の山頂部がどーんと見えてきました。

 

 

再び麓の景色を見ると、その先、雲の上には前日登った早池峰山も見えています。

 

 

八合目避難小屋に到着。

 

避難小屋とは思えない立派な山小屋です。

 

夏山期間中は管理員が常駐していて、バッジはここで購入しました。

 

もちろん、避難小屋という性格上、通常は宿泊もできる小屋ですが、今年はできるだけ宿泊は避け、日帰り登山にするよう呼びかけられています。

 

 

小屋の前にある御成清水。

 

水がドバドバと出ており潤沢です。

 

これだけ水が出るのであれば、携行する水の量を減らせて助かります。

 

 

八合目避難小屋の前で小休止&栄養補給して、山頂に向かいます。

 

見事なY字路が見えます。

 

あそこを起点に御鉢巡りをするわけですね。

 

 

不動平。

 

網張温泉、松川温泉方面から来る登山道との合流地点です。

 

 

お鉢巡りは左から時計回りに。

 

Y字分岐から火口縁への左ルートは、富士山の大砂走りのよう。

 

滑りを極力抑えるため、軽いキックステップで登って行きます。

 

 

左側に見えるギザギザとした尾根は、鬼ヶ城です。

 

網張温泉、松川温泉からは、あの鬼ヶ城を登ってくるか、その下の谷を登ってくるかになるようです。

 

ちょっとロングコースになるようですが、あちらも楽しそうです。

 

 

火口縁に取り付きました。

 

ここからは左手に石仏の並ぶ道を山頂(薬師岳山頂)に向けて登って行きます。

 

 

左手、眼下に火口湖の御苗代湖が見えてきました。

 

周囲はまだ緑ですが、もうあと1~2週間すれば、紅葉するそうです。

 

 

右手を見ると、妙高岳という火口丘が見えます。

 

妙高岳への登山道は地図にはないですが、てっぺんにケルンがありますね。

 

その妙高岳と御室火口の間の火口壁、なんだか顔のように見えます。

 

この顔の形、スターウォーズに出てくるジャバ・ザ・ハットじゃないですか。

 

 

「巌鷲山」と刻まれた石柱。

 

岩手山は別名、巌鷲山(がんじゅさん・いわわしやま)と呼ばれるそうです。

 

その名の由来は、雪解けの頃、山頂付近に羽ばたく鷲の形が現れるからだそうです。

 

 

そして、岩手山(薬師岳)山頂(2038m)に到着。

 

登山口から標準コースタイム4時間25分のところ、休憩込み4時間15分でした。

 

疲労感もほとんどなく、快調に登れました。

 

 

(2)へつづく...