戸閉め間際の大峯山登拝(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

4連休3日目の9月21日。

 

大峯山、山上ヶ岳に登ってきました。

 

6時半頃に大峯大橋の駐車場に到着し、7時頃登山開始。

 

連休ではありましたが、出発時点で駐車場の入りは半分程度と、思ったほど多くはありませんでした。

 

 

橋を渡って間もなく現れるのは、有名な女人結界門。

 

千何百年続く伝統を重んじる思いもわかりますが、もうそろそろ撤廃してもいいんじゃないですかねぇ。

 

もしくは、逆に一般登山者の立ち入りも禁ずるとか。

 

 

大峯大橋から大峯山寺への登山道は、全体的にゆるゆると登って行き、とても登りやすい道です。

 

 

序盤、道の両脇にミカエリソウがたくさん咲きはじめていました。

 

 

一本松茶屋。

 

登山道が茶屋の中を通って行くのが大峯スタイル。

 

 

お助け水。

 

このあたり、登山者の他、時折、行者さんに出会います。

 

後ろからは法螺貝を吹く音も迫ってきます。

 

ここでのご挨拶は「おはようございます」や「こんにちは」ではなく、「ようお参り」。

 

でも、何度も山に通われている方はともかく、初めて来た一般登山者の私にはおこがましくて言いづらいですね。


 

さらに登りつづけ、樹間にのぞく空が明るくなってきたなと思ったら、稜線に出て大峯奥駈道に合流。

 

合流地点にあるのは洞辻茶屋です。

 

 

出迎不動尊。

 

 

ここからは稜線歩き。

 

 

陀羅尼助茶屋。

 

中にはお店がいくつもありますが、今年はすべて休業しているみたいです。

 

この少し先の松清店だけが開いており、バッジはそこで購入しました。

 

 

このあたりからはトリカブトがよく見られました。

 

 

全体的に緩やかで登りやすかった大峯山寺への登山道ですが、松清店から鐘掛岩までは油こぼし、小鐘掛と急登が続きます。

 

 

小鐘掛はクサリ場。

 

ただ、クサリなしでも登れました。

 

 

鐘掛岩。

 

修験道の行場の一つです。

 

 

鐘掛岩直下の展望台から見るとこんな感じ。

 

展望台からは麓の洞川温泉や吉野方面の大峯奥駈道の山々がよく見えますが、

 

 

鐘掛岩の上に登ればさらによく見えます。

 

鐘掛岩の上には裏から回り込めば安全に行くことができます。

 

 

 

洞川温泉から吉野方面の眺め。

 

手前が今歩いてきた大峯奥駈道。

 

その左下方、陰と日向の境目に白っぽく見えるのが、大峯大橋の駐車場や建物。

 

その左上に洞川温泉の町並みが見えます。

 

奥の山並み、中央やや右に突き出した山は大天井ヶ岳。

 

そこから右手、吉野方面へと大峯奥駈道が続き、四寸岩山なども見えています。

 

 

 

鐘掛岩には役行者像ですかねぇ、2体祀られていました。

 

で、その足元には誰が置いたか小さなアマビエが...ご時世ですね。

 

 

季節柄、リンドウもたくさん咲いていました。

 

 

鐘掛岩を過ぎるといよいよ大峯山寺が近づいてきます。

 

お亀石。

 

 

等覚門。

 

ここから大峯山寺に入ります。

 

 

このあたり、緑濃く、純粋に山としていい雰囲気です。

 

 

ミヤマママコナ。

 

 

右手に見える岩は鷹(鷲)ノ巣岩。

 

 

山上ヶ岳のこのあたりの岩はどうもチャートっぽいですね。

 

ギザギザとささくれ立っていてちょっと歩きづらい。

 

 

崖上から身を乗り出す捨身の行で有名な行場、西の覗。

 

 

ほんと、ストンと切れ落ちた断崖で、その怖さを感じられるような写真でも撮れればとも思ったんですが、これ以上前には出れませんでした。

 

 

宿坊の立ち並ぶ間を抜けて行くと、

 

 

最後の門、妙覚門があり、

 

 

大峯山寺本堂に到着。

 

いろいろと見ながらゆっくり歩いて2時間40分ほどでした。

 

参拝はできましたが、境内には人がほとんどおらず、なんだかがらーんとしていました。

 

今年は、戸開きが6月20日にずれ込んだ上、戸開式や戸閉式などの行事や日々のお勤め、行など、多くのことが中止になっているそうです。

 

早く終息してほしいです。

 

 

(2)へつづく...