戸閉め間際の大峯山登拝(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

大峯山寺の本堂の反対側の道を少し登ると、山上ヶ岳山頂(1719m)の看板と、頂上お花畑の石柱があります。

 

今は一面のササ原で、どこがお花畑やねんという感じですが、昔はそうだったのでしょうか?

 

 

また、実際の山頂はここではなく、ササ原をもう少し上ったところ、

 

 

蔵王権現が現れたという湧出岩のところにあります。

 

左手前に一等三角点があります。

 

 

 

山頂を踏んだ後は、ササ原を反対方向へ。

 

左手に見えるのは女人大峯の稲村ヶ岳と大日山です。

 

 

山上ヶ岳から稲村ヶ岳へは、ここから左に折れ、一旦レンゲ辻まで下り、登り返すことになります。

 

時刻はまだ10時。

 

今日はそれほど疲れていないし、このまま稲村ヶ岳も目指そうかどうしようか...

 

 

とりあえず、分岐をそのまま直進し、日本岩で休憩しながら考えることにしました。

 

 

日本岩は西に張り出していて、眺望が大きく開けており、山座同定盤もありました。

 

北側には、鐘掛岩からと同様、洞川温泉から吉野方面。

 

 

南側には弥山など、山上ヶ岳より南の大峰山脈の山々。

 

 

そして、正面には稲村ヶ岳と大日山。

 

大峰の山々を見渡すことができるいい眺めです。

 

岩の上に腰を下ろすとひんやりと心地よく、太陽の光が降り注いでも、もう夏の暑さはありません。

 

久々にカップラーメンを食べ、コーヒーを淹れ、1時間近くゆっくりしました。

 

 

で、ゆっくりしすぎると、気も緩むもので、運動不足で弱っている足腰をいじめて二座登らなくてもいいかという気分になり、レンゲ辻からレンゲ坂谷を下りることにしました。

 

レンゲ辻までの下りは細い尾根で鉄の階段が何本もある急坂。

 

これは上りはきつそうです。

 

 

こんなヨコバイっぽいところもあったりして、なかなかハードな道でした。

 

 

下り切ったレンゲ辻には女人結界門。

 

ここからレンゲ坂谷を下ります。

 

レンゲ坂谷は足元がザレていたり、石がゴロゴロだったり、道幅が狭かったりと歩きづらい道でした。

 

ただ、足元ばかりに気を取られていると、ルートを外れてしまいそうな箇所がいくつかあったので要注意です。

 

テープを追い続けることを忘れてはなりません。

 

 

レンゲ坂谷にもいくつかの花が見られました。

 

ミヤマヒキオコシ。

 

 

白いトリカブト。

 

白というよりハクサンシャクナゲのような色合い。

 

 

キノコ。

 

 

キノコ豊作。

 

 

レンゲ坂谷の登山道を下り切ると、あとは大峯大橋まで林道歩き。

 

林道脇にはハガクレツリフネソウがたくさん見られました。

 

 

そしてアケボノソウもたくさん咲いていました。

 

 

花弁の先端の細かい斑点と黄緑色の大きな斑点がどこか不思議な感じがありつつもきれいな花ですね。

 

黄緑色の斑点は蜜腺溝という蜜を出す器官だそうです。

 

 

下山は1時間40分ほど。

 

レンゲ坂谷の足元の悪さに力が入ったせいか、やや膝が笑い気味になりましたが、全体的には修験の雰囲気を味わいつつ程よい運動になった山行でした。

 

下山後、車で洞川温泉の方へと戻って行くと、ゴロゴロ水の採水場や温泉街はかなりの人で賑わっていて驚きました。

 

特にイベントなどはやっていないと思うのですが、温泉街に入ってくる道には車の長蛇の列ができており、平時の休日よりも混んでいるのではないかと思うほどでした。

 

ということで、今回は洞川温泉にも道の駅などにも寄らず、真っすぐに帰宅しました。

 

もし、稲村ヶ岳にも登っていたら帰りが夕方になり、ひどい渋滞に巻き込まれていたことでしょう。

 

早めに下山して正解でした。