3年ぶりの羊蹄山リベンジ登山(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

 

ヘロヘロになりながらもようやくたどり着いた羊蹄山の山頂部。

 

ここから山頂を目指すには火口壁を左右どちらからか回り込む必要があります。

 

右の方が距離は短いのですが、火口壁がやせていて岩場になっています。

 

左の方は距離は長いのですが、道は緩やかです。

 

どうせぐるっと一周でしょうから、どちらでもいいのですが、一旦緩めたかったので、とりあえず、左から回り込むことにしました。

 

 

 

山頂部にもあちこちに花が咲いていました。

 

特にイワギキョウはきれいでした。

 

 

 

こちらはリンネソウですね。

 

初めて見ました。

 

いや、小さい花でハイマツの下などにひっそりと咲いているので、どこかで見ていても気づいていなかっただけなのかも。

 

 

 

花を探しながら歩いていると、

 

お、北海道の山のアイドル、エゾシマリス君が顔を出しました。

 

3年前に羊蹄山に登りかけた時も、雨の中登山道にひょっこりと顔を出してくれましたが、今回も会えました。

 

やっぱり、この子たちに会えないと、北海道の山に来た気にならないですよね。

 

 

 

少し歩くと小高いピークの上に何やら建物の跡。

 

旧避難小屋跡だそうです。

 

 

 

旧避難小屋跡からは父釜の横にくっついた母釜、小釜が作り出した平らなところを通って行きます。

 

このあたりもお花畑になっていました。

 

 

 

真上からオオカサモチ。

 

 

 

メアカンキンバイ。

 

 

 

お花畑を過ぎると山頂は目の前。

 

 

 

ん? こちらは京極ピークというところでしょうか?

 

 

 

少し歩くと三角点(1892.7m)がありました。

 

三角点に寄り添うように咲いているのはウスユキトウヒレン。 初見です。

 

 

 

そして、さらに歩くこと数分。

 

日本百名山、羊蹄山山頂(1898m)に到着。

 

登山口から6時間40分でした。

 

例年の調子のいい時であれば、5時間くらいだったでしょうね。

 

 

 

山頂から覗き見る父釜。

 

24mmでもカメラの画角に収まらないんですよね。

 

 

 

一息入れて、下山を開始しますが、帰りはこの岩場を行きます。

 

これが、そう怖いというところはなかったんですが、マーカーがわかりづらいところもあって、何度か火口に導かれそうになり結構大変でした。

 

 

 

山頂部を周回している間、概ね晴れていたのですが、眼下の景色や遠景は雲に阻まれて見えず。

 

ですが、火口壁の岩場を歩いている途中、一瞬、倶知安の町が見えました。

 

 

 

そして、洞爺湖方面の視界も一瞬開けました。

 

 

 

ようやっと一周し、あとはひたすら下るのみ。

 

 

 

六合目あたりまで下ってくると、真狩村が見えました。

 

右手に見える開けた場所がキャンプ場です。

 

下りも標準コースタイムを若干オーバーする約3時間。

 

登りも大変でしたが、標高差1500mを下る下りも大変でした。

 

2000mに満たない山としては、自分史上もっとも疲れた山登りでした。

 

それもこれもやっぱり運動不足による脚力低下でしょうね。

 

こういう状況であっても、もっと歩くようにしないと。

 

 

 

下山後、キャンプ場にテントを設営してから訪れた真狩温泉から見た羊蹄山。

 

ほとんど雲が取れてきれいに見えています。

 

富士山によく似て秀麗な山、そして、でっかい山でした。

 

 

 

羊蹄山の登山バッジ。

 

今回寄らなかった避難小屋で売っているそうです。

 

が、避難小屋に寄らない、あるいは管理人不在ということも想定して、前日、倶知安町の「まちの駅ぷらっと」というところで買っておきました。

 

いつもの山バッジとは違った感じの山バッジですが、これ、年号こそ入っていませんが、毎年カラーが変わるそうです。

 

道内の方など、毎年のように登る人にとっては、いいですね。

 

 

今回は思い切って羊蹄山まで来てみましたが、疲労困憊ながらもリベンジを果たせて、今年はこれっきりになるかもしれない夏山の景色や花々も楽しめてよかったです。

 

やっぱり、山はいいですね。