3年ぶりの羊蹄山リベンジ登山(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

北海道2日目。

 

今回の旅の目的である羊蹄山に登ります。

 

3年前にも登りに来たのですが、その時は登り始めて間もなく雨が降り出し、二合目で撤退。

 

今回はそのリベンジです。

 

前回は倶知安ひらふコースから登ろうとしましたが、今回は真狩コースから。

 

登山口にある真狩キャンプ場がよさげだったので、下山後そのままテント泊できるようこちらにしました。

 

早朝、ニセコ野営場から真狩キャンプ場に移動し、キャンプ場のすぐ下にある登山者用駐車場に車を止め、6時45分に出発。

 

今回もまた前回と同様ガスっていますが、天気予報では晴れ時々曇りだったので、雨の心配はないでしょう。

 

 

 

キャンプ場の中を5分ほど登って行くと、登山口。

 

入山届を記入して入山します。

 

登山口の標高は約400m。

 

ここから羊蹄山頂(1898m)まで、標高差約1500m。

 

今年はほとんど山に登れていないうえに、外出自粛やテレワークの影響で歩くこと自体減っており、脚力が落ちていることは確実。

 

果たしてどの程度のペースで登れることやら...

 

 

 

歩きだしてまず、出迎えてくれた夏の花はエゾアジサイ。

 

1ヶ月前に六甲で見ましたが、ここではこの時期でも咲いているんですね。

 

 

 

序盤はシラビソ、いや、トドマツの林の中を緩やかに登って行きます。

 

 

 

二合目あたりまで来ると、ダケカンバ。

 

 

 

三合目あたりまで来ると、展望が開けた道に出てきました。

 

ガスの上に出て、夏の日差しが降り注いできます。

 

暑い...

 

このあたり、ハナニガナなど、ニセコアンヌプリと同じような花々が見られました。

 

 

 

マイヅルソウは実。

 

 

 

サンカヨウも実。

 

今年はこれら初夏の花は見られませんでしたねぇ。

 

 

 

ダケカンバの木も時折、巨樹が現れるようになりました。

 

折れたダケカンバの大木の幹に生えているのは、ツリガネタケでしょうか。

 

樹皮と見事に同化しています。

 

 

 

おお、これなど、立派なダケカンバですねぇ。

 

けっこうな斜面ですが、しっかりと踏ん張って立っています。

 

四合目を越えて標高1000mを超えようかというこのあたり。

 

早くも疲労感が出てきました。

 

1000mということは残り約900m。

 

ここから六甲山を登るのかと思うと、気が滅入ります。

 

 

 

このあたり、足元に小さくて地味な花がたくさん咲いていました。エゾノヨツバムグラかな?

 

 

 

頭上には、ウラジロナナカマド。もう実がなっていますね。

 

 

 

風雪の影響でしょうか、ほぼ真横に伸びるダケカンバ。

 

 

 

クルマユリ。

 

 

 

八合目に到着。

 

このあたりから九合目手前までは、ガレた空沢を横断しながらほぼ水平移動。

 

 

 

少しずつ花が増えてきました。

 

イワブクロの群生。

 

 

 

チシマフウロ。

 

 

 

エゾシオガマ。

 

 

 

九合目、避難小屋方面との分岐に到着。

 

 

 

さらに少し登ると、左手に避難小屋が見えました。

 

空もすっかり青空になって、緑も眩しい!

 

 

 

避難小屋のすぐ下には、エゾカンゾウがたくさん咲いています。

 

九合目の分岐から避難小屋までは約10分の道程。

 

今はだいぶしんどくてとても寄る気にはなれませんが、帰り、余裕があれば寄ってみよう。

 

 

 

さらに少し登ると、見晴らしの良い広い場所に出たので、ちょっと長めの休憩。

 

食料調達はすべてセイコーマートさんで。

 

北海道産の食材を使用したものをいくつかピックアップしてきました。

 

特にどら焼きはおいしかったです。

 

 

 

山頂部まであと標高差100mちょっと。

 

だいぶヘロヘロになっていましたが、エネルギーもチャージして、何とか登れそうです。

 

それにしても、空ってこんなに青かったけ。山の緑って、こんなに濃かったっけ、鮮やかだっけ。

 

しばらく見ていなくて、忘れかけていた美しい山の風景。感慨深いものがあります。

 

でも、山は何も変わっていないんですよね。

 

 

 

ここから山頂部までは、常に周りを花に囲まれて。

 

ウラジロタデ、チシマフウロ、クルマユリ、コガネギク、サマニヨモギ、オオカサモチなどが競って咲いています。

 

 

 

ウメバチソウ。

 

 

 

オニシモツケ。

 

 

 

そして、ようやく山頂部に到着。

 

ここまで、コースタイム4時間10分のところを、休憩込みではありますが、5時間30分もかかってしまいました。

 

体力低下甚だしいです。

 

 

 

目の前に大きく口を開けているのは、羊蹄山の大火口、父釜です。

 

直径約700m、深さ約200m。

 

羊蹄山はその姿から、蝦夷富士と呼ばれますが、この火口も本家富士山に匹敵するスケールです。

 

いやあ、ここまで大きいとは思いませんでした。

 

で、山頂は...対面やや右のピークがそうみたいです。

 

 

(2)へつづく...